Major Lazer 来日決定/FUJI ROCK FESTIVAL’17(2017年7月)

2017年7月28日(金)29日(土)30日(日)に新潟県湯沢町 苗場スキー場で行われる<FUJI ROCK FESTIVAL’17>に、Major Lazerの出演が決定しました。

2015年の「Lean On (ft. MØ & DJ SNAKE)」、2016年の「Cold Water (ft. Justin Bieber & MØ)」が大ヒット、いまやEDMシーン最重要ユニットの一組と言えるMajor Lazerの再来日はビッグニュースですね。

フジロックには、今回第1弾アーティストとして他にもAphex Twin、Björk、LCD Soundsystem、Lorde、The xx、Rhyeなど注目のラインナップ(計23組)が発表されました。

FUJI ROCK FESTIVAL ’17
期間:2017年 7月28日(金)29日(土)30日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
時間:9:00 開場 / 11:00 開演 / 23:00 終演予定

第一弾ラインナップ
APHEX TWIN、BJÖRK、LCD SOUNDSYSTEM、LORDE、MAJOR LAZER、QUEENS OF THE STONE AGE、THE XX、ÀSGEIR、BONOBO、CATFISH AND THE BOTTLEMEN、EDEN、ELVIN BISHOP、FATHER JOHN MISTY、GOLDROOM、THE LEMON TWIGS、LUKAS GRAHAM、MAGGIE ROGERS、THE MARCUS KING BAND、RHYE、SAMPHA、STURGILL SIMPSON、TEMPLES、WESTERN CARAVAN

チケット
・1次先行販売 2/18(土)~4/7(金):
1日券 ¥17,000 / 2日券 ¥32,000 / 3日通し券 ¥39,800
・2次先行販売 4/8(土)~6/2(金):
1日券 ¥18,000 / 2日券 ¥34,000 / 3日通し券 ¥39,800
・一般発売 6/3(土)~ :
1日券 ¥19,000 / 2日券 ¥36,000 / 3日通し券 ¥43,000
※チケット、キャンプサイト券、駐車券、ムーンキャラバンチケットなどの詳細はコチラを。http://www.fujirockfestival.com/ticket/

オフィシャルサイト
http://www.fujirockfestival.com

EDMの主要ジャンル – 4 – POP系

EDMの特徴の一つに、ポップ・チャートにもブレイクするようなポテンシャルの高さがあります。
ここでは、みんなが’EDM’と呼ぶけれど、他のジャンル名では呼び難いポップな曲をピックアップしてみました。
こういうものは、PopでもありEDMでもあり、ある意味一番EDMらしいかもしれません。
ラジオやSpotifyで一番人気があるのも、このへんの曲だったりします。
しかし、Lady GagaやAriana Grande、Rihannaといった、もともとダンスミュージック・シーンではなくポップ・シーンのアーティストのオリジナルは、EDMには入らないのがポイントです。

Avicii – Wake Me Up (’13)

Calvin Harris – Summer(’14)

David Guetta – Hey Mama ft Nicki Minaj, Bebe Rexha & Afrojack (’15)

Major Lazer – Cold Water (feat. Justin Bieber & MØ) (’16)

Alesso – I Wanna Know ft. Nico & Vinz (’16)

Zedd, Alessia Cara – Stay (’17)

The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This (’17)

EDMの主要ジャンル – 1 – HOUSE~Big Room系
EDMの主要ジャンル – 2 – HOUSE~Future House系
EDMの主要ジャンル – 3 – Bass Music
EDMの主要ジャンル – 4 – POP系

EDMの主要ジャンル – 3 – Bass Music

Bass Musicは、元をたどるとUKのレイヴ・ミュージックに行きつく、四つ打ちではない、ベース音がメインになっている様々なジャンルを総称したものです。
USのBass Musicには、Hip Hopからの流れも強く入っています。
ここでは、Dubstep、Trap、Future Bassをご紹介しましょう。

Dubstepは、’90年代末にUKで生まれたジャンルですが、EDMシーンで“Dubstep”と言った場合は、通常Skrillexらがそこから進化させた、ハードでひずんだシンセとロッキンなリズムを前面に押し出した“Brostep”を指すことが多いです。
EXCISION & DATSIK – Deviance (’11)

SKRILLEX – Bangarang feat. Sirah (’12)

Flux Pavilion – Daydreamer feat. Example (’12)

Borgore feat. Miley Cyrus – Decisions (’12)

Trapは、本来ヒップホップのサブジャンルで、いまでもヒップホップ・シーンにその流れはしっかり存在しています。EDMシーンで“Trap”と言った場合は、それらではなく“EDM Trap”を指すことが多いです。
特徴はTR-808の音色などを使った、ヒップ・ホップ・スタイルのリズムにあります。
Baauer – Harlem Shake (’12)

Yellow Claw – Shotgun ft. Rochelle

FLOSSTRADAMUS & DJ SLIINK – CROWD CTRL (’13)

DJ Snake, Lil Jon – Turn Down for What (’14)

RL Grime, What So Not, and Skrillex – Waiting (’16)

Ookay – Thief(’16)

Marshmello – Alone(’16)

Future Bassは、シンセのコードワークや、そこでのエフェクトづかいが特徴的なジャンルです。
本人がFuture Bassアーティストかどうかは別として、この流れを決定づけたのはFlumeです。
Flume – Holdin On (’13)

San Holo – Light (’16)

Martin Garrix & Bebe Rexha – In The Name Of Love (’16)

Illenium – Fractures (feat. Nevve) (’17)

EDMの主要ジャンル – 1 – HOUSE~Big Room系
EDMの主要ジャンル – 2 – HOUSE~Future House系
EDMの主要ジャンル – 3 – Bass Music
EDMの主要ジャンル – 4 – POP系

EDMの主要ジャンル – 2 – HOUSE~Future House系

EDMには、ハウス・ビートがより強いジャンルも存在します。

Future Houseは、2013年にTchamiが造語して発生した新しいジャンルです。
ハウス・ビートにメタリックな音のベースラインが典型で、現在ではピアノやトロンボーン系の音もよく使われています。
ハウスとEDMの中間的にとらえられていることが多く、メインフロアでプレイされることも多いです。
Oliver Heldens X Becky Hill – Gecko (’14)

Tchami feat. Kaleem Taylor – Promesses (’14)

Tiësto & Don Diablo – Chemicals (feat. Thomas Troelsen) (’15)

Bass Houseは、Future HouseやDubstepと親戚関係で、ベースラインにWobble BassなどUS Bass Music系の音色を使っているものです。
Bass Music系のDJもよくプレイします。
Jauz and Ephwurd – Rock The Party

Spinnin’ Deepなどがリリースしているギターやオーガニックな楽器をフィーチャーしたハウスは、Deep Houseと呼ばれていますが、これらは’80年代から存在するアンダーグラウンドなディープ・ハウスではなく、よりポップな2010年代型のハウス・ミュージックと言ってよいでしょう。
このサブジャンルがTropical Houseです。
Lost Frequencies – Are You With Me (’14)

Mr Probz – Waves (Robin Schulz Remix) (’14)

Sam Feldt – Show Me Love (EDX’s Indian Summer Remix)(’15)

Thomas Jack – Rivers (feat. Nico & Vinz) (’15)

Kygo – Stole The Show feat. Parson James (’15)

Kryder周辺のトライバルなサウンドはGroove Houseと呼ばれています。
Kryder & Eddie Thoneick – The Chant (’16)

EDMの主要ジャンル – 1 – HOUSE~Big Room系
EDMの主要ジャンル – 2 – HOUSE~Future House系
EDMの主要ジャンル – 3 – Bass Music
EDMの主要ジャンル – 4 – POP系

EDMの主要ジャンル – 1 – HOUSE~Big Room系

‘EDM’といっても、’EDM’は様々なジャンルをUSシーンの観点からとりまとめたものでしかないので、そこにはいろんな種類の音楽が存在しています。

まず、多くの人が’EDM’と思っているのは、ハウス系の’Big Room’というジャンルです。
これは文字通り、フェスティバルや大バコでのプレイを前提とした、スケール感が大きい、BPM128前後のサウンドです。

このBig Roomは、大きく二つの種類に分けることができます。
エレクトロ・ハウス系とプログレッシヴ・ハウス系です。

まずは、エレクトロ・ハウス系ですが、こちらはシンプルなリズムと、わかりやすく派手なシンセのドロップ、ブレイクからの強烈な盛り上げが特徴となっています。
一時期シーンを席巻していたハードキックの曲が典型的なものですね。
’1-2-3-Jump’とか入ってくる類の曲は、ここに分類されることが多いです。
Martin Garrix – Animals (’13)

DVBBS & Borgeous – TSUNAMI(’13)

W&W – Bigfoot (’14)

Dimitri Vegas & Like Mike vs Ummet Ozcan – The Hum (’15)

プログレッシヴ・ハウス系(Sasha、Digweedなどのプログレッシヴ・ハウス・ジャンルとは関係ありませんので、ご注意を)は、エモーショナルなコードワークやメロディに重点がおかれたサウンドです。
Swedish House Mafia以降の、ほとんどのスウェディッシュ・ハウスは、ここに入ります。
’14~’15年に流行したメロディック・プログレッシヴ・ハウスも、その代表格です。
Sebastian Ingrosso, Tommy Trash, John Martin – Reload (’13)

Alesso Vs. OneRepublic – If I Lose Myself (’13)

Dimitri Vangelis & Wyman X Steve Angello – Payback (’14)

Nicky Romero vs. Volt & State – Warriors (’15)

Big Roomの近隣ジャンルに、オーストラリアを発祥とするMelbourne Bounceがあります。
Psy-Trance系統のシンプルなベースラインの、パーティ・チューンです。
Will Sparks – Ah Yeah So What (feat. Wiley & Elen Levon) (’14)

また、EDM以前からオランダで人気となっていた、高速のHardstyleシーンからは、HeadhunterzやShowtekがEDMシーンに参加しています(Headhunterzは、その後、Hardstyleに復帰宣言をしています)。
Hardstyleのキックは、Big Roomに大きな影響を与えました。
Headhunterz – Dragonborn (’12)

EDMの主要ジャンル – 1 – HOUSE~Big Room系
EDMの主要ジャンル – 2 – HOUSE~Future House系
EDMの主要ジャンル – 3 – Bass Music
EDMの主要ジャンル – 4 – POP系