SENSATION -Innerspace- レポート/Steve Angello インタビュー(9.3 SAT 2016)

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昨年日本に上陸、大きな話題となった“世界一美しい音楽フェスティバル”<SENSATION>の日本開催二回目が、9/3に幕張メッセで行われました。ドレスコードは“オール・ホワイト”ということで、会場内にはオープンから全身白の衣装を身にまとった観客が大集結しましたよ。

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今年の演目は“Innerspace”ということで、中央に設置された回転するDJブースや、デコレーションは、巨大なハスのよう。ブースには、筒状のライティングやプロジェクション・マッピングも仕込まれていましたね。特に印象的だったのは、約120個吊るされていた、直径1.8mの白い球体。それが炎やライティングと連動して様々な色に変容し、織り成す美しい空間は、まさに別次元のものでした。7つのステージ展開もあり、来場者は最初から最後まで、その素晴らしい演出に魅了されていましたよ。

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DJプレイのほうは、カウントダウンのあと、まずは看板DJのMr.Whiteがハウス寄りのサウンドを中心に、ダンスフロアを暖めてくれました。

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続くYAX.X & HiRAPARKは、ハード目のセットで、熱気を充満させていましたね。

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そして登場したのは、待望の再来日となったSteve Angello。「Rebel Nation」に始まり、「Someone Else」で終わる、1時間半におよぶ全力のセットで、リアル・ワールドクラスの実力をまざまざと見せつけてくれました。

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続くTom Staarは、持ち味のトライバル / グルーヴ系ハウスでフロアをロック。

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最後はYellow Clawが、Bass Musicの要素で新風を吹き込んでくれました。

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今回は来場者の女性比率もより高く、昨年にも増して洗練された雰囲気でしたね。絶妙のラインナップで音楽ファンも多く、バイブスの素晴らしさは日本最高レベルだったと感じました。世界的トップ・イベントが日本でも楽しめる<SENSATION>、来年の展開にも大いに期待です!

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以下、Steve Angelloが、超多忙の中、iLOUDのインタビューに答えてくれましたので、ご紹介しましょう。かなり気になるニュースもありますよ。

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Steve Angello インタビュー

__今年は、3年がかりのソロ・デビュー・アルバム『Wild Youth』を、ついにリリースしましたが、次のアルバムではどんな音が期待できますか?
「次のは、コンセプト・アルバムになると思うよ。とてもエレクトロニックで、クールで、たくさんのテンポ・チェンジ、メロディー、アティチュードが含まれていて、それでいてメロディックかつとてもエモーショナルになるね。ほんとにいい作品になるよ」

__ということは、もう制作に取り掛かっているんですね。
「もちろん」

__素晴らしい!また3年待たなきゃいけないですか?
「いやいやいや。これは、たぶん来年の第二四半期には出る」

__おぉ。誰とでもコラボレーションできるとしたら誰としますか?
「M83だね。素晴らしい作品を出している。交流も深いよ。どうなるかなぁ」

__もうコラボ済みなんですか?
「まだだよ。毎日お願いしなきゃね(笑)」

__このあとの予定はどうなっていますか?
「今年はあと10くらいショウがあるかな。ずっとスタジオにいたから、いい感じだね。来年は、もう1月からツアーが入っていて、とてもヘヴィーなスタートになる。1、2、3、4、5、6月とツアーして、7-8月に休む。普段と逆だね。とても忙しくなるのはたしかだ」

__近々にリリースはありますか?
「ああ、すぐ何か出したいとは思っているよ。ファースト・アルバムに収録できなかった曲がまだたくさんあるんだ。それを出そうと思ってるんだけど、11月か12月まで待とうかな」

__最後に、ちょっと細かいことを教えてください。なぜ、あなたはDJのとき‘I love you, guys’ではなく‘Steve Angello loves You’と言うのですか?
「もっと意味が深くなるからだね。‘I love you, guys’は、多くの人に言っている感じになるだろ。でも、僕はみんなに、僕がみんなのことを愛しているって覚えてもらいたいんだよ」

Interview : Tomo Hirata

Quintino x Cheat Codes – Can’t Fight It

オランダ出身のプロデューサー/DJ、Quintino(クインティノ)と、LAを拠点に活動するトロピカル・ハウス〜ポップ系のトリオ、Cheat Codes(チート・コーズ)が、「Can’t Fight It」のPVを公開しました。「Can’t Fight It」は、彼らが6月にSpinnin’ Recordsからリリースしたニュー・シングルです。

DVBBS – Ur on My Mind

カナダ出身でLAを拠点に活動する兄弟エレクトロニック・ダンス・ミュージック・デュオ、DVBBS(ダブズ)が、「Ur on My Mind」のPVを公開しました。「Ur on My Mind」は、DVBBSがKanary Recordsからリリースしたニュー・シングルです。

DVBBSは、6月にシングル「24K」もリリースしています。「Ur on My Mind」「24K」のほか、今年に入ってからのシングル「Angel (ft. Dante Leon)」 「La La Land (ft. Delaney Jane, w/ Shaun Frank)」「Switch (w/ MOTi)」などは、アルバム・リリースに向けてのシングルと思われるのですが、正式アナウンスが待たれるところです。

追記 9/28:新たなPVが公開されました。

AviciiからのメッセージがInstagramに

Aviciiさん(@avicii)が投稿した写真

Aviciiが、8/28にイビサのUshuaiaで行ったラストギグ終了後、Instagramにメッセージを投稿しました。その内容は以下のとおり。

「この日曜日は、僕のラスト・ショウだった。でも、それは僕の音楽の世界の終わりからは遠く離れている。音楽を創ることは、僕を幸せにするし、ツアーの日々ではほんとにたくさんの素晴らしい人々に出会えたし、ほんとにたくさんの驚くような場所を見たし、際限のない良い思い出をもたらしてくれた。僕のくだした決断が奇妙に見える人もいるかもしれないけれど、みんな人は違うのだし、僕にとってそれは正しい決断だった。ファンのみんな、友人たち、家族、そしてAviciiクルー/ファミリーのみんなに感謝します。これは僕たち一緒の旅だったんだ。❤️」

“This sunday was my last show. But far from my last days in the world of music. Creating music is what makes me happy and I have gotten to know so many great people in my days of touring, seen so many amazing places and created endless of good memories. The decision I made might seem odd to some but everyone is different and for me this was the right one. Thank you to all my fans, my friends and family and everyone in the aviciicrew/family. This has been our journey together. ❤️”

Aviciiはツアーからは、これで引退となりますが、音楽活動は続けていくということですね。ソングライター、プロデューサーとしての彼の第二章に期待しましょう。

Martin Garrix のデビュー・アルバムはもうすぐ?

Martin GarrixがBillboardのインタビューで、アルバムについて次のように語りました。
「僕がいままでやってきたこととは違うね。スタジオに行って、白紙のキャンバスに向かって、ただ楽しむんだ。つくりたいものをプロデュースする。ほとんどすべてがフレキシブルで、次の曲をプレイするとき、それがどんなものになるかはわからない。僕は驚きたいんだ。それにかきたてられるね」

また、Martin Garrixは、7月24日に放送されたRakuten.FM – Tomorrowland Radioのインタビューでも以下のように答えています。

__デビューアルバムが10/21にスケジュールされているという噂ですよね。

「もうすぐ出るよ。長い間アルバムをつくってきたし、Bebe Rexhaとのファースト・シングル「In The Name Of Love」を金曜日(編注:7/29)にドロップするんだ。そのあと、次のシングルになるんだけど、アルバムはほとんどできていて、リリースはレーベルの判断しだいだね」

__あれ、では10/21に決定じゃないんですね。

「まだリリース日は決まっていないんだ。シングルの反応やレーベルしだいだね。でも、とても興奮しているよ」

__「Now That I’ve Found You」や「Lions In The Wild」はアルバムに収録されないんですか?

「収録されるけど、ラジオ向けのシングルにはしないってことだね。どの曲をアルバムに収録するかはまだ決めていないんだ。実は45もアルバム用のアイディアがあって、収録曲やシングル曲はレーベルと相談になるね」

__日本のリスナーにシャウトをお願いします。

「日本、みんなをとてもとても愛しているよ。日本では最高の瞬間を体験することができたから、もうすぐ戻れるのが待ちきれないよ」