2010年10/3-10/9の注目リリース


今週リリースのうち、アルバムのSPECIAL OTHERSからPAPER PLANE PROJECTまでと、EPのMASTERLINKは、現在発売中のLOUD190号にてピックアップしております。また、アルバムのSweet LiciousはiLOUDにてインタビュー掲載予定ですので、そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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SPECIAL OTHERS/ The Guide
’06年にメジャー・デビューし、そのセッション性の高い、躍動感あふれるライブ・パフォーマンスで高い人気を博す、4ピース個性派ジャム・バンドの4thアルバム。細部にこだわった音づくりと、彼らの真骨頂であるキャッチーなサウンドが、心地よいバランスで融合し、生演奏ならではの予想外な展開や、人間味あふれるグルーヴ感を楽しめる注目作。
10/6リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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TRICKY/ Mixed Race
独自の音楽的センスで、ニューウェイヴ、ロック、レゲエ、ヒップホップを融合させてきた、英ブリストル出身の鬼才アーティストによる9thアルバム。ボビー・ギレスピー(Primal Scream)らをゲストに迎え、彼らしいスモーキーでダークな音はもちろん、自身初の試みとも言える、ダンサブルなサウンドも展開した、バラエティー豊かな作品。
10/6リリース(ROCK/ BREAKBEATS)★★★★★★★☆☆☆

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Schroeder-Headz/ newdays
DE DE MOUSEや佐野元春、PUFFYらのライブやレコーディングに参加しているキーボーディスト、渡辺シュンスケによる新プロジェクト。エレクトロニカ、ブレイクビーツ、ポスト・ロックといった現代音楽の要素を、ジャズやクラシックのフィルターを通し、ピアノ、ベース、ドラムのトリオ編成+プログラミングで独自に構築した、リリカルな楽曲を収録。
10/6リリース(JAZZ/ ELECTRONICA)★★★★★★★☆☆☆

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skrew kid/ room tapes
名古屋のポスト・ロック・バンド、All Of The Worldのメンバーである、Yoshihiro Tsuchieの2ndソロ・アルバム。クラシック・ギターやローズ・ピアノといった楽器に加え、オープンリールやテープ・エコー、テープ・レコーダー等珍しい機材を用い、シンプルなメロディーがループする、素朴で優しいローファイ・サウンドを展開。
10/6リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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PAPER PLANE PROJECT/ Pacific Connection
’08年にデビューした、オーストラリア出身の新星ヒップホップ・ユニットによる1stアルバム。ファンク・バンドの生演奏をサンプリングしたほか、パーカッション、ホーン、キーボード、ギターなど、生楽器も用い、ソウルやファンク、ディスコ・ミュージック、ジャズ、ラテン音楽をバックグラウンドとした、生音由来の温かみあふれるグルーヴを展開。
10/6リリース(HIP HOP/ FUNK)★★★★★★★☆☆☆

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Sweet Licious/ Sweet Licious
’07年に結成されたSakurakoとKaedeからなるガールズ・シンガー・ユニットのメジャー・デビュー・アルバム。女の子のリアルな気持ちを綴ったラブ・ソングや、ハッピーなダンス・チューン、生ストリングスによるドラマティックなバラードなど、Sakurakoのクールで伸びやかな歌声と、Kaedeのキュートで艶のある歌声を楽しめる10曲を収録。
10/6リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

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BELLE AND SEBASTIAN/ Write About Love ~愛の手紙~
カリスマ的な人気を博す、グラスゴー出身ギター・ポップ・バンドによる、約4年ぶりとなる7thアルバム。バンドの中心人物、スチュワート・マードックによるソロ作等、各メンバーのソロ活動を経て、地元グラスゴーとLAでレコーディングした復帰作品で、一回りスケールアップした、瑞々しくも美しいサウンドを展開。
10/6リリース(POP/ ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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ASH/ A-z Vol.2
’90年代から人気を博す、北アイルランド出身のロック・バンドによる7thアルバム。2週間に1曲、配信と7インチの2形態でシングルをリリースし、1年をかけて26曲を発表するという企画の後半にあたる作品で、“N”から“Z”まで13曲を収録。前作同様にポップ&メロディアスで、ファンの期待を裏切らないASH節を展開。
10/6リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

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EDWYN COLLINS/ Losing Sleep
元オレンジ・ジュースのメンバーとして知られる大御所アーティストの、通算7作目となるソロ・アルバム。The Cribsのライアン&ジョニー・マー、The Drums、Franz Ferdinandのアレックス&ニックらとのコラボ楽曲を収録した、瑞々しくも地に足着いたギター・ポップを満喫できる作品。
10/6リリース(INDIE POP)★★★★★★★☆☆☆

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THE ORB/ Metallic Spheres
アレックス・パターソン率いる重鎮ユニットの新作は、Pink Floydのデヴィッド・ギルモアとのコラボ作品。5つの楽章を内包する2部構成の作品で、パターソンのアンビエントなトラックに、ギルモアの叙情的で耽美なギターとボーカルが絡む、壮大なサウンド・スケープを展開。ベースとキーボードにユースも参加。
10/5リリース★★★★★★★☆☆☆

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SUSUMU YOKOTA/ Kaleidoscope
国内のテクノ・シーン黎明期から活動を続けるクリエイターによる、『Mother』(’09)に続くアルバム作品。時にエレガントで、時にアブストラクトな電子音と、多様なアコースティック楽器の調べが共鳴しあう、深いエコーに包まれたアンビエント・ミュージックを展開。定番の3拍子楽曲も収録。
10/4リリース(AMBIENT)★★★★★★★☆☆☆

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SPIRIT CATCHER/ Partners In Crime
デビュー・アルバム『Night Vision』(’07)がクロスオーバー・ヒットし一躍注目を浴びた、ベルギーのダンスミュージック・デュオ。その2ndアルバムは、レトロなディスコ・チューンからテック・ハウスまで、とにかくディープな音が詰まった作品。
10/6リリース(HOUSE)★★★★★★★☆☆☆

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GOLD PANDA/ Lucky Shiner
’10年度注目の新人として話題を集めている、UK出身のエレクトロニック~サンプリング・ミュージック・クリエイターのデビュー・アルバム。ダンサブルなビートと、チルウェイブにも通じる、カラフルで淡いサウンドが融合した、ドリーミーな音世界を楽しめる、新時代のアンビエントといった趣の作品。
10/6リリース(ELECTRONICA)★★★★★★★☆☆☆

EP

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MASTERLINK/ Super Speed EP
今年6月にシングル『Traveling』でメジャー・デビューを果たした、東京出身の3ピース・エレクトロ・ロック・バンドによる最新EP。キャッチーなメロディー、ダンサブルなビート、ドリーミーなエレクトロ・サウンドを、シングルからさらに探求したオリジナル曲3作品と、大沢伸一、DAISHI DANCEによるリミックスの計5曲を収録。
10/6リリース(ROCK/ ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆

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