YouTubeに英語の自動字幕が実装されている。これはかなり正確で、うまく聞き取れなかったときにとても便利なのだが、面白いことに気づいた。
字幕を見ずにヒアリングしているときと、字幕を読んでいる時では、脳の処理が大きく違うようなのだ。
基本的には、ヒアリングだけしているときのほうが処理速度は格段に速いし、直感的。
字幕は、ひょっとすると脳内でいったん和訳している。
似たような違いは音楽と文章の脳内での処理でも起きるようで、ながら勉強は日本語&音楽のほうがやりやすく、英語&音楽は難しい。
これは、たぶん英語の情報処理と、音楽の情報処理が脳内で同じような経路にあるからなのだと思う。
日本語は、そうではなく、おそらく音楽と日本語の文章は脳内の別のセクションで処理されている。
洋楽と邦楽の違いも、ここに由来しているような気がする。
これは、角田忠信東京医科歯科大学名誉教授の、日本人の脳に関する著書を裏付けるような体験だと思った。