EDM終了の8つの理由


こんにちは、Tomo Hirataです。
今日たまたまUKのmixmagのサイトで面白い記事を発見しました。
「EDM終了の8つの理由(と、終了しない4つの理由)」というものです。

ちょっと引用させてもらいながら、話を進めますね。

まずmixmagの考えるEDMの定義ですが、これは「すべてのエレクトロニックなダンス・ミュージック」ではありません。「ドロップが重くて、スタジアムを満たして、拳を高く上げさせて、チャートの上位にくるような、アメリカを征服した、めちゃくちゃコマーシャルなメインステージ・サウンド」「たぶん、エレクトロ・ハウスとプログレッシヴ・ハウスのどこかに位置するもの」ということです。これは、もはや世界的な認識になりつつありますね。つまり広義のElectronic Dance Musicと、その略称EDMは別物なのです。2015年の現段階において、TomorrowlandやEDC、Ultraのメインステージでかかっているような音楽をEDMと呼ぶという発想ですね。この点では、日本での認識と大きな違いはないと思われます。とりあえずPitbullやNicki MinajをEDMアーティストと考えるのはやめておきましょう。当たり前ですが、AKBやSMAPのようなものでもありません(AKBやSMAPは、海外で言えばボーイズグループやガールズグループのようなもので、まったく別種のエンターテインメントを提供しています)。そういうことを書いているサイトがあったら、静かに読むのをやめましょう。

さて、その前提で8つの理由を要約で見ていきましょう。

1.EDMイベントはピークをうった
TomorrowlandもUltraもEDCも、もはやグラストンベリー級になっており、これ以上ばかげた大きさになるところが想像できないから。

2.サウンドが進化しようがなく、進化しないであろう
様式化が進んでいて、そこから脱却できないから。

3.選手がそう言っている
Steve Aoki、Nicky Romero、Tiëstoなどがそう言っているから。

4.偽DJのスキャンダルが多すぎる
花火やLEDといった仕掛けがミュージシャンシップを凌駕しているので、あらかじめレコーディング済のセットや当てぶりのEDMスキャンダルが絶えない。

5.パリス・ヒルトンがいる
ポップスターやモデルやTVアイドルが、能力ではなく知名度で、決まったセットリストをコントローラでプレイしているから。

6.趣味の悪いファッションを伴っている
ビーズのマスクや蛍光色のベストをつけてぎょっとするような目つきをした王様が、現実に遭遇するのは時間の問題だから

7.ダンスミュージックのサブジャンルとして寿命
もう強力になって3年たつから。

8.EDMイベントはすでに、ジャンルの絶滅にそなえている
EDCやUltraにアンダーグラウンドなステージが登場しているから

以上が8つの理由ですが、僕なりにそれぞれをどう考えてるか述べさせてください。

まず1ですが、これは誰にもわからないです。ロックフェスがグラストンベリーやコーチェラのサイズでピークになったからと言って、EDMフェスがそこで止まるというのは預言者的な話で、根拠がありません。

2は、様式美化している1-2-3-Jump的なものは、すでに影をひそめており、KSHMRあたりのBig RoomやDon DiabloなどのFUTURE HOUSEがEDMを進化させています。さらに違った方向に進化した音を僕でさえ思いつきますから、これもナシですね。

3は、当事者が「みんなが思っているようなEDMではなくなる」という意味で発言しただけで、言葉そのままの意味ではないのは、彼らがいまでもEDMをプレイしていることで証明されています。

4は、花火やビジュアルがEDMシーンを盛り上げていても、何も問題はないと思います。それは新しいダイナミックなエンターテインメントの提供で、みんなが楽しいのだから。しかし、その重さがミュージシャンシップを超えてはいけないというのには同意。花火大会見に行ってるわけじゃないですからね。

5は、実際とてもマズイです。。。EDMシーンのイメージを悪くしている元凶のひとつです。

6は、そのとき楽しければいいのであって、終わってから「あちゃー」と思うわけですから、終わる理由にはなりません。主要プレスが、ダサいと言い出したら終わるっていうことですが、プレスの書くことなんか気にしている人がフェスファッションなんてしませんよねw

7は、音楽に寿命などないのです。常に変化しているのですから。トレンドは変わるでしょうけど。

8は、プロモーターが、より多様なダンス・ミュージックを提供して、さらに多くの人に楽しんでもらおうとしているだけですよね。音楽は、何かが終わるから、何かが始まるというようなものではありません。

というわけで、僕が同意できるポイントは4の一部と5だけでした。産業化が過剰に進んで、ムーブメントが本質を見失ったとき、それは危機に瀕します。残念なことに、日本やアメリカでは、音楽や芸術の文化的側面を軽視して、なんでも利益主導にしてしまう傾向が強いと思います。そこがEDMにとってもアキレス腱でしょう。いわゆるEDMがそれに覆い尽くされたとき、ファンは離れていくと思います。それが起きるかはわかりませんし、個人的には起きないでほしいと祈っています。

ちなみに、「終了しない理由」は以下の四つです。

1.ロシア、中国、韓国、東欧など新しい地域で新しいイベントが始まっている。
これには日本もはいりますね !

2.ジャンル名は同じで、定義が変わる
たとえば「ニューディープハウス」が「EDM」になるかもって話ですね。これは、FUTURE HOUSEで現実にすでに起きていると考えます。

3.グレートフル・デッド
アメリカで商業的に成功した文化現象は長い時間をかけて衰退していくということです。つまり、バブルがはじけるみたいにはならないということですね。

4.Tomorrowlandのアフタームービー
史上最大の規模でエレクトロニクミュージックのもとで、みんなが一緒にすばらしいときをすごしているのをEDMは見ているから。

はい、すべてそう思います。特に4が大事だと思います。PLURは人間の根底に流れているものだから、僕はEDMは終了しないと考えるのです。EDMが大嫌いという人は、一度だまされたと思って下のビデオ見てみてください 🙂

引用元:mixmag

beatport Progressive House chartで14位を記録した、僕の最新シングル、よろしくお願いします!
Hotlife & Tomo Hirata ft. Jonny Rose – One Last Time

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コメント

  1. 日本人は歌謡曲耳が多いのでダサイ曲しか作れないからですよ。センスがないっミュージシャンが大半ですからw

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