2009年~EDMの始まり
始祖はDavid Guetta
Swedish House Mafiaが本格的に活動を開始
EDMの始祖は誰か?と問われたら、それはDavid Guettaということになるでしょう。ハウスDJだった彼が、アンダーグラウンドのハウス・ミュージックをラジオでもプレイされてチャートに入るようなものに進化させたいと考えたところから、EDMの方向性は決定づけられています。中でも元デスティニーズ・チャイルドのKelly Rowlandを起用した「When Love Takes Over」は、“EDM”と呼ぶにふさわしい最初の一曲だったと言えるでしょう。このあとGuettaはAkonとの「Sexy Bitch」、The Black Eyed Peasの「I Gotta Feeling」といったコマーシャル・ポップにもEDM的な要素を注入していきます。
この年、Swedish House Mafiaは実質的なデビューシングルとも言える「Leave The World Behind」をリリースしています。
David Guetta ft. Kelly Rowland – When Love Takes Over #UK1#US76
Calvin Harris – I’m Not Alone #UK1
Sydney Samson – Riverside (2010 UK#2)
Axwell, Ingrosso, Angello, Laidback Luke ft. Deborah Cox – Leave The World Behind
2010年~EDMシーンが急拡大を始める
ダブステップでSkrillexが大ブレイク
ベテランTiestoがトランスから転向
Deadmau5がピックアップしたSkrillexは、ハードなダブステップ満載のEP『Scary Monsters and Nice Sprites』を発表。Beatportで大きな話題となり、のちにこの作品はグラミー賞を受賞します。
ベテランのTiestoはDiploと組んでトランス・シーンを抜け出し、EDMシーンに参入、Hardwellをフックアップしました。
このEDM創世期に大活躍したDavid Guetta、Swedish House Mafia、Tiëstoは、現在でもEDMシーンの大御所として別格に扱われています。
Skrillex – Scary Monsters and Nice Sprites #USアルバム49
Swedish House Mafia – One UK#7
Tiësto vs. Diplo – C’Mon (2011年に#UK13)
Tim Berg – Bromance (Avicii’s Arena Mix) UK#13
Martin Solveig feat. Dragonette – Hello #UK13#US46
Afrojack ft. Eva Simons – Take Over Control #UK24#US41