2010年6/6-6/12の注目リリース


今週リリースのうち、アルバムのThe Chemical BrothersからNamyまでと、シングルのMASTERLINKは、現在発売中のLOUD186号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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The Chemical Brothers/ 時空の彼方へ
UKのエレクトロニック・ミュージック・シーンを代表するユニットによる、映像と音楽がセットになった7thアルバム。彼らがライブ・セットで見せてきた、マッドな音世界をそのまま作品化すべく、ゲスト・ボーカリストの起用を排し、何の束縛もなく自由につくり上げたという作品。これまで以上に躍動的なビート、エモーショナルなサウンドを展開。
6/9リリース(ELECTRIC)★★★★★★★★★☆

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AA=/ #2
The Mad Capsule Marketsの活動で知られる、上田剛士のソロ・プロジェクト。この2ndアルバムは、従来以上にビートの質感にこだわり、ダンサブルなサウンドへ接近し、自身のポリシーをストーリー仕立てで紡ぎ上げた、コンセプチュアルな作品。Back Drop Bombの白川貴善、マッドの旧メンバーMINORUらも参加。
6/9リリース(ROCK/ ELECTRIC) ★★★★★★★☆☆☆

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PENDULUM / Immersion
’08年のアルバム『In Silico』で全英アルバム・チャート初登場2位を記録した、6人組ヘビー・エレクトロニック・ロック・グループ。最新アルバムは、ルーツであるドラムンベースゆずりのパワフルな高速ビート、メタリックかつシンフォニックなシンセ・サウンドを、より華麗に、よりワイドに発展させた意欲作。
6/9リリース(DRUM’N’BASS/ ROCK) ★★★★★★★★☆☆

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UFFIE/ Sex Dreams & Denim Jeans
フランスのED Bangerに所属する新星エレクトロ・ポップ・アイコンのデビュー・アルバム。マドンナを手がけるMirwaisや、レーベルメイトのFeadz、Sebastian、Mr. Oizoらをプロデューサーに迎え、キュートなエレクトロ・ポップから、バンド・サウンドに挑戦した表題曲まで、多彩な楽曲を展開。Pharrell Williamsも参加。
6/9リリース(ELECTRO/ POP) ★★★★★★★★☆☆

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THE DRUMS/ The Drums
英BBCの“Sound of 2010”に選ばれた、’08年結成のブルックリンを拠点にするインディー・ポップ・バンド。このデビュー・アルバムでは、’80年代のインディー・ポップや’50~’60年代のオールディーズ・ポップのエッセンスを吸収した、フレッシュかつノスタルジックで、シンプルなサウンドを展開。
6/9リリース(ROCK/ POP) ★★★★★★★★☆☆

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CRYSTAL CASTLES/ Crystal Castles
8ビット・ノイズとエレクトロ・サウンド、パンクなアティテュードで注目を浴びた、’08年デビューのカナダ発エレクトロ・ユニット。2年ぶりの2ndアルバムでは、ノイジーなパンク・トラックから、美しくも悲しげな4/4ビート・トラックまで、前作から格段に進化した、多彩な14曲を収録。
6/9リリース(ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆

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Blu-Swing/ Secret Of Attraction
様々なクラブ・ミュージックを背景にした、ジャズ/ヒップホップを展開する、国内発の5ピース・バンド。セルフ・カバーを主体としたこの新作は、全編完全ジャズ・アレンジを施し、スタジオ・ライブ・レコーディングで制作。彼らの骨格であるバンド・サウンドを、臨場感あふれる演奏で表現した意欲作。
6/9リリース(CLUB JAZZ) ★★★★★★★☆☆☆

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Namy/ Namy Black
DJとして活動する高波由多加を中心に、多彩なミュージシャンが集い形成されたプロジェクトが、自身の楽曲をフロア・フレンドリーに再構築したリミックス・アルバムを発表。若手注目ハウス・ユニット、Jazzin’ parkや、トラック・メイカーShin-Skiら、個性豊かな面々がリミキサーとして参加。
6/11リリース(HOUSE)★★★★★★★☆☆☆

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CHRISTINA AGUILERA/ Bionic
アメリカを代表するポップ・シンガーの、約4年ぶりとなる新作。共同プロデューサーに、Tricky Stewart、ゲストにGoldfrappやM.I.A.、Santigold、Ladytron、Sia、Linda Perryら多彩な面々を迎え、未来をコンセプトにした、エレクトリックな新境地サウンドを展開。
6/9リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆

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SIA/ We Are Born
Zero 7の作品にフィーチャーされたことで脚光を浴びた、オーストラリア出身の女性シンガーによる新作。フォーキーな楽曲からエレクトリックなサウンドまで幅広い楽曲に乗せて、優しく力強い、情熱的な歌声を披露。The StrokesのNick Valensiや、bird and the beeのInara Georgeが参加。
6/8リリース(POP/ ROCK) ★★★★★★★☆☆☆

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RATATAT/ LP4
NYを拠点に独自のインスト・エレクトロ・ロックを展開するユニットの、2年ぶりとなる4thアルバム。これまで通りギターを軸に、アナログ・シンセやハープシコード、タブラといった幅広い種類の楽器を使いつつも、ストリングスをフィーチャーした、前作と大きく異なるサウンドを展開。
6/8リリース(ROCK/ ELECTRIC) ★★★★★★★☆☆☆

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TECHNASIA/ Central
’90年代後半から活動してきたテクノ・ユニットによる、約5年ぶりのアルバムは、メンバーのアミールの脱退を経て、シャール一人で制作した作品。彼ら独自の、オリエンタルさ際立つエモーショナルかつ美麗なメロディーに、ボーカルをフィーチャーしたサウンドを展開。18曲を収録した充実作。
6/9リリース(TECHNO)★★★★★★☆☆☆☆

SINGLES

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MASTERLINK/ Traveling
’02年に結成された、東京出身のエレクトロ・ロック・バンドによるメジャー・デビュー・シングル。キャッチーなメロディー、ダンサブルなビート、ドリーミーなエレクトロ・サウンドの三拍子が揃ったオリジナル曲「Traveling」、「Miss You」と、☆Taku Takahashi(m-flo)がリミックスした「Traveling TAKU REMIX」、計3曲を収録。
6/9リリース(ROCK/ ELECTRO) ★★★★★★★☆☆☆

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