東京代官山のクラブ、UNIT / SALOON / UNICEの10周年記念パーティーで、23 Skidoo(トゥエンティスリー・スキドゥ)とDon Letts(ドン・レッツ)の来日が決定しました。日程は、7/5(SAT)となっています。
なんと今回が初来日となる23 Skidooは、ポストパンク期に独自のエスノ・インダストリアル・ファンクを展開した英シェフィールドのバンドで、後世に大きな影響を与えた伝説的存在ですね。Don Lettsは、’70年代後半にイギリスでパンク・ロックとレゲエを融合させたキーパーソンの一人で、’80年代にはMick Jones(ミック・ジョーンズ:元The Clash)と共にBig Audio Dynamite(BAD:ビッグ・オーディオ・ダイナマイト)のメンバーとしても活躍した人物です。
イベントの詳細は以下をご覧ください。
追記 6/20:追加ラインナップとしてOOIOOらの出演が決定しました。
DAIKANYAMA UNIT / SALOON / UNICE
10th ANNIVERSARY PARTY
Featuring: 23 SKIDOO, DON LETTS
2014.07.05 (SAT)
OPEN/START 20:00
ADV. 4,500yen
DOOR 5,500yen / 3,500yen (after 1:00)
[UNIT]
23 SKIDOO
OOIOO
EYヨ
DJ Fulltono & D.J.APRIL (Booty Tune)
KENJI TAKIMI (Crue-L / Being Borings)
LEF!!! CREW!!!
MOODMAN (HOUSE OF LIQUID / GODFATHER / SLOWMOTION)
DJ YOGURT (Upset Recordings)
& more
[SALOON]
asyl cahier (LSI Dream / Foule)
CMT
KEIHIN (Maktub)
MASA (Spacegathering / Vortex)
SIN (WALKERS / GOLDENHOUR)
Shhhhh
YOU FORGOT (ugly.)
& more
[UNICE]
DON LETTS
KEN2D SPECIAL
DJ KENT (Force Of Nature)
クボタタケシ
DJ NOA
PART2STYLE SOUND
タカラダ ミチノブ
TOSHIYUKI GOTO
ADVANCE TICKET 6/7 (SAT) ON SALE
・TICKET PIA (P: 234-900)
・LAWSON TICKET (L: 72004)
・e+ (イープラス)
ほかレコード店にて
※23 Skidooのライブは24時終了予定。タイムテーブルは追って発表致します。
http://www.unit-tokyo.com/
http://www.unit-tokyo.com/schedule/2014/07/05/140705_unit_10th_anniversary.php
23 SKIDOO (トゥエンティスリー・スキドゥ)
英国はシェフィールド出身のエスノ・インダストリアル・ファンク・バンド。1979年にFritz Catlin、Johnny Turnbull、 Sam Millsによって結成された。バンド名の由来はAleister Crowley、 William S. Burroughsなどの作品に登場する神秘的な啓蒙主義のフレーズにちなんで命名された。1981年に1stシングル「Ethics」をリリース。1982年には1stアルバム『Seven Songs』をThrobbing Gristleのリリースで知られるFetish Recordsからリリース(本作のプロデュースはThrobbing GristleのGenesis P-OrridgeとPeter Christopherson)。ファンク・ビートにエレクトリック・ノイズやコラージュ、金属打楽器による強烈なパーカッションなどがランダムに絡む唯一無二の特異な音楽性は、当時新鮮な衝撃を持って迎え入れられUKインディー・チャートの1位に輝く。翌83年にはバリニーズ・ガムラン・オーケストラとのコラボレーションや、ワールド・ミュージックの祭典WOMADでのライブ音源を収録した2nd作『The Culling is Coming』を発表。本作に於いて彼らはスクラップ・メタルやテープ・ループなどを使用したインプロヴィゼーション主体のインダストリアルなワールド/ノイズ・ミュージックを展開。バンドの過激な方向性と急進性を示す。そして84年にはよりワールド・ミュージック、エスニック色を打ち出した3rd作『Urban Gamelan』をリリース。以降、バンドはヒップホップへとフォーカスし数枚のシングルを発表した後、コンピレーション・アルバム『Just Like Everybody』を87年に発表。89年にはメンバーのTurnbull兄弟がレーベルRoninを設立。 DeckwreckaやRoots Manuvaといったアーティストの作品をリリース。そして90年代に入るとThe Chemical Brothersが「Block Rockin’ Beats」で彼らの楽曲「Coup」をサンプリングし、Andrew Weatherallが80年代のポストパンク音源を編集したコンピレーション盤『Nine O’clock Drop 』に同曲を収録するなどクラブ・シーンから再評価を受け、2000年にはPharoah SandersやRoots Manuvaとのコラボレーションも話題となったオリジナル・アルバム『23 Skidoo』を発表。また2000年以降は長らく廃盤となっていた初期作品もCD化され、LIVE活動も再開。2013年にはAll Tomorrow’s Partiesに出演。2014年4月にはロンドンのBFIにてRichard Heslop(QueenやThe Cure、New OrderなどのMVも手掛ける映像作家。23 Skidooとの親交は深い)によるオリジナル・ヴィジュアルをフィーチャーした『Seven Songs』の再現ライブを行っている。
DON LETTS (ドン・レッツ)
ジャマイカ移民の一世としてロンドンに生まれる。’76-77年にロンドン・パンクの拠点となった<ROXY CLUB>でDJを務め、集まるパンクスを相手にレゲエをかけていたことから脚光を浴び、パンクとレゲエを繋げたキーパーソンの一人。同時にリアルタイムで当時の映像を撮り、’79年に初のパンク・ドキュメンタリー映画『PUNK ROCK MOVIE』を制作。’80年代半ばにはTHE CLASHを脱退したMICK JONESのBIG AUDIO DYNAMITEで活動、さらにBADを脱退後の’80年代末にはSCREAMING TARGETを結成し、”Who Killed King Tuby?”等をヒットさせる。音楽活動と平行して、多くの音楽ヴィデオやBOB MARLEY、GIL SCOTT-HERON、SUN RA、GEORGE CLINTON等のドキュメンタリー・フィルムを制作、2003年にTHE CLASHのドキュメンタリー『WESTWAY TO THE WORLD』でグラミー賞を受賞する。そして’05年にはパンクの核心に迫った『PUNK:ATTITUDE』を制作。またDUB CARTEL SOUND SYSTEMとしてスタジオワーク/DJも続けており、SCIENTISTの”Step It Up”、CARL DOUGLASの”Kung Fu Fighting”等のリミックスがある他、<ROXY CLUB>期のサウンドトラックとなる『DREAD MEETS PUNK ROCKERS UPTOWN』(’01年/Heavenly)、名門TROJAN RECORDSの精髄をコンパイルした『DON LETTS PRESENTS THE MIGHTY TROJAN SOUND』(’03年/Trojan)、’81-82年に彼が体験したNY、ブロンクスのヒップホップ・シーンを伝える『DREAD MEETS B-BOYS DOWNTOWN』(’04年/Heavenly)の各コンパイルCDを発表している。’07年には自伝「CULTURE CLASH-DREAD MEETS PUNK ROCKERS」を出版。BBC RADIO 6 Musicにて毎週月曜日レギュラー番組”Culture Clash Radio”を持つ。2008年にコンパイル・アルバム『Don Letts Presents Dread Meets Greensleeves: a West Side Revolution』をリリース。2010年にメタモルフォーゼ、2011年にはB.A.Dの再結成でオリジナルメンバーとしてフジロックフェスティバルに出演。