僕は20歳前後の頃、とてもファッションが好きだった。特にUKのデザイナーが好きだったので、ロンドンに行くと、昼は買い物、夜はライブ/クラブで、大忙しだった。
ファッションと音楽が好きだったので、就職はそれに関連したものを探し、うまく某ファッション・ビルに就職することができた。
それほど僕はファッションが好きだった。
しかし、就職して業界の現実を見てしまってからは、急速に関心を失い、今に至っている。
そんな僕にも、好きなデザイナーはいまだにいる。その一人が、Alexander McQueenブランドのLee McQueenだった。それだけに、彼が次の世界へ旅立ってしまったことには、悲しみを隠せない。
素晴らしき才能ある者が、この世を早く去りがちなのは、なぜなのだろう?
創造とは、かくも危険な行為なのだろうか?
そんなことを、考えてしまった。