Ultra Japan の感想

Ultra Japanに行ってきました。
素晴らしかったです。

僕が2012年にEDMの普及活動を始めた当時、賛同してくれる人はとても少なかったです。
そんな僕を最初に支えてくれたのは、数少ない理解者だった、ageHaの高田部長、EMIの関本部長、そして何より僕のDJを楽しみに来てくれるEDMファンのみんなでした。

でも、EDMが徐々に浸透してくると、それまで興味を示さなかった人たちが、たくさん参入してくるようになりました。それ自体はとても良いことだったのですが、その過程でEDMの本質は、かなりねじまげられて伝わってしまったように思います。

同業のDJには「ただのアゲでしょ」と言われ、EDMイベントで喧嘩が起きた話さえ聞くようになりました。
EDMは、音箱ではなくオールミックス箱のほうで強力にプッシュされるようになり、ナンパのBGMのような扱いにさえなっていたように思います。

そんな状況が、Ultra Japanで、大きく変わりました。

Ultra Japanで僕が見た光景は、海外のEDMフェスで僕が見た光景とそれほど違わない、一体感とハッピーなヴァイブスに包まれたものでした。
EDMシーンのトップDJが送り出すポジティヴなサウンドと、このシーンにしかない素晴らしい演出が、EDMの本質をくっきりと浮かび上がらせていました。
根底を流れるPLUR(Peace,Love,Unity,Respect)の精神は、どんな国でも音から伝わるものだとはっきり理解できました。

日本におけるEDMの流れは、Ultra Japanによって、ほぼほぼ軌道修正されたと思います。

音楽的にも、Ultra Japanのベストアクトに、多くの人がAxwell Λ Ingrosso、Alesso、Steve Angelloの名前を挙げていました。僕はSwedish勢の大ファンなので、その魅力を理解する人が増えたことに、感動さえ覚えます。これは、いままでの日本のEDMシーンの状況を考えると、ものすごく大きな変化です。

本来のレールに乗った、日本のEDMシーンは、これから飛躍的に発展を遂げることでしょう。
シーンの種をまいた人間の一人だと自負している僕にとって、これはとてもとても嬉しいことです。
Ultra Japanに、まったく問題がなかったとは言いませんが、それをはるかに上回るだけの功績を、このイベントは日本のEDMシーンにもたらしてくれたと僕は思います。

ありがとうUltra Japan。
来年も期待しています。