毎年恒例となっている、英DJmagが主催するTop 100 DJs、2017年の結果が、日本時間10/22早朝、ADEの会場であるAmsterdam ArenAのAMF Festivalで、100か国以上から集まった4万人の観衆を前に発表されました。2017年もDJmag Top 100 DJsの1位は昨年に引き続きマーティン・ギャリックス。Tomorrowlandのインタビューでは「正直に言って、世界一のDJかどうかなんてことには、たいして意味がないんだ。あれは、結局ただのリストだから」と答えていたMartin Garrixですが、二年連続でのDJmag Top 100 DJs王座には、DJmagサイトで「二度目のNo.1 DJに選ばれたことを、とても栄誉に思うよ。投票に時間を取ってくれたみんなにほんとに感謝している」とコメントしています。おめでとうマーティン・ギャリックス!
さて、DJmag Top 100 DJs 2017全体の順位を見てみると、新規のTop10入りはThe ChainsmokersとMarshmello。これは予想通りといったところでしょうか。最高位ニューエントリーはTomorrowlandで人気のLost Frequenciesで26位。ニューエントリーで他に注目は、Mike Williams、Lucas & SteveのSpinnin’勢、Claptone、Solomun、Black Coffeeといったディープハウス勢、EDMシーンが急成長していて投票が今年から解禁になった中国のCartaなど。上昇幅が目立ったところでは、Alan Walkerが38アップの17位、Eric Prydzが32アップの34位。トップ100から外れてしまった大物は、活動休止のJACK U、そもそも場違いだったDaft Punk以外ではDEORRO、Laidback Luke、Markus Schulz、Dyro、Showtekなど。Aviciiは、もうDJ活動をしていませんが、まだ28位にとどまっています。
USのフェス事情を反映してベース系がもっと入ってきてもおかしくなかったのですが、DJmagの本部がUKということもあってか、Alison Wonderlandくらいにしかその傾向は見られず、むしろメインストリームEDMが安定している印象になりました。これには、各アーティストが、どれだけ呼びかけをしたか、宣伝活動をしたかが大きく影響しているものと思われます。
DJmag Top 100 DJs 2017結果
()内は昨年からの変化(U=アップ、D=ダウン)