The History of EDM – 4 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – ヨーロッパ編


ハウス~テクノの流れが飛び火したのは、もちろんUKだけではありませんでした。

Kraftwerkを歴史に持つドイツは、テクノに対して最も好意的だった国の一つで、その伝統は現在もベルリンを中心に残っています。
また「トランス」というジャンルは、ドイツのDance 2 Tranceが命名したとも言われていますし、初期トランス・シーンの代表曲には、フランクフルトのJam & SpoonによるAge Of Loveのリミックスがあります。
Age Of Love – The Age Of Love (Jam & Spoon Watch Out For Stella Mix) (’92)

EDMに欠かせない要素の一つとなっているロングドラムロールを発明したのは、やはりドイツのHardfloorでした。
Hardfloor – Acperience 1 (’92)

現在でもトランス・シーンに君臨するPaul Van Dykもドイツです。
Paul van Dyk – For An Angel (’94/’98)

’90年代のヨーロッパのシーンで最も重要だったのは、EDMの歴史から見ると’90年代中盤から’00年代初頭にかけて大きな盛り上がりを見せた、オランダのダッチ・トランスでしょう。Ferry Corsten、Tiësto、Armin Van Buurenは、このシーンの三巨頭でした。
System F – Out Of The Blue (’98)
Delerium ft. Sarah McLachlan – Silence (Tiësto’s In Search of Sunrise Remix) (’99)


Tomorrowlandが開催されているベルギーもテクノ、トランスの重要拠点で、Tomorrowlandには今でもBonzaiレーベルのステージがあります。
Push – Universal Nation (’98)

ハウスではフランスが、ディスコ・サンプルとフィルターを駆使したフィルター・ハウスで人気となりました。
Daft PunkのThomas Bangalterと、Alan Braxe、Benjamin Diamondが組んだStardustは、中でもよく知られています。
Stardust – Music Sounds Better With You (’98)

フィルター・ハウスは’90年代後半にUSからも盛んにリリースされていました。
Armand Van Helden – You Don’t Know Me (’98)
David Morales – Needin’ U (’98)

The History of EDM – 1 (’80年代)~ルーツをたどればシカゴ・ハウス
The History of EDM – 2 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – US編
The History of EDM – 3 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – UK編
The History of EDM – 4 (’90年代)~ハウス大躍進の時代 – ヨーロッパ編
The History of EDM – 5 (’00年代)~エレクトロの台頭
The History of EDM – 6 (’09年~’10年)~EDMの起点
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The History of EDM – 8 (’10年代)~EDMシーンが巨大化
The History of EDM – 9 ~まとめ

Posted in Tomo Hirata Column.

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