アメリカはニューヨーク出身のThe Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)は、Drew Taggart(ドリュー・タガート:ライブではボーカルやギターも担当)とAlex Pall(アレックス・ポール:ライブではピアノなども担当)からなるプロデューサー・デュオ。
2014年初頭にDim Makからリリースした「Selfie」で注目を浴びた後、Tiëstoとコラボした「Split (Only U)」などをリリースしつつ現在に通じる音楽性へと転身。2015年のファーストEP『Bouquet』収録曲の「Roses (ft. Rozes)」が、全米シングル・チャート6位を記録するヒットとなると、2016年のセカンドEP『Collage』から全米3位/全英2位の「Don’t Let Me Down (ft. Daya)」、さらには全米/全英1位「Closer (ft. Halsey)」を送り出し、人気絶頂に。「Closer」ではグラミー受賞も果たしました。
2017年も「Paris」(全米6位/全英5位)や「Something Just like This (w/ Coldplay)」(全米3位/全英2位)などのビッグヒットを送り出し、同年リリースしたファースト・アルバム『Memories…Do Not Open』は、全米アルバム・チャート初登場1位を記録。
その後も精力的に活動を続け、2018年にはセカンド・アルバム『Sick Boy』を、2019年にはサード・アルバムとなる『World War Joy』をリリース。その後、しばしの休息期間を経て2022年にはフォースアルバム『So Far So Good』を発表しました。
The Chainsmokersの音楽性は、ダンス/エレクトロニックの要素をベースにしながらも、インディー・ポップやヒップホップの要素等も吸収したエクレクティックなもので、その高いソングライティング/プロダクション・センスは、時代をリードする画期的なものでした。
彼らの存在は、DJミュージックとしてのイメージが強かったEDMを、ポップスのメインストリームでも通用する音楽へと発展させるのに大きな貢献をした、といえるでしょう。
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)重要曲
2015 | The Chainsmokers – Roses (ft. ROZES)
2016 | The Chainsmokers – Don’t Let Me Down (ft. Daya)
2016 | The Chainsmokers – Closer (ft. Halsey)
2017 | The Chainsmokers – Paris
2017 | The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This
2018 | The Chainsmokers – Sick Boy
2018 | The Chainsmokers – Side Effects (ft. Emily Warren)
2019 | The Chainsmokers – Who Do You Love (ft. 5 Seconds of Summer)
2019 | The Chainsmokers – Call You Mine (ft. Bebe Rexha)
2019 | The Chainsmokers 6 ILLENIUM – Takeaway (ft. Lennon)
2022 | The Chainsmokers – High
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)のアルバム/EP
Bouquet EP (2015)
Collage EP (2016)
Memories…Do Not Open (2017)
Sick Boy (2018)
World War Joy (2019)
So Far So Good (2022)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)のライヴ
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)のトリヴィア
なしでは生きていけない10のもの - ドーナッツ、手に塗ってはがして遊ぶためのエルマーズ接着剤など - GQ誌より
「自分たちはハードコア、インディー・ロック、ヒップホップを聴いて育ってきたし、最初の頃は一日10時間インディーのリミックスをやっていた。「Selfie」はジョーク、音楽的に自分たちがやりたいことではないし、風刺だった。自分たちはセルフィーしないし笑」と答えています