今年のTomorrowland、ステージの数は17に増えていて、例年通りメインのEDMのみならず、エレクトロニックなダンスミュージック全般がカバーされていました。去年はあったMad Decentステージがなくなり、US勢がちょっと減った印象でしょうか。BARONG Familyステージができて、ジャングル・テラーにスポットがあたっていたので、それで相殺かな?ちなみに地図真ん中にあるのは、湖のようなもので、これが演出に大きな役目を果たしています。
12:メインステージ
11:HardwellのRevealed、Yves VのV Sessionsなどが行われているメイン近くのステージ
1:Laidback LukeのSuper You & Me、Carl Cox & Friendsなどが行われているメインから一番遠い人気ステージ
4:Steve AokiのDim Mak、DVLMのSmash The Houseなどアリのステージ
14:今年は小さいながらもMAZDAのステージがありました。残念ながら日本人の出演はなし。中華風?
音楽的には、メインステージで、配信で販売されている曲をクイックミックスでそのままかけている人は一人もいませんでした。これは、EDMシーンでは当然のことなのですが、日本とは大きく状況が違います。メインステージ(というかサブステージでさえそうなのですが)でプレイするには、自分のオリジナル・ヒットが複数ないとお話にならないわけで、そういう意味では各DJは持ち曲をプレイするDJコンサートのようなものをやっていると言ってよいと思います。さらに、このクラスのフェスになると、各DJがプレイする曲の半分くらいは、まだリリースされていない曲だったりします。アジア圏でよく見られる、ドロップをつないでいくスタイルもご法度です。本場ではブレイクとドロップの緩急がないと単調と見られてしまうのです。そういう意味では欧米のEDMシーンはものすごくレベルが高く、DJ的視点で見ると、いつも遠さを感じずにはいられません。DJの方々は、YouTubeでもいいので、各DJのセットをチェックしてみてください。
次の記事からは、三日間のメインステージを、DJ視点でレポートしていきますね。