Calvin Harrisの90’sリバイバル

Calvin Harrisが、お気に入りの二曲として、以下をツイートしていた。

Friend Within – Lonely (Original Mix)
DJ Dove – Illusions (1994)

Friend Withinは6月リリースだし、この夏のイビサ・ヒット間違いなしだろうけど、DJ Doveのほうが気になった。1994年?

ファッションや音楽の20年周期説は、まだ有効で、スニーカーなんかの流行を見ているとよくわかる。

Calvin Harrisはイギリス人だし、ハウス好きは公言しているから、Back To Basicsなのだろう。

そんな中、「One Kiss」の、なんとKing Britt Remixが出た。
King Brittは、めちゃベテランのハウス・プロデューサーだ。
リミックス自体は、なかなか音楽的には強引で、ハウス・トラックの上にアカペラが乗っている雰囲気なのだが、それもあわせて90’sなのかもしれない。
この曲のリミックスは、たくさん出たが、やっぱりオリジナルがすばらしい。

feels like HEAVEN 2012

僕がつくった曲の中で、一番良く知られているのは、角川映画『リング』の主題歌になった「feels like HEAVEN」だろう。’98年の作品だから、もう14年も前の曲ということになる。映画が大ヒットしたおかげで、一応オリコンのチャートにも入ったし、そこそこ売れた。ということで、その後、J-POP的なお仕事も入ってくるようになったのだが、事務所がめちゃくちゃなところだったこともあり、その路線はフェイドアウトになってしまった。

まあ、もともとクラブミュージック・クリエイター/DJだし、個人的にはJ-POPは、ほとんど聴かないので、それでよかったんだと思う。

その「feels like HEAVEN」を下敷きにした「feels like HEAVEN 2012」が、友人のレーベルから出た。
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これは、実はちょっと前に、その友人に勧められてつくったものだ。ボーカルには、ボーカロイドを使っている。ちょっと不思議な楽曲になったと思うので、聴いてみてもらえると嬉しい。ちなみに“Ring 21st Century Version”というのが、フル歌バージョンだ。

ハウス・ミュージック?

ベースが動きまくるような、ハウスビートのトラックは、はたしてハウスと呼べるのでしょうか???

個人的にハウスの音楽的本質はミニマルなグルーヴ感にあると思っているので、それがない“ハウスと呼ばれている楽曲”には、ちょっと違和感を感じてしまいます。

まあ、そんなことどうでもよいんですけどね。イタリアン・レストランで頼んだパスタの麺が、よく見たらうどんだったとして、それがウマければよいので。クロスオーヴァーとかJがつくものに、そういう作品が多いような気がします。