Risa’s EDM drop report from America 54 : EDC 2017 News

Risa’s EDM drop report from America
第54回:EDC 2017 News

EDC Japan 2017(Electric Daisy Carnival Japan 2017)の開催が発表されてから、EDCを楽しみにしている方がたくさんいらっしゃると思います。

何度か他の記事でも触れていますが、EDCはInsomniacが主催している、“Peace、 Love、 Unity、Respect”の4つの素敵な精神が基盤の巨大EDM野外フェスです。

世界各国で開かれるこのEDCの中で一番規模が大きいのが、アメリカのEDCラスベガスだと言われています。そのEDCラスベガスに関して、Insomniacの創造者、Pasquale Rotellaから新しい発表がありました。

今回はその、新しいEDCラスベガスについての情報をいち早く日本の皆さんにご紹介します。

■ 新しく追加されるあるジャンルのステージ

こちらアメリカでは、EDCラスベガスに向けてカウントダウンを始めて、“飛行機とホテル予約しなくちゃ!”と6月16から18日の3日間連続で開催されるEDCに向けて既に着々と準備をし始めている人がいます。

今年は、新しく様々なステージの位置が移動され、今までになかったジャンルのステージが追加されるそうです。それは、“トランス”専用ステージです。

これまで、EDCでトランス専用のステージはなかったのですが、Insomniac主催で開かれた巨大トランスのイベント“Dreamstate”が大好評だったので、このトランス専用ステージが今回新しく登場することになりました。

アメリカでは、このジャンルの人気がこの数年でどんどん伸びているので、そこにPasquale Rotellaが注目して新しいステージを作ることになった、と、こちらでは話題になっています。

■ 新しいデザインのチケット用のボックス

毎年、EDCのチケットをオーダーすると、家にEDCのチケット(リストバンド)とパンフレットとシールやアクセサリーなどが入ったボックスが送られてきます。しかし、一昨年も去年もそのボックスが送られてくるのが遅すぎるという苦情が多かったため、今年は”絶対にそのボックスが早めに送られてきます”と、Insomniacが発表しました。

また今年は、新しい今までとは違うデザインに変わると発表されました。

毎年このチケットのボックスの中に入っているオマケが違うので、“今回は何だろう?”と、筆者も楽しみです。

■ 皆が毎年EDCを訪れてくれるには…

Pasquale RotellaがInsomniacのインタビューで、ここ数年でのアメリカでのトランスの人気上昇事情に伴い、新しいトランス用のステージを設置することを決めたことだけでなく、EDCに毎年人々にリピートして訪れてもらう為の方法についても語りました。

もう10年以上連続で毎年EDCを訪れている人たちが沢山いますが、彼らにまたリピートしてもらうために、“新しいことを取り入れてイベントを大改良すること”を心がけているそうです。

何か新しいことが組み入れられると、常に新しい良い刺激があり、また行きたい♪となりますよね。

いかがでしたか?
トランス好きの方には嬉しい情報ですね。
EDCラスベガスでは、新しいステージに、新しいデザインのボックスなど、今年はさらに新しいサプライズがある感じです。日本でもEDCまであともう少しですね♪

まだまだ最新のEDM関連のお役立ち情報や面白い情報がたくさんありますよ~。
So stay tuned and stay plur!
Another EDM report will drop soon!!! Thank you for reading!

The History of EDM – 5 (’00年代)~エレクトロの台頭

ヨーロッパのハウス・シーンは、’90年代を通じて巨大化、そこから派生したトランスも勢いづき、スーパークラブ、スーパースターDJも登場する中、’00年代以降現在に至るまでのダンスミュージック・シーンに最大の影響を与えたのはDaft Punkだったでしょう。
テクノ、フィルター・ハウス、ディスコといった要素を組み込んだ彼らのサウンドは唯一無比のものとしてリスペクトされています。
Daft Punk – One More Time (’01)

Daft Punkチルドレンが2000年代初頭に始めたレーベル、Kitsune、Ed Bangerを中心とするエレクトロ・シーンは、Justice、Digitalismを生み出し、日本でも人気となりました。
Justice – D.A.N.C.E. (’07)
Digitalism – Zdarlight (’05)

DJカルチャーがデジタル化する中、beatportという新たなプラットフォームから生まれたスターがdeadmau5でした。
このころから、ダンスミュージック・シーンは、本格的にプロデューサー主導となっていきます。
deadmau5 ft. Rob Swire – Ghosts N Stuff (’08)

同時期、オランダではエレクトロ・ハウスの人気が上昇、Fedde Le GrandやSidney Samson、Afrojackが注目され始めます。
Fedde Le Grand – Put Your Hands Up 4 Detroit (’06)

Fedde Le Grand – Put Your Hands Up For Detroit (Official Video)

スウェーデンでも、新世代のハウスDJに注目が集まり始めます。
Eric Prydz – Pjanoo (’08)
Axwell – I Found U (’07)

この先、2009年以降は本格的にEDMの歴史となりますので、次の記事で。

The History of EDM – 1 (’80年代)~ルーツをたどればシカゴ・ハウス
The History of EDM – 2 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – US編
The History of EDM – 3 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – UK編
The History of EDM – 4 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – ヨーロッパ編
The History of EDM – 5 (’00年代)~エレクトロの台頭
The History of EDM – 6 (’09年~’10年)~EDMの起点
The History of EDM – 7 (’10年代)~ダンスフェスの爆発的人気上昇
The History of EDM – 8 (’10年代)~EDMシーンが巨大化
The History of EDM – 9 ~まとめ

The History of EDM – 4 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – ヨーロッパ編

ハウス~テクノの流れが飛び火したのは、もちろんUKだけではありませんでした。

Kraftwerkを歴史に持つドイツは、テクノに対して最も好意的だった国の一つで、その伝統は現在もベルリンを中心に残っています。
また「トランス」というジャンルは、ドイツのDance 2 Tranceが命名したとも言われていますし、初期トランス・シーンの代表曲には、フランクフルトのJam & SpoonによるAge Of Loveのリミックスがあります。
Age Of Love – The Age Of Love (Jam & Spoon Watch Out For Stella Mix) (’92)

EDMに欠かせない要素の一つとなっているロングドラムロールを発明したのは、やはりドイツのHardfloorでした。
Hardfloor – Acperience 1 (’92)

現在でもトランス・シーンに君臨するPaul Van Dykもドイツです。
Paul van Dyk – For An Angel (’94/’98)

’90年代のヨーロッパのシーンで最も重要だったのは、EDMの歴史から見ると’90年代中盤から’00年代初頭にかけて大きな盛り上がりを見せた、オランダのダッチ・トランスでしょう。Ferry Corsten、Tiësto、Armin Van Buurenは、このシーンの三巨頭でした。
System F – Out Of The Blue (’98)
Delerium ft. Sarah McLachlan – Silence (Tiësto’s In Search of Sunrise Remix) (’99)

Silence (DJ Tiësto's In Search Of Sunrise Remix)

Tomorrowlandが開催されているベルギーもテクノ、トランスの重要拠点で、Tomorrowlandには今でもBonzaiレーベルのステージがあります。
Push – Universal Nation (’98)

ハウスではフランスが、ディスコ・サンプルとフィルターを駆使したフィルター・ハウスで人気となりました。
Daft PunkのThomas Bangalterと、Alan Braxe、Benjamin Diamondが組んだStardustは、中でもよく知られています。
Stardust – Music Sounds Better With You (’98)

Stardust – Music Sounds Better With You (Official Music Video)

フィルター・ハウスは’90年代後半にUSからも盛んにリリースされていました。
Armand Van Helden – You Don’t Know Me (’98)
David Morales – Needin’ U (’98)

The History of EDM – 1 (’80年代)~ルーツをたどればシカゴ・ハウス
The History of EDM – 2 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – US編
The History of EDM – 3 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – UK編
The History of EDM – 4 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – ヨーロッパ編
The History of EDM – 5 (’00年代)~エレクトロの台頭
The History of EDM – 6 (’09年~’10年)~EDMの起点
The History of EDM – 7 (’10年代)~ダンスフェスの爆発的人気上昇
The History of EDM – 8 (’10年代)~EDMシーンが巨大化
The History of EDM – 9 ~まとめ

Calvin Harris 来日決定/SUMMER SONIC(2017年8月)

2017年8月19日(土)・20日(日)に東京はZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、大阪は舞州SONIC PARKで行われるSUMMER SONICのヘッドライナーとしてCalvin Harrisの来日が決定しました。

米経済誌『フォーブス』による<世界で最も稼ぐDJ>ランキングで2013年から連続1位、昨年はCoachellaのヘッドライナーも務めたCalvin Harrisの来日は2012年以来、その後の大躍進を考えると、これは大きな話題となりそうです。

SUMMER SONICは、ダンス系では他にJustice、Kungs、Zara Larssonの出演も決定しています。
8月18日(金)SONICMANIAの第一弾ラインナップも発表され、こちらはKasabian、Liam Gallagher、Justiceとなっています。

http://www.summersonic.com/2017/
http://www.sonicmania.jp

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Tomorrowland 2017のチケットが、今年も瞬殺でSOLD OUT

2017年は二週にわたって開催が決定している、ベルギーのTomorrowlandですが、日本時間の2月5日午前一時に発売開始となったチケットは、開始時間にクリックしても例年通りWaitとなり、約1時間後には多くの人がSOLD OUT表示となりました。これは、二週開催になっていることを考えると、昨年をも上回るスピードだったと言えるでしょう。

ちなみに2017年のメインステージにはAxwell Λ Ingrosso、Armin van Buuren、Martin Garrix、Dimitri Vegas and Like Mike、Alesso、Oliver Heldens、David Guetta、Don Diablo、Steve Angello、Steve Aoki、Afrojack、Martin Solveig、Yellow Claw、DJ SNAKE、Nicky Romero、Kaskade、Alan Walker、Robin Schulz、Lost Frequencies、Sunnery James & Ryan Marciano、Nervo、Tchami、Kungs、W&W、Shapov、Otto Knows、W&W、Yves V、Ummet Ozcan、KSHMRらが決定しているほか、PRYDAステージにはdeadmau5が登場、トップDJのレーベル・ステージ、テクノ、ハウス、トランス勢も強力なラインナップで、チケットを手にした後は、ステージ移動で悩むことになりそうです。