NHKに謝罪させるなら

 裸のボディースーツダンサーの件で、NHKがお詫び出してたけど、UKではこういう騒ぎは政治的メッセージ入りのTシャツを着て出演することによって起こすというのが相場だ。お国が違うと、文化のテイストも違うという見本のような話だ。
 NHKに出禁になるなら、「未来の世代へツケをまわすな、政治家ども!」とか「アメリカ帝国主義反対!」とか書いたTシャツを着て歌えば一発だろう。
 目的が話題獲得と問題提議では違いすぎるか。。。
 エンターテインメントとパンクは別物か。。。いや、同じ?
 なんか、谷上みたいになってきたので、考えるのをやめよう。

次世代型

 サシャの話の続きなんですが(すいません、間があきまして)、20代前半層を巻き込むには、少なくとも20代もしくは新人感のあるDJやクリエイターがシーンを盛り上げなくてはなりません。

 ベテラン勢を否定するつもりはありませんし、彼らのDJスキルがはるかに若手より優れているのは事実ですが、クラブカルチャーには「共感」が必要ですからね。

 その点で、ジャスティスをはじめとする、次世代型のアーティストには期待がかかります。

 彼らの多くはDJ出身ではないというのがおもしろいですね。

 DJカルチャーは、楽器ができない者に音楽への道を開いたという点で、革新的でした。しかし、それはもはや当たり前のこととなり、今度はスタジオを借りなくてもレコーディングができるという技術のほうに目が向き始めたから、こういうことになっているのだと思います。

 80-90年代にターンテーブルが果たした役割を、今はラップトップPCとプラグインが果たしているのです。

25歳以下ゼロって。。。

 昨日、某大型イベントの仕掛け人とお話していたのですが、気になることを聞いてしまいました。

 ロンドンの13000人も入る巨大クラブでサシャが回していたんだそうです。人はいっぱいだったようなんですが、彼が「25歳以下はゼロ、ほとんどが30-40歳だった」って言うんですよ。

 そのとき僕は「そんなわけねーだろ?」って思いませんでした。

 5年ほど前に「UKでは再びギターの売上がターンテーブルを抜いた」って聞いてましたから。

 ユース・カルチャーって、そういうものだと思うんです。ジェネレーションがあって当然なんですよ。

 いつかまた逆の現象も起こるのでしょうし、そういうサイクルがあるから世の中はオモシロイんだと思います。