Paris HiltonにEDM Tunesがインタビュー


Paris Hilton – Foam & Diamonds @ Amnesia Ibiza 2013 by Amnesia Ibiza on Mixcloud

こんにちは、Tomo Hirataです。
いろんな意味でよく話題になるParis Hiltonですが、EDM Tunesがなんと彼女にインタビューしてきましたよ。そういや、彼女のプレイって一度も聴いたことがなかったなと思ったので探してみたら、2013年のですが、ちゃんとイビサの名門Amnesiaのオフィシャルにありました。それが上のですね。Paris Hiltonは、ここ3年Amnesia土曜<Foam & Diamonds>のレジデントをしています。7/4のプレイを見たEDM Tunesいわく、Traktorのコントローラと2台のCDJを使って“NOW: That’s What I Call EDM”の領域に近いプレイだったということですが、上のもそうですね。なんかいちおうマッシュアップ入ってて、すごいミックスですが。。。日本のEDMをプレイしているDJも、これをクイックミックスにした感じの人がほとんどかなと思います。

インタビューから、返答のおもしろいところをピックアップしてみましょう。
「Daft Punkは今でもわたしのインスピレーションよ。素晴らしいわ」
「自分のやっている何よりもDJが好き」
「わたしを嫌っているすべての人が間違ってると証明できたと思うわ」

自分のDJにめちゃくちゃ自信を持っていて真剣に取り組んでいるようです。
2009年に起きた、Steve Angelloを酷評したあげくに、Angelloがリクエストに答えなかったということで大騒ぎになった件についても
「ほんとに謝罪します。ほんとにばかげていたと感じているわ」
と反省の言葉を口にしています。

彼女は、まったく下積みもクラブヒットもなしに、有名人からDJに転身してきたわけですが、彼女のパーティを楽しんでいる人がいて、そこに需要があるのなら、それでいいのだろうなと個人的には思っています。それはそれで、EDMカルチャーとは違う世界で成立しているわけなので。結果的に、彼女がEDCやTomorrowlandに出ることは現時点では予想できないわけですが。。。

コメント欄にひとつ共感できるものがあったので、ちょっと引用してみますね。
「Paris Hiltonがやっていることと、deadmau5やDaft Punkのようなアーティストがやっていることの間には大きな違いがあるよ。彼らはオリジナルのアルバムを出しているし、それを長いこと続けている。彼女はDJだから、クラブっぽいセッティングで、他人の曲をかけてクラウドを盛り上げているんだ。DJはちゃんとやるなら世界で一番簡単なことではないよ。彼女は他のアーティストが到達しているレベルには、はるかに及ばない。彼女がアルバムを出し始めたら、真剣に受け取るよ。それまでは、彼女はただのセレブリティから転身したDJ」

アルバムはポップアルバムを彼女も出してますけど、いわんとしていることは、アーティスト/プロデューサーと、ヒット曲をそのままかけるDJは違うんだよということですね。

現代のEDM DJは、Hardwellも言っていましたがアーティスト/プロデューサー出身です。そうでなければ、一流と認められるレベルには到達しないのです。そういう意味では、beatportヒット(というかトップDJにサポートされるようなフロアヒット)が何曲か出たところで、やっとスタート地点に立てるのだと僕は思います。

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