Tomorrowland 2018のエンディング用に書かれた曲。
すばらしい。ジャンルの流行とか関係ない。
Big Pineapple – Another Chance (Don Diablo Edit) で思うこと
Don DiabloのHexagonからリリースしている、顔出しNG(パイナップルスカルのイラストのみ)の新人Big Pineappleは、デビューシングルとなる、Roger Sanchezのカバー「Another Chance」がヒット中ですけど、ちょっとおもしろい話が。
YourEDMによると、これはDon Diablo本人じゃないかと。
で、Instagramで間違って自分のアカウントで、Big Pineappleあてのコメントに返信しちゃったんじゃないか(つまりBig PineappleはDon本人じゃないか)とのことです
こういう、実在しないアーティストのリリースは、AR的な方向で発展していって、人間自体のビジュアルや素性と音楽の関係は、いずれなくなるだろうと予想します。
それは、ハウスが匿名性を武器に強烈なカウンターカルチャーとして登場したことと重なるし、音楽と人間のビジュアルが切り離されるのは素晴らしいことだと思うんですよね。
そうなれば、文字通り「あらゆる人に平等に」音楽と関われるチャンスが生まれるんですから。
まあこれはアンダーグラウンドのダンスシーンでは、すでに普通のことなんですが、音楽産業全体がそうなっていく可能性があると思うわけです。
生身の人間じゃないものがフロントマンになる例は、Daft PunkとかGorillazとか元気ロケッツとか過去にもあるのですが、そのコンセプトを再考するときがやってきていて、そこに次の大きなムーブメントがあると思います(Big Pineappleは簡素化されすぎですが笑)
このマーケティング重視の時代に、個人のビジュアルは過大評価されすぎていますが、その是正は、皮肉なことに同じマーケティングの中で行われるのです、たぶん。
Calvin Harrisの90’sリバイバル
Calvin Harrisが、お気に入りの二曲として、以下をツイートしていた。
Friend Withinは6月リリースだし、この夏のイビサ・ヒット間違いなしだろうけど、DJ Doveのほうが気になった。1994年?
ファッションや音楽の20年周期説は、まだ有効で、スニーカーなんかの流行を見ているとよくわかる。
Calvin Harrisはイギリス人だし、ハウス好きは公言しているから、Back To Basicsなのだろう。
そんな中、「One Kiss」の、なんとKing Britt Remixが出た。
King Brittは、めちゃベテランのハウス・プロデューサーだ。
リミックス自体は、なかなか音楽的には強引で、ハウス・トラックの上にアカペラが乗っている雰囲気なのだが、それもあわせて90’sなのかもしれない。
この曲のリミックスは、たくさん出たが、やっぱりオリジナルがすばらしい。