UK’s Top 40 DJs Poll

LOUDではDJの人気投票を毎年行っているが、その雛形になったのは、UKのDJ誌が主催していた人気投票だった。DJ誌の対象範囲は、いまやかなりワールドワイドなので、必然的にビッグルームDJが上位に来るようになってしまった。トランスDJばかりがランクインしているのは、そういう理由だろう。日本におけるユーロトランス人気は、残念ながらかなり落ちてしまったが、海外では依然としてキープされているのだ。

一方で、UKで人気のあるDJを投票で決めようという企画がある。それがUK’s Top 40 DJs Pollだ。今年の結果は、1位が二年連続でErol Alkanだった。僕はUK派なので、こっちのチャートのほうが納得がいく。

ちなみに、イビサのDJ Awardsというのもあるのだが、けっこう政治の香りがするので、個人的にはほとんど重視していない。

いずれにしても、こういう企画は余興としては面白いし、シーンの活性化につながっていると、僕は思う。

そんなのニュースなのか?

仕事柄、うちにはいろんな音楽ニュースが送られてくる。リリースやイベント情報は本当にありがたいのだが、「某アーティストがCMに出演!」とか「某一流企業のCMソングに某楽曲が決定!」というのは取り扱いに困る。これは広告業界のニュースであって、音楽ファンには関係ないからだ。どうもそこが世間的にもごっちゃになっているようで、巷にはこの手のニュースがあふれかえっている。

ネットには情報がありすぎるから、いる情報といらない情報をしっかり区別していきたい。

これはナシだよなぁ

これはナシだよなぁ、とか、なんじゃこりゃ?サイテーの音楽だな、と思ったら気をつけたほうがよい。そういうものは、ものすごいものになったりする。

ハウスを最初聴いたとき、スゲー!サイコーって思った人は、はたしてどれだけいるだろう?

ちなみに僕は「わけわかんねー」と思った。

優れた演奏能力とか、凝りに凝った作曲とか、そういう音楽的に優等生なポイントから未来を変える音楽は生まれない。

だから、僕は「わけわかんねー」音楽が好きだ。ハウスやレイヴ・ミュージックは、間違いなくそういう音楽だった。