Zedd(ゼッド)は、ロシア生まれドイツ育ちのプロデューサー。幼い頃からピアノを習い、十代の時にはバンドでドラムを担当していたというキャリアの持ち主で、2000年代末頃からダンス/エレクトロニック系プロデューサーとして活動を開始。2010年に初シングルをリリースしています。
2011年にOWSLAからリリースした「Shave It」や、Skrillex「Scary Monsters and Nice Sprites」のリミックス、Lady Gaga「Born This Way」のリミックスで話題をさらうと、2012年にはメジャー・デビューとなる「Spectrum (ft. Matthew Koma)」をリリースし、大ブレイク。同年ファースト・アルバム『Clarity』をリリースし、続くシングル「Clarity (ft.Foxes)」は全米8位を記録するヒットとなり、グラミーの最優秀ダンスレコーディング賞も受賞。当時のEDMとそのムーブメントを代表する一人として人気を確立しました。
その後も快進撃は続き、「Stay the Night (ft. Hayley Williams)」「I Want You to Know (ft. Selena Gomez)」「Beautiful Now (ft. Jon Bellion)」などのヒットを送り出し、2015年には全米チャート4位となったセカンド・アルバム『True Colors』をリリース。
また、自身の活動と並行して行ってきたプロデュース/作曲業でも活躍をみせ、2014年にはAriana Grande「Break Free」が、2016年にはHailee Steinfeld & Grey「Starving」が、それぞれビッグヒットとなっています。
2017年以降は、自身の作風もよりポップ系にシフトしたものとなり、「Stay (w/ Alessia Cara)」(全米7位/全英8位)や「The Middle (w/ Maren Morris & Grey)」(全米5位/全英7位)をリリースしていましたが、2022年にはMartin Garrixとのコラボで原点回帰的な動きも見せています。
音楽的には、過去のクラブ・ミュージックとは一線を画する、彼ならではの華麗なメロディーラインとハーモニー、手数や小技を効かせた緻密なサウンド/リズム・プロダクションが特徴(特に2010年代前半)。
Zeddは、ダンス/エレクトロニック系のサウンドを刷新し、Avicii、Skrillexらと共にEDMの音楽的イメージを決定づけた重要アーティストの一人でしょう。近年は、シーン屈指のポップEDMプロデューサーとして高い人気を獲得しています。
Zedd(ゼッド)重要曲
2011 | Zedd – Shave It
2012 | Zedd – Spectrum (ft. Matthew Koma)
2012 | Zedd – Clarity (ft. Foxes)
2013 | Zedd – Stay The Night (ft. Hayley Williams)
2015 | Zedd – I Want You To Know (ft. Selena Gomez)
2015 | Zedd – Beautiful Now (ft. Jon Bellion)
2017 | Zedd & Alessia Cara – Stay
2018 | Zedd, Maren Morris & Grey – The Middle
2019 | Zedd & Katy Perry – 365
2019 | Zedd & Kehlani – Good Thing
2022 | Martin Garrix & Zedd – Follow
Zedd(ゼッド)のアルバム
Clarity (2012)
True Colors (2015)
Zedd(ゼッド)のトリヴィア
Zeddになくてはならない10のもの~Zeddは財布を持たない、コロンはCHANEL ALLURE
Zeddは曲の中でバッキングヴォーカルなどを歌っている、Zeddという名前にまったく意味はない