先週末のSummer Sonicで来日、日本でのフェス初プレイを披露したThe Chainsmokers。滞在時間たった50時間という過酷なスケジュールの中、「約1年ぶりの日本はやっぱりサイコー!日本に来る度に目に入るもの全てにインスパイアされる。次回はもっと長く滞在していろんなところを冒険し、楽曲制作に活かしたいし、もっとプライベートでも遊んで刺激を得たい!」というコメントを残してくれましたが、その最新シングル「クローサー」が、ついに全米チャート1位を記録しました。「ドント・レット・ミー・ダウン feat.ダヤ」も現在8位で、なんとトップ10圏内に二曲が同時にランクインするという人気ぶり。従来のEDMとは一線を画する音楽性と、みんなで合唱できるあたりが大きな魅力になっています。
「クローサー」は、アンドリュー自身の失恋体験をもとにした一曲ということですが、「これはラブソングではない。モトカノ(カレ)と再開してときめいた直後に、なんで別れたか思い出したみんなに捧げる」という、冗談好きな彼ららしいツイートもありました。
以下、「クローサー」のリリース直前、Rakuten.FMのTomorrowland Radioで放送された彼らのインタビューです。
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__Tomorrowlandのメインステージで初プレイということですが、何か特別なことを考えていますか?
Alex「いや、何も(笑)。でも、自分たちの曲がヨーロッパでも人気が沸騰していて、それをヨーロッパの大きなフェスで披露できるのは今回が初めてなので、すごく楽しみにしているよ。Tomorrowlandは、次に出るアーティストより壮大なパフォーマンスをしないようにうまくできているので控えめにするよ」
__ははは(笑)。あなたたちはニューヨーク出身で、ヨーロッパのシーンはアメリカのシーンとかなり違うと思うのですが、Tomorrowlandを音楽的にはどう見ていますか?
Alex「アメリカのシーンでは、トラップやダブステップが人気だけど、ヨーロッパのフェスではそうじゃないよね。長い間、ビッグルームを128BPMでプレイしてきたDJが、たくさんいる。それはそれで素晴らしいし、楽しいけど、僕らにはある意味、やりつくしたことかな。とはいえ、Tomorrowlandのステージはものすごいし、集まっている人もすごいよ」
__「ローゼズ feat.ロゼス」以降特に、音楽的に変化してきて「ドント・レット・ミー・ダウン」では大成功をおさめましたが、成功によって何か変わったことはありますか?
Alex「いや、同じだよ。僕らは謙虚だし、自分たちのつくる音楽にエキサイトしている。誰かがつくっているような音じゃなくて自分たちの音でうまくいっていて、クールだと思う。これからはもっと個人的な音楽をたくさん書きたいし、次の曲(注:「クローサー」)ではDrew(Andrew)も歌うし、これから作る曲がより大きなインパクトを持つといいな。イビサやオーストリアやベルギーのフェスで、みんなが「ドント・レット・ミー・ダウン」を歌ってくれると特別な気持ちになるよ。もっとそこをやっていきたいね。David Guettaが、ここ10年やってるみたいにね(笑)」
__日本食は好きですか?
Alex & Andrew「もちろん」
Alex「グレートなビーフ、寿司、ほとんどすべてが素晴らしい。女性も美しいし、引退したら引っ越そうかと考えているよ(笑)」
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The Chainsmokers – Closer ft. Halsey
https://itunes.apple.com/jp/album/id1136768287
http://www.sonymusic.co.jp/artist/thechainsmokers/
SUMMER SONIC photo : Masanori Naruse