Waves Renaissance Bass

ダンスミュージック作ってる人ならおなじみの古くからあるプラグイン
なんとなく使ってたんで、いまさらながらマニュアルを読んでみた
倍音を付加することで基音のレベルを実際より大きいと脳に錯覚させるというものなんだけど、Wavesが特許持ってるそう
なのでDAW付属や対抗馬のプラグインで同様のものはない

Intensityっていうスライダーは倍音のレベルってすぐわかる
これはー24dbから+24dbまでコントロールできて、ゼロでは聴感上基音と同じくらい
まあ普通に使うならマイナス側で充分
マイナスってあると、倍音を削るのか?と思っちゃうかもだけど、そういうことではなく単純に基音に対してー24が付加最小ってだけ
ベースならー10あたりでいい

Freqっていうスライダーは、これはクロスオーバーと同じ考え方で、その周波数以下の音に倍音を付加するという考え方
ベースに使うなら、使われているベースノートの最高音の基音周波数よりちょっと上に設定ってことかな
通常100Hzあたり

Freqをものすごく低いところに設定するとサブベースのものすごく低いとこだけ強化されてように聞こえる
ヒップホップとかでは、たぶんそういう使い方してるんだろうな
最近のテックハウスでもそうかも

Stem Separation Software

ダンスミュージックにかかわってたら、いまや避けては通れないステム生成ソフト
何が一番いいのか?ってのにMUSICTECHの記事が参考になりました
IzotopeでもAudionamixでもなくRipXというのはちょっと意外

MOOG Sub PhattyとMinitaurのコンフリクト

MOOGのSub PhattyとMinitaurをAbleton LiveのExternal Insttrumentで同時に使おうとすると、どちらかのUSBを認識しないという事態が発生

解決策

1.Sub Phattyのみ電源を入れて起動
2.Ableton起動
2.Sub PhattyのEditorにはVST3を使用
3.いったん終了
4.Minitaurの電源を入れる
5.MinitaurのEditorにはVST2を使用
6.両方入っているAbletonを立ち上げる

ここまでやる必要はないだろうし、VSTは2でも3でも理論的には同じと思うのだが、PC立ち上げ時には1台のみ電源を入れておき、もう1台は立ち上がってから電源を入れるのが重要そう

ベース単体で考えた場合、あきらかにMinitaurのほうがベースとして好ましい音なのだが、DecayとSustainが連動しているのはちょっと困る。DAWに取り込んでからGateでReleaseを調整するのが今のところベストな案かも。

Sub PhattyはSubが売りなのだろうが、現実問題としてサブ帯域は位相に対してデリケートなのでレイヤーは困難で、それほど力にはならない。Sub Phattyの場合、波形が連続的に可変できることと、MULTIDRIVEが飛び道具的に存在していることがむしろポイントだし、Releaseを独立して調整できるのもよい。Note SyncまたはKB Resetがないのは致命的で、サブベースシンセというよりはミッドレンジのリード的なベース用と思う。

ハウスのベースは、Ableton付属のOperatorをひとつ使うだけで実はけっこうな音になるし、John SummitとかYouTubeでそれを紹介していた。それで充分に使える曲はできる。
とはいえ、やってみるとわかるのだが、やはりアナログとデジタルではグルーヴ感に違いが出る。デジタルのクリアさも悪くはないのだが、そのぺたーんとした感じをアナログと同等にするのはほぼ不可能だ。細かな動きをランダムにつけるのはよくやる手だが、それではアナログシンセのグルーヴ感は残念ながら出ない。
生楽器の良さが、どんな大容量のサンプルパックでもあまり出せないのと同じで、アナログシンセの良さはデジタルイミュレーションではあまり出せない。