地元である英ブライトンで25万人を集め開催された伝説的ビーチパーティー<BIG BEACH BOOTIQUE>を筆頭に、世界各地で巨大パーティーを幾度も行ってきたFatboy Slim(ファットボーイ・スリム:ノーマン・クック)。彼が、2014年10月19日(日)に幕張メッセ国際展示場で開催される<FATBOY -eat sleep rave repeat- SLIM tour>で来日することになりました。Fatboy Slimにとって、日本では久々の屋内レイヴとなるこのビッグ・イベント。当日は、なんとスペシャル・ゲストとしてSteve Aoki(スティーヴ・アオキ)とSakanaction(サカナクション)らも出演する予定となっています。元祖スーパースター・パーティーDJのFatboy Slimと、新世代スーパースター・パーティーDJのSteve Aokiとの共演は、すでに話題をさらっていますね。
というわけで、ここでは大ヒットとなった「Eat, Sleep, Rave, Repeat」と最新リミックス・コンピ『Fatboy Slim Presents Bem Brasil!』を携えて戻ってくるFatboy Slimの、来日直前インタビューをご紹介しましょう(iLOUDエクスクルーシヴです)。イベントの詳細も以下をご覧ください。
Fatboy Slim <”Eat Sleep Rave Repeat” Tour> インタビュー
__各地で開催している<”Eat Sleep Rave Repeat” Tour>の反響はいかがですか?
「この特定のツアーというよりは、今までノンストップで続けてきた活動の積み重ねによって、僕の作品がポップ・チャートに入りだしたことによって、最近若い層のファンが引き寄せられているように感じるね。昔からのファンは相変わらず食べて(Eat)…寝て(Sleep)…あとは主にレイヴ(Rave)しているかな…(笑)」
__今のところ、ツアーで一番の盛り上がりとなった会場はどこでしたか? エピソードなどありましたら教えていただけますか。
「今年の夏にブラジルで行ったワールドカップショーはスペシャルだったね! 音楽とサッカーとの最高の相性といい、パーティーが大好きなブラジル人の国民性といい、とにかく素晴らしかったよ。あと、“熱・みぞれ・雨をリピート”したコーチェラ・フェスティバルは盛大なショーで、それもかなり盛り上がった。個人的に楽しかったのは、Alex James(Blurのベーシスト)とJamie Oliver(イギリスの有名料理人)がお互いの子供を連れてステージサイドで踊っていたことだね!」
__Riva StarrとBeardymanとのコラボ曲で、後にCalvin HarrisやDimitri Vegas & Like Mikeもリミックスした「Eat, Sleep, Rave, Repeat」は、もともとどのようにして誕生した曲ですか? この曲は、ダンス・ミュージック・シーンでアンセムとなりましたね。
「スタジオで、僕とRiva StarrとBeardymanの3人でいろいろ遊んでいたことから始まったよ。で、ある日VJのヤツを編集作業で深夜まで働かせたあと、彼から届いた一通のメールに着想を得たんだ。そのシンプルな言葉が、自分の人生と重なるように感じてね」
__また、あなたは今年ブラジリアン・ミュージックのリミックス・コンピレーション・アルバム『Fatboy Slim Presents Bem Brasil!』をリリースしましたね。
「実は、僕は何年も前から現在に至るまでブラジルとは恋愛関係にあるんだ。いわば僕の愛人みたいな存在かな(笑)! ずいぶん前からブラジル音楽に傾倒していたから、ワールドカップのためにブラジル音楽のクラシックをリミックスできるチャンスを与えられたことは、最高に嬉しいよ。でも特に嬉しかったのは、その作品がブラジル国内の音楽チャートで5位にランクインしたことさ」
__あなたは、日本では近年<BIG BEACH FESTIVAL>でプレイをしてきましたね。屋内レイヴとなる今回の10月19日のギグでは、どんなセット、パフォーマンスをしたいと考えていますか?
「僕の友人のダンとチカが、僕のために完璧なビーチパーティーをオーガナイズしてくれたんだよ。そこでプレイさせてもらえるのはとても光栄なことだ。今年は残念ながらそのビーチパーティーはなかったけど、発想を変えれば屋内で王道のウェアハウス・レイヴができるっていうことさ。屋内のパーティーは、屋外とはまた違う良さが沢山あると思う。もっとダーティーで、良い意味でもっと騒々しいヴァイブスが生まれると思う。違うって最高!」
__今回スペシャル・ゲストとして出演するSteve Aokiについては、いかがですか? あなたからみた彼の印象について教えてください。
「彼に対して、僕は多大なるリスペクトをおいてるよ。クオリティの高い音楽だけではなく、彼の人間性とDJスタイルは従来のDJの概念を変えていくことになると思う。彼の唯一無二のショーマンシップはとてもユニークで、エンターテイメント性に溢れていて、彼と並ぶのは普通のDJには少し厳しいことかもしれないね」
__Steve Aokiの代名詞となっているケーキ投げをくらう準備はできていますか?
「ケーキ投げに関しては、僕は一線を引いておきたいね! そのジョークは、個人的にはちょっと受け入れがたいよ。もし彼がケーキを持って僕の方に向かって来たら、僕は自分の威厳と名誉を守りにいくだろう(笑)」
__最後に、あなたの今後のリリース・プランや将来のヴィジョンについて教えてください。
「僕には夢があって、宇宙空間でRichard Branson(ヴァージン・グループの会長)にワツシダンスを踊らせる人類初のパーティーを決行ようと思ってるよ。あとFatboy Slimとして、惑星と季節を普遍的なBPMでリンクさせる3枚組コンセプト・アルバムをつくるヴィジョンもできている。でも現実は悲しいほどに単純で、僕は食べて(Eat)、寝て(Sleep)、そして羽目を外す(Rave)だけさ…」
interview iLOUD
協力 SMASH
FATBOY SLIM
http://www.fatboyslim.net/
https://www.facebook.com/fatboyslim
【イベント情報】
FATBOY -eat sleep rave repeat- SLIM tour
2014年
10/19(SUN)
幕張メッセ国際展示場
open/start 15:00 (21:00 終演予定)
¥9,800 (前売)
出演
FATBOY SLIM
STEVE AOKI (Special Guest)
SAKANACTION (Special Guest)
and more.
チケット
一般発売中
ぴあ (P:238-259)
ローソン (L:76423)
e+ http://eplus.jp
岩盤 (店頭販売のみ) http://ganban.net/
楽天チケット http://r-t.jp/fbs
tixee https://tixee.tv/event/detail/eventId/6444
iFLYER http://iflyer.tv/ja/event/195220
お問い合わせ
SMASH:03-3444-6751
http://www.smash-jpn.com/
http://smash-mobile.com/
HOT STUFF PROMOTION:03-5720-9999
http://doobie-web.com/
主催:tv asahi / Shibuya Television
【スペシャル・ゲスト・プロフィール】
STEVE AOKI
マイアミ生まれ。カリフォルニア育ち。ハリウッド在住。一年間365日中300日がツアーというパーティー・モンスターで、音楽プロデューサー、DJ、レーベルオーナー、ファッションブランドのマスターマインドなど多岐にわたり活躍。ハードコア・パンクから最新のエレクトロ・サウンドを自在にミックスし、マイクを振り回しながら“Cake Me”とかかげたファンにむけて特大ケーキを投げるという独自のDJスタイルを確立し、中毒性の高い彼のショーは毎回入場制限になるほどの絶大な人気を誇る。初のスタジオ・アルバム『ワンダーランド』はグラミー賞にノミネートされており、10/1リリース予定のセカンド・アルバム『ネオン・フューチャー Part 1』には豪華アーティストが多数参加予定。EDM/ダンス・シーンの最重要アイテムになることは間違いない。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/steveaoki/
http://steveaoki.com/
SAKANACTION
2005年に活動を開始し、2007年にメジャー・デビュー。日本の文学性を巧みに内包させる歌詞やフォーキーなメロディー、ロックバンド・フォーマットからクラブミュージック・アプローチまでこなす変容性。様々な表現方法を持つ5人組のバンドである。2013年3月には6枚目となるアルバム『sakanaction』をリリース。バンド史上初のオリコン週間1位を記録し、トップ10にも4週連続でランクイン。今なおロングセールスを続けている。2014年1月から新たに全国ツアー<SAKANAQUARIUM 2014 “SAKANATRIBE”>を開催。全国12カ所22公演を行い全てソールドアウトの反響をみせた。音楽的な評価も受けながら「ミュージシャンの在り方」そのものを先進的にとらえて表現し続けるその姿勢は、
新世代のイノベーターとして急速に支持を獲得している。
http://sakanaction.jp/