2010年10/10-10/16の注目リリース


今週リリースのうち、アルバムのiLLは、現在発売中のLOUD190号にて、COMA*は、10月29日発売予定のLOUD191号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

1010_iLL.jpg
iLL/ Minimal Maximum
スーパーカー、NYANTORAの活動で知られる中村弘二(ナカコー)による音楽プロジェクトの、通算5作目となるオリジナル・アルバム。近年作の定番レコーディング・メンバーである、沼沢尚(Dr)、ナスノミツル(B)、西滝太(Keys)と共に、新たなエレクトロニック・サウンドのアイディアや、より洗練された演奏をベースにつくり出した作品。ミニマルなテイストを独自に解釈した、イマジネイティブな音世界を展開。
10/13リリース(ROCK/ ELECTRIC)★★★★★★★★☆☆

1010_coma.jpg
COMA*/ illm
’01年より東京を拠点に活動する、3人組ライブトロニカ・バンドの4thアルバム。ロックやジャム、ジャズ、フュージョン、ハウスなど多彩な要素を飲み込んだ、エモーショナルかつグルーヴィーなサウンドを展開。SOURのHOSIJIMAがゲスト・ボーカルとして参加した「Canoe」など、全7曲を収録。
10/13リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

1010_sleighbells.jpg
SLEIGH BELLS/ Treats
M.I.A.の最新アルバムにも参加している、デレクとアレクシスからなる、ブルックリンの男女2人組インディー・ポップ・デュオによるデビュー・アルバム。ハードコア・パンク出身のデレクがつくり出す、超ハード&ノイジーなトラックと、かつてガール・ポップ・バンドで活動していたという、アレクシスのキュートなボーカルが結合した、エキセントリックな一作。
10/13リリース(INDIE POP)★★★★★★★☆☆☆

1010_Antony.jpg
ANTONY & THE JOHNSONS/ Swanlights
ニューヨークを拠点に、ピアノの弾き語りを軸にした、孤高の音楽活動を続けるアーティスト。前作の収録曲と同時期に書かれた曲をまとめた内容で、Bjorkとのデュエット曲、ロンドン交響楽団が全面参加した曲、そしてシングルの「Thank You For Your Love」など、様々なスタイルの楽曲を収録。荘厳な雰囲気が漂う従来作と比較すると、いくぶん開放的な佇まいの作品。
10/13リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

1010_squarepusher.jpg
SQUAREPUSHER presents SHOBALEADER ONE/ D’demonstrator
Warpの看板プロデューサー / ベーシストであるトム・ジェンキンソンが、キーボード、ギター、ドラムからなるバンド編成の新プロジェクトを始動。その1stアルバムは、ポップスやエレクトロニカ、ファンク、AOR、メタル等、実にさまざまな要素が渾然一体となったサウンドと、奇妙に歪んだトムのボコーダー・ボーカルが結合した、ストレンジな異色作。
10/6リリース(ELECTRO/ ROCK)★★★★★★★☆☆☆

1010_sufjan.jpg
SUFJAN STEVENS/ Age Of Adz
’03年のアルバム『ミシガン』で一躍注目を浴びた、USの奇才シンガー・ソングライターによる、約5年ぶりの新作。これまで得意としてきた物語的なテーマを手放し、ボーカル&コーラス、シンセ、ストリングス、ホーンといった多彩な音の要素を組み立て、壮大かつドリーミーな、一大叙事詩的サウンドスケープを展開。
10/13リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

1010_ffmix.jpg
FRIENDLY FIRES /Bugged Out! Presents Suck My Deck
UKの人気パーティーのミックスCDシリーズ最新作は、’08年に「Paris」のヒットで一躍注目を浴びた、UKのインディー・ダンス&ポップ・バンドが担当。エレクトロホップから、ディスコダブ、エレクトロ・ポップ、テクノまで、’00年代後半ならではの、ジャンルを自在に横断する選曲スタイルで、バンド本体の音楽性よりもさらにダンサブルな楽曲群をミックス。
10/13リリース(ELECTRO/ TECHNO)★★★★★★☆☆☆☆

1010_monobright.jpg
monobright/ Adventure
’07年にメジャー・デビューした、札幌発の4人組ロック・バンドによる3rdアルバムは、今年から来年にかけての活動計画“DO10!!”プロジェクトの前半戦となる作品。曲構成、アレンジ、歌詞の世界観、収録時間という枠に囚われることなく、タイトルどおり、自らの感性を刺激する興味だけを指標に、自由奔放に創り上げた作品。
10/13リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆

columnカテゴリーの記事