今年のTomorrowland、ステージの数は16 + 前夜祭のThe Gathering会場を含めると17。例年通りメインはEDM中心でしたが、全体では変わらずエレクトロニックなダンスミュージック全般がカバーされていました。オールドスクールのテクノ、トランスからドラムンベースやハードスタイルまであって、EDMのウェイトは、全体ではそんなに高くないくらいです。音楽的には、ハウス以降のダンスミュージックの歴史を総括するようなもので、このへん、日本には正確な情報が伝わってきてないですね。BARONG Familyステージに加えて、Marshmelloらが登場するHUSH HUSHステージができてBASS系もちょっと強化されましたが、なんといっても目立っていたのはハウス系ステージの充実ぶり。AxtoneやMartin Solveig、Lost Frequencies、Bakermatらが新ステージを持っていたほか、The Sound of TomorrowやLeafでもハウス・アクトが躍進していました。他ではDeadmau5とEric PrydzがB2Bを披露したmau5trap vs PRYDAステージも話題でしたね。当然のことながら、オールミックスやヒップホップのステージはありません。ちなみに中心部には、湖のようなものがあり、これが演出に大きな役目を果たしています。
前夜祭The Gathering会場 : 今年はTiestoとAfrojackがサプライズでプレイしました
12:メインステージ – 2016年はちょっと東洋風でもありましたね
11:AxwellのAxtone、Yves VのV Sessions、Martin SolveigのMy Houseなどが行われているメイン近くの人気ステージ
4:Laidback LukeのSuper You & Me、ハースタのQ-Dance、テクノのDave Clarkeなどアリのステージ
3:BASS系のHUSH HUSH、トランスのBonzai、ハウスのBakermatが展開されていたステージ
9:Jamie Jones、Solomun、Sven Vathなど登場のディープハウス、テクノ系ステージ
14:THE MAZDA SOUND OF TOMORROW ISLAND – 期待の新人がたくさん出ていました。サブステージは閑散なんてことがないのもTomorrowlandならでは。
Tomorrowlandの会場は約1kmの長さがあります。見たいDJの時間帯がかぶっているなんていうのは、もう当たり前なので、がっつかずに雰囲気を楽しむのもいいですね。夜のメインステージは、また格別。
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次の記事からは、三日間のメインステージを、DJ視点でレポートしていきますね