R3habのオランダでのDJパフォーマンスをYouTubeで

12/31にageHaでプレイするR3habの最新プレイを、現在YouTubeで見ることができます。
これは12/17に、アムステルダムのZiggo Domeで行われたイベント<Radio 538 Jingle Ball>で収録されたものです。

このイベントは、ヘッドライナーにHardwell、ほかにも
Sunnery James & Ryan Marciano

Lucas & Steve

Dannic

Jonas Blue、Kris Kross Amsterdamらオランダの人気DJが出演していました。
当然のことながら、地元オランダでもEDMは人気ですね。

EDMとは?ジャンルと歴史で見てみました

genres

「EDMっていう言葉は知っているけれど、実際どういう音楽なのか定義がよくわからない」
「音楽的な背景がわからない」という声はよく聞きます。
そこで、簡単な歴史とジャンルのマップをつくってみました。
この手のジャンルは便宜上あるだけなので、細かいつっこみはいくらでも入りますが、大局をとらえるものとして見てください。

まず、多くの人が“EDM”と思っているビッグアーティストのほとんどは、この図の左側“BIG ROOM”というところに入ります。
これは遡るとハウス・ミュージックにたどりつきますので、赤枠内のハウス・ミュージック・グループです。
このグループの大御所は、ポップ・シーンでEDMを大ブレイクさせたDavid Guetta、トランス時代から活躍していてBig Roomに転向したTiesto、ハウス系本流にあるSwedish House Mafia(2013年に解散)が御三家です。
deadmau5は、それ以前にElectro Houseを人気にしたパイオニアということで、別枠でリスペクトされています。
BIG ROOM、FUTURE HOUSEといったドンドンドンドンという四つ打ちのEDMは、ハウス・ミュージックが、よりわかりやすい形に発展したHouse系EDMと考えてよいでしょう。

もうひとつの大きな流れは、ルーツをブレイクビーツ系のサウンドに持つものです。
この流れにUSのエモが合流したところにハードなダブステップのBrostepができ、Skrillexが生まれました。
また、雑食のDiploはヒップホップからの流れをくんでいます。
Trapは、もともとヒップホップのサブジャンルで、現在大人気のFUTUREやMIGOSもそこに入りますが、EDMシーンではBIG ROOMやPOPの影響が強いものを(EDM)Trapと呼ぶことが多くなっています。
こうしたDubstep、Trap、Future Bassなどの非四つ打ち系のEDMは、Bassmusic系EDMと考えることができます。

一般に’EDM’と呼んだ場合は、この二つの大きなグループのうち、黒枠の部分、つまり2000年代中後半以降のものを指します。
なぜ、最近のものだけなのか?ということですが、これは’EDM’という言葉が、2000年代終盤にUSで使われはじめたということと関係があります。
それ以前には’Electronic Dance Music’という言葉はあっても、’EDM’という言葉はほとんど使われていなかったのです。

もっともUSでは、メディアも含め、この図のうち茶枠の「祖先」にあたるものを除いて、すべてをEDMと思っている人が多いようです。特にトランスは間違いなく’EDM’扱いです。

ではなぜ、ヨーロッパや日本とUSで、言葉の範囲が違ってくるのでしょう?
これは、近年のEDM人気以前に、各ジャンルのシーンに存在感があったかどうか、から来ています。
ヨーロッパでは、1990年代にハウス、テクノ、トランス、ドラムンベースといったジャンルの大きなシーンが形成されました。
それらはすでに一般レベルで定着していたので、それらをとりまとめるような’EDM’というジャンルの定義は、ヨーロッパでは受け入れられなかったのです。
一方USでは、EDM以前にはこうしたシーンがアンダーグラウンドにしか存在しなかったため、大きな枠の’EDM’に違和感を感じる人が少なく、’EDM’は広義に使われるようになったというわけです。

EDMの波は、Guettaらがブレイクした2009-2011年頃を第一期、フェスとの相乗効果でHardwell、DVLMらの巨大会場向けサウンドが人気となった2012-2014年が第二期、ストリーミングサービスなどでポップミュージックとしてMajor LazerやThe Chainsmokersが人気となった2015年からが第三期と見ることもできます。
これからは、Rock、Pop、Hip Hop/R&B、EDMという分類が定着していくことになるかもしれませんね。

Tomo Hirata

Avicii、2017年にアルバムリリース?!

Billboardが伝えるところによると、Aviciiの代理人が「 2度グラミーにノミネートされたソングライター/プロデューサーのTim Berglingと、彼の制作/出版会社Avicii Music ABは、マネージャーのAsh PournouriとAt Night Managementと分かれました。BerglingはUniversal Music Swedenと契約、来年のアルバムリリースが期待されています」と声明を出したそうです。

2016年でライブ活動を終了したAviciiですが、音楽制作には意欲的と見られ、先日もInstagramで、「みんながサード・アルバムについてたくさん聞いてくるのを見てるよ。質問が好きだな」とコメントを残したばかり。
音楽的方向性は、まだまったくわかりませんが、新展開が期待できそうですね。
まったく無名で、送ったデモにも良い返事がもらえなかったというAviciiをピックアップして、ここまで育て上げた敏腕マネージャー、Ashの今後にも注目が集まりそうです。

http://www.billboard.com/articles/news/dance/7633087/avicii-ash-pournouri-split

I see that you guys ask alot about a 3rd album. I like questions.

Aviciiさん(@avicii)が投稿した写真 –

Tomorrowlandが、2017年のチケット購入事前登録を1/11 01:00(日本時間)にスタート

ダンスミュージック界のグラミー“IDMA”で’Best Music Event’の地位を不動のものとしているダンスフェス最高峰<Tomorrowland>。
世界200カ国以上から参加者が集まる、唯一無比のイベントです。
そのチケット争奪ぶりはすさまじく、2016年も18万枚のチケットがわずか30分でSold Outとなりました。
発売と同時にクリックしても買えなかった人は多いのではないでしょうか。

2017年は7/21-23、7/28-30の二週にパワーアップしての開催が決まっていますが、そのチケット詳細が1/10の日本時間18:00に発表され、事前登録(Pre-Registration)が翌11日の01:00から行われます。

事前登録といえど、各国から最初の20人には、4枚までのチケットが買える特別リンクが渡されるということで、これはトライしてみる価値ありですよ。

ZeddもMartin GarrixもAlessoも「Om Telolet Om」?

現在EDM系アーティストのTwitterで「Om Telolet Om」という言葉が話題になっています。

Billboardの記事によると、これはインドネシア語で「おじさん、クラクション鳴らして、おじさん」という意味で、子供がバスにリクエストすると特徴的なクラクションで応えてくれるというものだそうです。

Firebeatz、Dillon Francisはさっそく曲をアップしていますね。

各DJたちの反応はBillboardの記事をご覧ください。
http://www.billboard.com/articles/news/dance/7632331/om-telolet-om-djs