Bass Musicは、元をたどるとUKのレイヴ・ミュージックに行きつく、四つ打ちではない、ベース音がメインになっている様々なジャンルを総称したものです。
USのBass Musicには、Hip Hopからの流れも強く入っています。
ここでは、Dubstep、Trap、Future Bassをご紹介しましょう。
Dubstepは、’90年代末にUKで生まれたジャンルですが、EDMシーンで“Dubstep”と言った場合は、通常Skrillexらがそこから進化させた、ハードでひずんだシンセとロッキンなリズムを前面に押し出した“Brostep”を指すことが多いです。
EXCISION & DATSIK – Deviance (’11)
SKRILLEX – Bangarang feat. Sirah (’12)
Flux Pavilion – Daydreamer feat. Example (’12)
Borgore feat. Miley Cyrus – Decisions (’12)
Trapは、本来ヒップホップのサブジャンルで、いまでもヒップホップ・シーンにその流れはしっかり存在しています。EDMシーンで“Trap”と言った場合は、それらではなく“EDM Trap”を指すことが多いです。
特徴はTR-808の音色などを使った、ヒップ・ホップ・スタイルのリズムにあります。
Baauer – Harlem Shake (’12)
Yellow Claw – Shotgun ft. Rochelle
FLOSSTRADAMUS & DJ SLIINK – CROWD CTRL (’13)
DJ Snake, Lil Jon – Turn Down for What (’14)
RL Grime, What So Not, and Skrillex – Waiting (’16)
Ookay – Thief(’16)
Marshmello – Alone(’16)
Future Bassは、シンセのコードワークや、そこでのエフェクトづかいが特徴的なジャンルです。
本人がFuture Bassアーティストかどうかは別として、この流れを決定づけたのはFlumeです。
Flume – Holdin On (’13)
San Holo – Light (’16)
Martin Garrix & Bebe Rexha – In The Name Of Love (’16)
Illenium – Fractures (feat. Nevve) (’17)
EDMの主要ジャンル – 1 – HOUSE~Big Room系
EDMの主要ジャンル – 2 – HOUSE~Future House系
EDMの主要ジャンル – 3 – Bass Music
EDMの主要ジャンル – 4 – POP系