Hardwell インタビュー : Tomorrowland Today


“世界最高峰の音楽フェスティバル”という呼び声の高いTomorrowland。チケットは毎年瞬殺でSOLD OUT、オリンピックに匹敵する世界200か国以上から参加者40万人を集める巨大フェスですが、そのTomorrowlandでは“Tomorrowland Today”という新聞が毎日発行されています。その2018年7月19日号には、2年ぶりの出演となったHardwellのインタビューが掲載されていました。
先日、DJ活動の休止を発表したHardwell、このインタビュー、Tomorrowland 2018開催直前の時点では、すでに休止を決定していたであろうことを考えると、Hardwellの心中が見えてくるような気がします。10月18日、ADE(Amsterdam Dance Event)でのメトロポールオーケストラとの共演を控えたHardwellのインタビューを、“Tomorrowland Today”からお届けします。

ちなみにHardwellのラジオ番組『Hardwell On Air』『Hardwell On Air: Off The Record』は毎週水曜日21:00/22:00からFUTUREGROOVE FMで放送中。このページタイトル下のプレイヤー、またはアプリ(iOS / Android)から聴けます。番組は、HardwellのDJ活動休止中も継続するとのことなので、Hardwellの最新選曲、声が聴きたい人はぜひチェックしてみてください。

Hardwell Live at Tomorrowland 2018 WEEK 1 [FULL SET]
Hardwell Live at Tomorrowland 2018 WEEK 2 [FULL SET]

あいかわらず多作で人気のあるオランダのDJ、Robbert van de Corput(編注:Hardwellの本名)の紹介はもういらないだろう。DJmagのTop 100 DJsで二度1位になり、最近はきわめて多様なリリースでも定評ある彼は、さまざまな選曲で二週にわたってメインステージをうならせる準備ができている。ひとつたしかなことは、Hardwellが指揮を執るとき、クラウドには一度体験すれば忘れられない旅が約束されているということだ。

__ADEでのソロショウからインドで自ら立ち上げたチャリティイベントまで、あらゆるところでプレイしてきて、いまTomorrowlandのセットを前にしているわけですが、ここに来てどんな気分ですか?

戻ってこれてエキサイトしているよ!Tomorrowlandのファンとは、いつも素晴らしい関係を築いてきたし、メインステージで再び彼らとつながることが待ちきれないね。僕らはみんな、Tomorrowlandがメインステージの制作と特別な演出で創り上げる感動的な光景を知っているんだ。だから、ほんとにTomorrowlandファミリーとまたパーティするのが待ちきれないんだよ!

__二週ともメインステージの重要な時間にプレイしますし、EDMワールドのみんなが注目しています。セットはどんなものになりますか?

その瞬間と自分にとって、いつもとても特別な何かをつくらなくちゃいけないからね、そうだな、今回は多くのファンが本当に待ちきれないと思っていたようなものになるよ。世界中の僕のファンも、僕のセットが待ちきれないって言っている。だから、いくつかほんとに特別な曲やエディットを時間をかけて作ったよ。ショウのことを考えると身震いがするな。セットを決めてやることはないんだけど、持っていく曲、プレイするかもしれない曲、サンプリングしたり、セットに違った要素を入れ込むために使う音楽を選んで準備するのは大好きなんだ。

__最近のリリースは、ビッグルーム・ハウスから、オランダ流のニューウェイヴ・ヒップホップ、毛色の違うハードスタイルまで様々ですが、どうやったらこれだけ違ったスタイルをうまくこなせるんですか?

もともとそういう風に始めたんだ。ヒップホップから始めて、そのあとダンスミュージックに進んだんだけど、僕はいつもスタイルやジャンルを飛び越えてきたのさ。自分の音楽テイストをミックスするのが好きなんだ。ここ数年はDJがうまくいっていたからエレクトロニック・サウンドに焦点を定めてきたけど、スタジオやステージの上でさえ、いつも新しいサウンドを試しているよ。僕は、一種類のサウンドにとどまっているようなアーティストだったことはないんだ。それは自分に合わない。

__最近のネットのインタビューで、EDMプロデューサーにとってアルバムをつくることは、もはや適切ではないと思うって言っていましたね。なぜそう思うのですか?

最近では、それはたぶん音楽シーン全体について言えると思う。アルバムが好きな人もいるし、アーティストの中にもまだアルバム作りが好きな人もいるから、はっきりとしてはいないけど、実際のところ今のファンは、ほとんどの場合、自分で音楽を見つけて選んでいる。これは、音楽の聴き方をストリーミングが変えたからだね。それはそれで好きだけど、アルバムも大好きなんだ。悩みどころだね。でも、ひとりのアーティストとして、現段階でまたアルバムをつくるっていうことは考えていない…..とはいえ、ありえないとも言わない。

__最近のリリースはシングルでありコラボですが、どうやってたくさんの違った人と作品を作りながら、同時に忙しいツアースケジュールをこなしているんですか?スタジオでは、どんな役割を担っていますか?

アイディアを出して、様々なプロジェクトに関わることを楽しんでいるよ、だから僕にとって、コラボレーションはとても素晴らしいやり方なんだ。プロジェクトを行き来しているから煮詰まらないし。僕のマネージャーと彼女のチームが、僕の気力を理解してくれて、ツアーと音楽制作を続けられるようにスケジュールをアレンジする手助けをしてくれるから、僕はラッキーだね。ツアーに出ていても、スタジオにいても、それが僕の選んだやり方だから。僕はスタジオでは完璧主義だけど、それは自分に作り出せる最高の音楽を作りたいからってだけなんだ。

__たぶんこれまでで最もユニークなコラボは、メトロポールオーケストラとのものだと思うんですが、セットのイントロに登場したのが始まりで、いまではコラボレーションでのコンサートも決まっています。オーケストラとは、なぜ一緒にやることになったんですか?

彼らがやっていることが大好きなんだ。10月にアビーロードスタジオに入ったとき、そこでメトロポールオーケストラの音楽をいくつか聴かせてもらった。そこにとらえられていた感情のとりこになったし、彼らと一緒に、何か特別なことをやらなくちゃって感じたね。最初はUltra Music Festivalの僕のセットで何かやりたかったから、オーケストラに連絡したんだけど、そこがコラボの始まりだった。ファンからの反応は、とてもポジティブだったから、何かもっと大きなことをやろうってことになってね。ADEは、僕らオランダ人にとっては地元の完璧なイベントだから、ADE Weekで、ファンに何か特別なことを提供するために、ワンオフのショウをすることにしたんだ。

Hardwell & Metropole Orkest present Symphony at Ziggo Dome [ADE 2018 ANNOUNCEMENT]
Hardwell & Metropole Orkest – Conquerors (Full Visual Video)
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