Eric PrydzのEPIC 6.0: Holosphere

An exclusive look at Eric Prydz’s 5-ton LED Holosphere

2019年のTomorrowlandハイライトのひとつにEric PrydzのHolosphereがあった。
これは8mの球に240万個のLEDを配置した中でEricがプレイするというオーディオビジュアル・パフォーマンスなのだが、FREEDOMステージの天井が一週目と二週目の間に壊れてしまったため、1週目のわずか1ギグしか実現しなかった。
幸運なことに、僕はこれを見ることができた。
強烈な体験だった。

Ericは、この一連のEPICプロジェクトを、ほかのEDMイベントでは体験したことがないいほど観衆を圧倒するためにやっているのだという。これまで誰もやったことがないことで。
そして、みんなにとってそれは2時間だったかもしれないけれど、自分たちにとっては(それまでの)2年間だったと語っている。しかも、このプロジェクトは最初から赤字で、今後のギグ予定はないのだという。

EDMは音楽だから、アートでありカルチャーだ。Eric Prydzは、それを最も明らかな形で体現している。

詳細はTHE VERGEに載っている
ERIC PRYDZ IS GOING TO DJ INSIDE A GIANT GLOWING SPHERE — HERE’S HOW IT WAS MADE
ERIC PRYDZ’S 5-TON HOLOSPHERE SHOWS THE AMBITIOUS FUTURE OF CONCERT TECH

日本で起こったEDMとダンスミュージック・フェスティヴァルの悲劇

日本におけるEDMやダンスフェスの悲劇は、その理念が無視されて、パリピ経済と結び付けられてしまったことにあったなぁと振り返って思う。

パリピは英語で言うParty Peopleではなく、ちょっと前ならパラパラを踊っていたような人種だ。その対象はハロウィンや泡パや花火大会など、なんでもいいわけだ。それ自体、なんの問題もないし、僕はアンチ・パリピでもない。パリピの中にもテイラー・スイフト・レベルじゃなくダンスミュージックが好きな人もいるだろうし、そういう人はダンスフェスのマナーもわかっているだろう。彼らとは、一緒に音楽を楽しめると思う。何より、僕らダンスミュージック側の人間からしたら、パリピであるかどうかには意味はない。まったくどうでもいいことなのだ。パリピが好む音楽はEDMで、好むイベントはダンスフェスでも、ああそうなんですね、というだけの話だ。

問題は、そこが逆転して、「EDMやダンスフェスはパリピのもの」と勘違いされてしまったことにあった。

例えば、サッカーの日本戦で渋谷の交差点に集まる人には、パリピが大量に含まれているだろうが、サッカーやワールドカップがパリピのものだと思っている人はいない。サッカーはプレイヤーも含めサッカーファンのものであり、ダンスフェスやEDMはダンスミュージックファンのものなのだ。

ダンスフェスというのは、音楽フェスだ。だから、そこには音楽を楽しみたい人、それによってもたらされる一体感を味わいたい人が集まる。クラブは、より社交場的色彩が濃いので、そこではいろんな人との出会いもあるだろうが、それでも第一にあるのは音楽の場であるということだ。それが第一でないところは、チャラ箱、ナンパ箱と呼ばれ、区別されるが、これらは本質的に別業種でクラブと呼ぶにふさわしくない。DJも別業種のDJだ。

パリピブームも一段落し、日本のダンスミュージックシーンは焼け野原のように見えるが、本来ダンスフェスやEDMブームはダンスミュージックシーンを躍進させる起爆剤だったはずだ。Carl Coxが巨大ステージで再びプレイし、Fisherがグラミーにノミネートされることは、EDMブームがなかったら起こっていなかっただろう。

日本のダンスミュージックシーンは、ここからまたやり直しなんだと思う。今度はダンスフェスの理念や、国籍も人種も性別も年齢も関係なく楽しめるダンスミュージックの素晴らしさを第一にして。

MacProの電源ランプ点滅

うちの事務所には、2008のMacProに無理やり64bit OSを突っ込んだものがあるのだが、今日、電源ランプが点滅して立ち上がらなくなった。

調べてみると、これはメモリの不具合っぽい
ということで、怪しいメモリを4枚抜いてみた
2枚は中国製、2枚は日本製

中国製は前にも不具合があったので、先にその2枚をパス
んー、同じ症状か。。。

では日本製を抜いてみよう
んー、動いちゃった。。。

がんばれよ、日本製。。。