■Tomorrowlandは地球規模の音楽フェス
世界中にダンスフェスはたくさんありますが、中でも最高峰という呼び声が高いのが、ベルギーで行われている’Tomorrowland’です。
「ベルギー?」って声が聞こえてきそうですが、’Tomorrowland’は、ヨーロッパのローカル・フェスじゃなくて、なんと世界200か国以上、つまりほぼ全世界から参加者が集まる、世界で唯一の「地球規模の音楽フェス」なんですね。世界中のダンスミュージック・ファンが年に一度、’Tomorrowland’という国に集まってくるんです。その世界を結ぶ精神には、国連も共鳴していて、2015年には国連事務総長がメッセージを残していったほど。ダンスフロアは世界中の国旗でいっぱいです。
独自の通貨“パール”もあって、これはチケット替わりでもあるブレスレットにチャージします。交換レートは、20ユーロが13パールなので、1ユーロ130円として、1パールは200円。
会場は緑豊かな州立公園で、その隣にはDreamVilleという、各週38,000人が滞在する街ができます。
■Tomorrowland 2017を40万人が楽しんだ
13回目にあたる2017年の’Tomorrowland’は、7/21-23および28-30の二週末に渡って行われ、40万枚のチケットが例年通り瞬殺で即完となりました。こんなフェス、ほかにはありません。’Tomorrowland’は世界最大級、世界中のみんながチケット入手に必死になる音楽イベントでもあるのです。ファンタジーあふれる世界観と演出が、その魅力の中心。「百聞は一ビデオにしかず」ということで、まずは9月6日に公開された’Tomorrowland 2017’アフタームーヴィーをご覧ください。
■Tomorrowland 2017のテーマは’AMICORUM SPECTACULUM’
Tomorrowlandには、毎年テーマがあります。2017年のそれは’AMICORUM SPECTACULUM(友人たちのショウ)’。「なんだそりゃ?」って思ったかもしれませんが、この「友人たち」は特殊な技能を持った人たちのことのようで、今年のTomorrowlandは巨大なサーカスのように変貌していました。ダンスフェスのメインステージと言えば、巨大LEDに半裸のダンサーっていうイメージかもしれませんが、Tomorrowlandのデコレーションや演出は、そんなステレオタイプなイメージをはるかに超越しています。
本物の曲芸師がメインステージをDJとともに飾ります。
ゼンマイ仕掛けの人間や、人間マリオネットも登場。
火を自在に操る人がいたり。
メインステージの中にメリーゴーランドがあったりして(残念ながら、お客さんは乗れませんが)。
サンセットは、こんな感じ。
夜になると、ここまでいきます!
最後は感動的なフラメンコ
■ベルギー国王や首相まで来ちゃいました
なんと2017年のTomorrowlandには、ベルギーの国王や首相まで来ちゃいました。こんなの日本はもちろん世界中どこのフェスでも、ちょっと考えられませんね?!
各ステージの様子はPART2で!
Tomorrowland 2017 Report – Part 3:雰囲気
Tomorrowland 2017 Report – Part 4:フード
Tomorrowland 2017 Report – Part 5:音楽