【Tomorrowland 2018】は、2018年7月20-22 / 27-29の二週6日間にわたって、世界200か国以上からベルギーのボームに40万人を集めて開催されました。国連事務総長からメッセージを受けたこと、ベルギー国王/首相が訪問したこと、チケットが毎年瞬殺で完売してしまうことや、オリンピックに並ぶ、地球上で最も国際的なイベントであることから、世界最高峰の音楽フェスともいわれるTomorrowland。会場は全長1km以上、端から端まで歩くと15-20分くらいかかる広さの、豊かな緑と巨大な池を持つ州立公園です。首都ブリュッセルからは、車で30分ほどの好立地にあります。ベルギーの夏は涼しく、気温は15-30度程度、Tシャツ一枚だと夜は肌寒いくらいな上、雨はしばしば降りますが、2018年は好天に恵まれました。
【Tomorrowland 2018のテーマとメインステージ】
14回目となる2018年のTomorrowlandは、’The Story of Planaxis(プラナクシスの物語)’をテーマに、海中の世界を華麗に演出しました。
‘プラナクシス’は「巻貝」を意味する単語ですが、<Tomorrowland 2018>では、これが海中のどこかにあるメトロポリスであることが明かされました。それがPeople of Tomorrow(Tomorrowlandでは参加者をこう呼びます)をひとつにするために浮上してきたという設定です。貝殻のような形の建造物は黄金比で作られられていて、堅牢でエレガント。Tomorrowland史上最大のスクリーンには、海中の3D映像が投影され、夕暮れのオープニング・ショウやエンディングでは、クラゲやダンサーたちによるアトラクションが展開されました。
Tomorrowland 2018のエンディングで語られた言葉は次のとおり
親愛なるPeople of Tomorrow
新しい章が今日開かれた
あなたたちは、新たなひとつの意識を生み出すために、世界中から集まったのだ
プラナクシスは、人生がいかに美しくはかないものであるか気づく手助けをした
それは、あなたが子供たちに与え得る最高の贈り物になるだろう
しかし、われわれの探求は終わりを告げる
それぞれは違った道を歩むのだ
ここで体験したことを世界に伝えることを忘れてはならない
われわれは、母なる自然の目にはひとつなのだ
この瞬間を宝とせよ
なぜなら、すべての種がひとつとなっているのだから
母にとってこれ以上の真実はない
ここに集まったことを、われわれの子供たちの希望の象徴にするのだ
そして、海に敬意をはらうのだ
LIVE TODAY, LOVE TOMORROW, UNITE FOREVER