DJをしてみよう:ダンスフェスで欠かせないDJ機材と、DJミックスの基本をチェック!

ゴールデンウィークに初開催されたばかりの<EDC JAPAN>や、この秋口に第四回目の開催が発表されている<ULTRA JAPAN>を筆頭に、近年日本でも盛り上がりをみせている大型ダンス系音楽フェス。グローバルに活躍するダンス系トップアーティストやDJのプレイは、すぐさま世界中でシェアされ、どんな新曲やセット、ミックスが披露されたのか常に話題となっています。

みなさんは、そんなダンスフェスの心臓部とも言えるDJブース、アーティスト/DJのプレイやパフォーマンスを支えているDJ機材についてご存知でしょうか。この記事では、最近ダンスフェスの魅力にハマったり、ダンスミュージック好きになったという方にむけて、現在の定番DJ機材と、DJミックスの基本(昔とは違い、ちょっとコツをつかめばもう誰にでもDJミックス自体はできる…という時代なのです!)についてご紹介しましょう。

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EDM DJの制作基本ソフト – EDM DJ Tutorial 004

EDM DJとして本格的に活動したい人は、オリジナル曲やマッシュアップ、エディットを作らなくてはなりません。そのためのソフトには何がオススメかというと、ずばりAbleton Liveです。世界的にはAbleton LiveとFL Studioが二強、それにLogicが続くという感じです。

Ableton Liveは、テンポの違う曲どうしでも簡単に編集できますし、曲作りでも比較的操作が直感的にできます。特にDJ MIXをつくるには最適で、ほとんどのEDM DJが使っています。

Intro、Standard、Suiteの三種類がありますが、オススメはStandardです。

現在、AbletonのShopでは、このStandardが6/12まで30%OFFとなっていますので、プロDJを目指す人はぜひ手に入れてください。

どんなDJを目指すか – EDM DJ Tutorial 003

みなさんは、どんなDJになりたいですか?

気軽なところから、順番にご紹介していきましょう。

1.自分の趣味として自宅で機材をさわったりしてみたい。
最終的には、ミックスをネットにアップロードしたり配信もやってみたいけれど、あくまで趣味で、クラブやフェスの現場に出るつもりはない。

2.小さなクラブや、サブフロアでDJとしてプレイできるようになりたい。
仲間と楽しく遊べれば、それで満足。

3.プロDJとして、大きなクラブでもプレイできるようになりたい。
それで生活できるようにまでなりたい。

4.インターナショナルDJとして世界的に活躍できるようになりたい。
DJmag Top 100に入ったり、世界三大フェスのメインステージでプレイできるようになるのが夢

とまあ、大きく4段階くらいにわけられます。
どこを目指すかで、使う機材や習得すべきこともまったく違います。
さて、あなたはどこを目指しますか?

EDM DJの標準機材 – EDM DJ Tutorial 002

EDM DJがプレイで使っている機材で一番多いのは

Pioneer DJ用CDプレーヤー CDJ-2000NXS

Pioneer DJミキサー DJM-900NXS

の組み合わせです。というか、これはクラブでもスタンダードに設置されている機材ですね。

かなりの数のトップDJは、このセットにUSBメモリ(もしくはSDカード)を差してDJをしています。

その理由としては、PC DJのように配線する必要がないこと(常設されてますから)、トラブルが発生する確率が最も低いことが挙げられるでしょう。

あとはヘッドフォンと、マイクがあれば完璧です。

もちろんこのセットを個人で買って家で練習できれば最高です。
でも、ちょっと手が出ないなーっていう人も多いでしょう。
そこで最初は、まずはPC DJ、もしくはPIONEER製のもうちょっとお手ごろな機材で練習をはじめるわけです。

beatportでEDMを買おう – EDM DJ Tutorial 001

(6・7追記:beatportでバニラVisaが使えなくなっているという情報があります)

EDM DJ Tutorialでは、ほんとに初歩の初歩からDJの始め方を解説していきます。

EDM DJを始めようと思ったら、まずは曲を買わなくちゃいけないわけですが、これは基本的にbeatportで買います。

beatportはアメリカに本社がある、世界最大のダンスミュージック配信サイトです。
EDMの新しい曲は、beatportだけで最初はリリースされることも多いので、EDM DJにとってbeatportは欠かせない存在なのです。なお、beatportでは携帯からは曲を買えないので、基本的に操作はすべてPCで行ってください。

また購入には、クレジットカードが必要です。
そんなもんもってねーよ!という方、ぜんぜん大丈夫です。
コンビニに行って、「バニラVisaオンライン」という、インターネット決済専用プリペイドカードを買ってください。5290円で5000円のカードが買えます。
このカードをまずはバニラVISAオンラインのサイトでで登録するのですが、登録の仕方は以下のサイトをご覧ください。
http://vanilla-online.jp/
で、これでカードを登録すると最後に「カード情報確認」というのができるので、ここで出てきた「カード番号、有効期限(月/年)、セキュリティコード」をカードに油性ペンでメモしておくか、携帯にメモしておきます。そうしておけば、いちいちログインして確認しなくていいので便利です(盗まれたら終わりですが)。

本題に入りましょう。beatportで曲を買うには、まずアカウント開設が必要です。
https://pro.beatport.com/
に行って、右上のLOG IN / SIGN UPをクリックすると記入欄が出てきます。
上から、すべてアルファベットで記入します。

名前

ユーザーネーム(ニックネーム、ハンドルですね。最低3文字)
パスワード(8文字以上、スペースなし、数字とアルファベットが混在していること、大文字小文字区別あり)
確認のためパスワードをもう一回
Eメールアドレス
確認のためEメールアドレスをもう一回

すべて記入しおわると、右下にCREATE ACCOUNTというのが出てくるので、そこをクリック。

これで、アカウントの開設は終了で、すでにLOGINされた状態になっていると思います。

次に右上のユーザーネームのところをクリックするとACCOUNT SETTINGSというドロップダウンメニューが出てくるので、そこを選んでください。

左にBILLING INFORMATIONというところがありますが、ここでCREDIT / DEBIT CARDというところを選んで、CARD INFOのところにまずは上から
名前

カード番号
有効期限
をアルファベットで記入してください。

続いてBILLING ADDRESSのCOUNTRYでJAPANを選んでください。
そうすると記入欄が減るので
STREET ADDRESS 1に何丁目何番何号室
STREET ADDRESS 2に市区町村から丁目の前まで
CITYに都道府県
をアルファベットで入れてください。ほんとはCITYに都道府県じゃないんですが、気にしなくていいです。

で、右下のSAVE CHANGESを押します。
登録されると「Your billing information has been updated successfully!」というメッセージが上に出ます。

続いて左のメニューから、AUDIO PREFERENCESというところを選びます。
MP3、WAV、AIFFと並んでいますが、ここでは普段、どのフォーマットのファイルを買うかを選んでおけます。WAVとAIFFは非圧縮で基本的に同じ音質で、WAVがWindowsの標準、AIFFがMacの標準です。MP3は、それらを圧縮して軽くしたもので、音質的には少し劣化しますが、beatportで売っているMP3は320kbpsという、MP3では最高音質のものなので、実際のDJでの使用には大きな支障はありません。ファイルがWAVやAIFFに比べて軽いことや、現場ではほとんど聞き分けられないという人も多いこと、タグ管理ができることからMP3を使っているDJも少なくありません。レーベルから送られてくるプロモーション楽曲も、ほとんどの場合、320kbps MP3です。ちなみにiTunesで売られている楽曲は、256kbps AACというフォーマットで、これもほぼ同程度の音質と言われていますが、mp3と混在すると管理が面倒だからなのか、beatportよりリリースが遅れることが多いからなのか、プロDJで使っている人はほとんど見ません。(補足:iTunesの音源の中には、エンコードの関係でCDマスタリングよりも0.3-0.7db程度レベルを下げたものがあるんだそうです。これもDJがiTunesで購入した曲を使わない理由になっていると思われます。また、ものによってはiTunes用のマスターを別に用意していることもあり、それらはクラブ仕様になっていないと推測されます)

しかし、ここではあえてWAVかAIFFをオススメしておきます。WAVやAIFFからMP3をつくることは、フリーソフトで簡単にできますが、その逆はできないのですから。

ここでSAVE CHANGESをおして、基本的な設定は終了です。

さて、実際の買い物をしてみましょう。

左上のbeatportのロゴをクリックすると、ショップのトップ画面にきます。
このトップページで見るべきは、右にあるTOP TENくらいで、あとは無視でかまいませんw

EDM DJがチェックすべきなのは、ジャンル別のチャートです。
左上のGENRESにカーソルをあわせると、ドロップダウンメニューが出てくるので、まずはそこからELECTRO HOUSEを選んでください。
続いて右側のTOP TEN TRACKSの一番下にVIEW TOP 100 TRACKSというところがあるので、それをクリックするとELECTRO HOUSEの100位までが出てきます。
順位の右横に再生ボタンがあるので、それを押してみてください。
試聴できますね!
それで気に入った曲があったら、一番右の、ピンクでドルで値段が書いてあるところをクリックするとカートにその曲が入ります。

EDM DJだったら、Progressive House、Future Houseも好きだったらHouse、Skrillexみたいなのが好きだったらDubstepやGlitch Hopも同じようにチェックしてみてください。

で、カートにお気に入りの曲が入ったら、購入に入ります。
右上のカートマークのところをクリックしてください。
お値段の画面が出てきますね。
ここでADD PROMO CODEというところに、お値引きになるコードを知っていたらコードを入力してください。
コードは、あれば以下のサイトでも発見できます。
http://www.retailmenot.com/view/beatport.com

そして、緑のCHECKOUTというボタンを押せば、クレジット決済画面が出てきます(LOGINを再度求められることもあります)。
ここでは、すでにクレジットカードの情報は登録しているので、右下のSECURITY CODEというところにセキュリティーコードを入力、その下のCOMPLETE CHECKOUTを押すだけで決済が完了します。

次の画面では、買った曲がダウンロードできるようになっているので、右のDOWNLOADというボタンを押せばダウンロードが始まります。ダウンロード先はブラウザで指定してあるところになります。

ちなみに現在の1ドルは120円くらいなので、WAVやAIFFで一曲買うと330円~390円くらいです。beatportでしか売っていない、beatport exclusiveの曲が少しお値段高めですが、そこにいい曲が多いのも事実です。