ノルウェー出身のプロデューサー/DJ、Matoma(マトマ)が、イギリスの女性シンガー・ソングライター、Becky Hillをフィーチャーした「False Alarm」のPVを公開しました。「False Alarm」は、Matomaのシングルで、海外でリリース中のデビュー・アルバム『Hakuna Matota』収録曲です。ビデオの監督はSamy Mosher。
Matomaはトロピカル(・ハウス)系の注目株ですね。
ノルウェー出身のプロデューサー/DJ、Matoma(マトマ)が、イギリスの女性シンガー・ソングライター、Becky Hillをフィーチャーした「False Alarm」のPVを公開しました。「False Alarm」は、Matomaのシングルで、海外でリリース中のデビュー・アルバム『Hakuna Matota』収録曲です。ビデオの監督はSamy Mosher。
Matomaはトロピカル(・ハウス)系の注目株ですね。
LAを拠点に活動するカナダ出身のエレクトロニック・ダンス・ミュージック・デュオ、Sultan + Shepard(Sultan + Ned Shepard)が、Giaをフィーチャーした「Love Me Crazy」のPVを公開しました。「Love Me Crazy」は、彼らがArmada Musicからリリースしたニュー・シングルです。
Sultan + Shepardは、ここしばらくフューチャー・ハウス系の楽曲のリリースを続けていましたが、この曲はトロピカルな雰囲気なものとなっています。
イギリス出身のエレクトロニック・ダンス・ミュージック・プロデューサー/DJ、Kryder(クライダー)が、ドイツのプロデューサー/DJ、Eddie Thoneickとコラボレーションした「The Chant」のPVを公開しました。「The Chant」は、彼らがKryderの新レーベル、Cartel Recordingsからリリースしたシングルです。
Eddie Thoneickは、Cartelから『Snakes & Daggers EP』も公開してます。
今年のTomorrowland、ステージの数は16 + 前夜祭のThe Gathering会場を含めると17。例年通りメインはEDM中心でしたが、全体では変わらずエレクトロニックなダンスミュージック全般がカバーされていました。オールドスクールのテクノ、トランスからドラムンベースやハードスタイルまであって、EDMのウェイトは、全体ではそんなに高くないくらいです。音楽的には、ハウス以降のダンスミュージックの歴史を総括するようなもので、このへん、日本には正確な情報が伝わってきてないですね。BARONG Familyステージに加えて、Marshmelloらが登場するHUSH HUSHステージができてBASS系もちょっと強化されましたが、なんといっても目立っていたのはハウス系ステージの充実ぶり。AxtoneやMartin Solveig、Lost Frequencies、Bakermatらが新ステージを持っていたほか、The Sound of TomorrowやLeafでもハウス・アクトが躍進していました。他ではDeadmau5とEric PrydzがB2Bを披露したmau5trap vs PRYDAステージも話題でしたね。当然のことながら、オールミックスやヒップホップのステージはありません。ちなみに中心部には、湖のようなものがあり、これが演出に大きな役目を果たしています。
前夜祭The Gathering会場 : 今年はTiestoとAfrojackがサプライズでプレイしました
12:メインステージ – 2016年はちょっと東洋風でもありましたね
11:AxwellのAxtone、Yves VのV Sessions、Martin SolveigのMy Houseなどが行われているメイン近くの人気ステージ
4:Laidback LukeのSuper You & Me、ハースタのQ-Dance、テクノのDave Clarkeなどアリのステージ
3:BASS系のHUSH HUSH、トランスのBonzai、ハウスのBakermatが展開されていたステージ
9:Jamie Jones、Solomun、Sven Vathなど登場のディープハウス、テクノ系ステージ
14:THE MAZDA SOUND OF TOMORROW ISLAND – 期待の新人がたくさん出ていました。サブステージは閑散なんてことがないのもTomorrowlandならでは。
Tomorrowlandの会場は約1kmの長さがあります。見たいDJの時間帯がかぶっているなんていうのは、もう当たり前なので、がっつかずに雰囲気を楽しむのもいいですね。夜のメインステージは、また格別。
次の記事からは、三日間のメインステージを、DJ視点でレポートしていきますね
Tomorrowland。ダンスミュージック界のグラミーIDMAでBest Music Eventを現在まで5年連続受賞している、ミュージック・イベント最高峰のひとつです。2015年には国連の事務総長からメッセージまでもらっています。
‘Live Today, Love Tomorrow, Unite Forever’を掲げるこのイベント、2005年からベルギーで開催されているのですが、2010年代に入って急成長し、今年もミャンマーからケニヤに至るまで世界200カ国以上から18万人を集めました。チケットの入手困難ぶりは有名で、発売と同時に購入を試みても瞬間で完売してしまうため、買えたらラッキーという有様。その人気の秘密は、400人以上におよぶDJのラインナップのみならず、綿密なコンセプト、ストーリーに基づいた巨大な舞台装飾(メインステージには今年は巨大な植物がそそり立ちました)、演出、そして何より世界中の人がピースフルな雰囲気の中でひとつになる一体感にあると言ってよいでしょう。会場内はたくさんの国旗とフレンドリーさに包まれています。ここまで国際色豊かなイベントは、他にはないはずです。この日のために、ベルギーの自然豊かな州立公園の中に、ヨーロッパの伝統文化とファンタジーをベースにした世界ができて、そこで従来の国境も人種も性別も年齢も乗り越えた祭典が繰り広げられているというイメージです。世界中の音楽ファンが集まっているというのもポイントで、場内が大合唱になることもしばしば。音も、どうやったらこんなに遠くまで、こんなにいい音が飛ばせるんだろうというほどすごいです。おまけに“Tastes of the World”というテーマで120にもおよぶブースと4つのレストランで世界中の料理まで食べられるんですよ。まさにフェスを超えた存在です。
この巨大イベントに、今年もTomo Hirata行ってまいりました。2013年から行っているので、今年で4回目になるのですが、今回はRakuten.FMさんがアジアの放送局としては初めてPress Villageにスタジオを建設、そこからTomorrowland Radio特設チャンネルで生放送をするということで、スーパーバイザー兼番組出演者としての初参戦でしたよ。スタジオ設営の準備なども兼ねて、ANAの直行便で前乗り。この成田~ブリュッセル直行便ができて、ベルギーと日本は11時間台でつながるようになりました。
Tomorrowlandが行われているボームは、アントワープとブリュッセルの中間にあり、ブリュッセルからは車で30分くらいかかります。シャトルバスでも会場付近は交通規制が激しく、バス乗り降り場からさらに専用のバス移動が必要なのでご注意を。この移動がけっこう大変なので、会場隣接のキャンプサイトDreamville滞在じゃない方は、各日エンディンングまでは見ないほうが無難です。
Tomorrowlandの開催時間は12:00-01:00(最終日00:00)ですが、三日フェスなので、フルに楽しむと確実に体力が持ちません。天候はまったく予測できず、例年必ず雨は降っていた上、去年は異様に寒くて最高気温20度、最低気温12度なんて日もあったのですが、今年は30-16度くらいで、雨もちょっとだけパラついた程度でした。例年にない好天に恵まれたと言ってもよいでしょう。ちなみに日没は緯度が高いため21:00-22:00くらいで、時間感覚がなくなります。
今年のTomorrowlandですが、テーマは“The Elixir of Life(不老不死の霊薬)”。薬草を探し求める人々と妖精たち、そして気球がDJプレイと並行してミュージカルさながらのパフォーマンスを披露していましたよ。場内の雰囲気はPLURそのもので、毎年のことながら幸福感でいっぱいでした。