そんなのニュースなのか?

仕事柄、うちにはいろんな音楽ニュースが送られてくる。リリースやイベント情報は本当にありがたいのだが、「某アーティストがCMに出演!」とか「某一流企業のCMソングに某楽曲が決定!」というのは取り扱いに困る。これは広告業界のニュースであって、音楽ファンには関係ないからだ。どうもそこが世間的にもごっちゃになっているようで、巷にはこの手のニュースがあふれかえっている。

ネットには情報がありすぎるから、いる情報といらない情報をしっかり区別していきたい。

これはナシだよなぁ

これはナシだよなぁ、とか、なんじゃこりゃ?サイテーの音楽だな、と思ったら気をつけたほうがよい。そういうものは、ものすごいものになったりする。

ハウスを最初聴いたとき、スゲー!サイコーって思った人は、はたしてどれだけいるだろう?

ちなみに僕は「わけわかんねー」と思った。

優れた演奏能力とか、凝りに凝った作曲とか、そういう音楽的に優等生なポイントから未来を変える音楽は生まれない。

だから、僕は「わけわかんねー」音楽が好きだ。ハウスやレイヴ・ミュージックは、間違いなくそういう音楽だった。

ゴシップはお好き?

音楽を楽しむ上で、無視してよいもの。それはアーティストのゴシップ。

音楽の本質とまったく関係のない、このどうでもよい話は、伝言ゲームのように世界を駆け巡る。

そこから生まれる先入観をもって音楽を聴くのは、僕の好みじゃない。

せっかく音楽は目に見えない形になっているのだから、現実界の些細な出来事とからめて聴くべきではないのだ。

ちょっと独り言でした。