Beatport Newsが「われわれの知っているEDMは死にかけている」宣言

ダンスミュージック配信最大手のbeatportが、Newsコーナーで「われわれの知っているEDMは死にかけている。今年のトップ・トラックがそれを証明している」との記事を掲載しました。

beatportは、DJ陣がよりハウスな方向にシフトしていることを示唆する一方で、リスナーはBig RoomとFuture Houseをストリーミングしていると述べています。

“EDM”の盛り上がりを支えてきたSpinnin’やArmadaといったレーベルが、いずれもSpinnin’ DeepやArmada Deepといったハウスレーベルでヒットを飛ばすようになった現在、この指摘は事実として受け止められますね。もっともbeatportは「われわれの知っているEDM」と言っているわけで、EDM以降のハウス(特にFuture House)は、旧来のハウスの流れよりはEDMの延長線上にあると考えると、トレンドが変わっただけとも言えそうです。いずれにせよ音楽に“死”はないので、今回の記事は、シーンが刻々と移り変わっていることを象徴するものですね。

EDM As We Know It Is Dying and This Year’s Top Tracks Prove It
https://news.beatport.com/us/edm-as-we-know-it-is-dying-and-this-years-top-tracks-prove-it/

EDMFレーベル復活第一弾、Akira Sawada & Lodas – Gakaku / Kingura リリース


2013年、Tomo Hirataによる日本初のEDM専門レーベルとしてスタートしたEDMFが2年ぶりに復活、12/14に活動を再開しました。その第一弾に選ばれたのは、Akira Sawada & Lodasによる2曲入りEP『Gakaku / Kingura』。琴の音色が日本的なProgressive HouseのGakaku、ハウスのグルーヴ感が色濃く出たKinguraともに、オリジナリティあふれるトラックです。

日本発のレーベルでありながら、「Kingura」はリリース前にしてSwanky Tunesにプレイされ、Quentin Mosimann、Justin Prime、Stafford Brothersにサポートされています。海外のEDMシーンに果敢に切り込むEDMFのリリースに、ぜひご注目ください。

なお、EDMFでは未発表のデモを募集しているので、クリエイターの皆さんはpromo@edmf.tokyoあてに送ってみてはいかがでしょうか。

Beatportが、2015年のベストを発表

ダンス・ミュージック配信最大手で、現場のシーンには最も影響力のあるbeatportが、2015年のベストを発表しました。

EDMのメインストリームである、ELECTRO HOUSEの1位はTiësto & KSHMR feat. Vassy「Secrets」、PROGRESSIVE HOUSEの1位はMartin Garrix & Tiësto「The Only Way Is Up」、HOUSEの1位はMartin Solveig & GTA「Intoxicated」となっていて、2015年はアゲのEDMより、EDMを通過したハウス寄りのトラックに人気が集まっていたことがよくわかります。

詳細は以下をご覧ください。
https://pro.beatport.com/best-of-beatport

KSHMR & Marnik – Bazaar

米西海岸を拠点に活動するEDMプロデューサー、KSHMR(カシミア)と、イタリアはミラン出身のEDMデュオ、Marnik(マーニク)が、「Bazaar」のPVを公開しました。「Bazaar」は、彼らがSpinnin’ Recordsからリリースしたコラボレーション・シングルで、<Sunburn Goa 2015>の公式アンセム曲となっています。

12/27から12/30に開催される<Sunburn Goa 2015>は、David Guetta、Martin Garrix、Kygo、Dimitri Vegas & Like Mikeら約120組が出演予定の巨大ダンス・フェスで、もちろんKSHMRも出演します。