EDMイベントとParty People


音楽フェスは「無礼講のお祭り」じゃないので、知識はなくともマナーは必要です(知識は重要ではないのです。そこで新たにその音楽に触れる人もいるのですから)。
とりあえず同じ音楽が好きならば、その音楽の本質に敬意を払って遊び、楽しむのが最低限のマナーだと切に思います

現状の日本のEDMイベントには、フランス料理のお店に来て、大声で騒ぎながら食事をしているような人がたくさんいすぎると感じます。そうすると、そのフランス料理店には、本来のお客さんは行かなくなりますよね。下手すると、フランス料理はもうだめだ、ってうわさになりますよね。では、その大声で騒ぎながら食事をしていた人たちは、そのフランス料理店に行き続けてくれるでしょうか?

結果的に、そのお店はつぶれてしまうのです。

本場のParty Peopleは、とてもよく音楽を知っています。
音楽フェスには、みんなで音楽を楽しみに行きます。
車椅子の人がいたら、みんなで車椅子をリフティングしたりします。
耳の聞こえない人がいたら、なんとかしてバイブスを伝えようとしたりします。
え?って思うようなマイナーな曲をシンガロングしたりします。

だから、日本語で言うところの「パリピ」=Party Peopleではないと僕は思います。
少なくとも英語で言うParty Peopleには「若者トレンドの伝道者」なんていう意味は、まったくありません。
最高にかっこいいParty Peopleは「国籍も、人種も、性別も、年齢も超えて楽しめる音楽フェスは最高だ」と口をそろえて言うものです 🙂

Tomo Hirata (2016/04/20)

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