LOUD100号を記念して2003年にスタートした、日本初のDJ人気投票“DJ50/50”。昨年同様、今年2013年もiLOUDの主催で実施させていただきました。今回の有効総投票数は1892票。多くの皆様がこれだけの関心を寄せてくれたことに、編集部一同感謝しております。ご投票いただいた皆様、誠にありがとうございました。
さて、気になる2013年度の結果ですが、国内の部で1位の座に輝いたのは、昨年に引き続き☆Taku Takahashi!(今年もコメントをいただきましたので、ぜひご覧ください)。m-flo、ソロ、そしてblock.fmを軸にした精力的な活動で、トップをキープしております。全体では、10名がニューエントリーしつつ、ランキングにかなり変動があった印象です。また、block.fm勢の健闘が目立っています。
さて、あなたのお気に入りDJは何位にランクインしているでしょう? 注目の結果、発表です!
iLOUD “DJ50/50” 2013、国内の部ランキング
01. (→) ☆Taku Takahashi
02. (↑1) REMO-CON
03. (↓1) Shinichi Osawa
04. (↑1) 中田ヤスタカ
05. (↑1) 石野卓球
06. (↑6) DJ YUMMY
07. (↑13) Takeru John Otoguro
08. (↑7) DJ Ace
09. (↓1) HILOCO aka neroDoll
10. (↑1) TAKAMI
11. (NEW) Naeleck
12. (↑1) Q’HEY
13. (↑8) OSAMU M
14. (↓10) TOMOYUKI TANAKA (FPM)
15. (NEW) Hiroyuki Arakawa
16. (↓4) DJ EMMA
17. (↓8) Ken Ishii
18. (↑27) DJ Shimamura
19. (RE) Tomo Hirata
20. (RE) O-MAN
21. (↑4) DAISHI DANCE
22. (↑10) Testuji Tanaka
23. (↓7) SHINKAWA
24. (↑9) Mitomi Tokoto
25. (↑10) DJ OZAWA
26. (↑22) Masatoshi Uemura
27. (↑3) DJ JET BARON
28. (↓1) DEXPISTOLS
29. (↑9) Nish
30. (↓12) Nhato
31. (↓8) スガユウスケ
32. (NEW) Teddy Loid
33. (NEW) Overflow
34. (↓20) Ko Kimura
35. (↓16) Yo-C
36. (NEW) DJ MASTER AZIA
37. (↓11) DJ ちえみ
38. (RE) Sugiurumn
39. (↓17) DJ KYOKO
40. (↓12) DJ Aki
41. (NEW) DJ YAMATO
42. (RE) DJ TSUYOSHI
43. (RE) DJ WADA
44. (↓5) DJ WILDPARTY
45. (NEW) JAXX DA FISHWORKS
46. (NEW) のりおSP
47. (NEW) LX-E
48. (↓31) TOWA TEI
49. (↓5) Hideo Kobayashi
50. (NEW) DJ KOMORI
※iLOUD “DJ50/50” 2013、海外の部ランキングはコチラを
http://www.iloud.jp/hotnews/dj_dj5050_2013_1.php
☆Taku Takahashi コメント
まずは僕のパーティでサウンドシステムの前を陣取ってガンガンだったりユラユラだったりいろいろと身体を動かして踊ってくれた皆さんに感謝です。僕は皆さんの身体を動かすために表現をしていますし、自分のように多ジャンルな好きなテイストの物で同じ快感を味わえるのは何よりも嬉しいことです。テクノや路線の違うDnBなどをいれたり、いつも挑戦しながら新しい音楽をかけていたので、今回も1位になるとは正直思っていませんでした。
この1年間も日本各地やアジアの様々な場所でDJをして、いろんなカタチのパーティを体感してきました。もちろん日本にも素晴らしいパーティがたくさんありますが、大きなEDMフェスだけでなくベース音楽やディープハウスも盛り上がっている海外と比べて、日本は残念ながら取り残されている状況だと感じています。
時代にあっていない風営法はもちろんのことですが、クラブシーンの時間が止まってしまっているのが問題なのではないでしょうか? これはメディアの激減に影響があると思います。だからこそblock.fmという多ジャンルダンス音楽専門ラジオ局を始めたのですが。
もちろん20年前のレジェンドは素晴らしいと思います。ただ、問題はそこから時計が止まってしまっていて、選択肢がどんどん狭まっている所です。せっかく世界はもちろんのこと、新しく実験的な作品がいっぱい生まれているのに。これが日本の現状でもあり、せっかく素晴らしい才能をもったDJやクリエイターがいるのにも関わらず、日本がここ10年繁栄していません。
そんな所を真摯に受け取りながらも、これからも良質な新しいものと、忘れ去られてはいけないクラッシックを紹介できるキッカケを作っていきたいと思います。
ただ、キッカケを作るにしても正直、ぼく一人ではできません。日本のさまざまなジャンルのDJ、オーガナイザー、箱オーナー、メディア全員が一緒に楽しいものを作る必要があるんだと思っています。
今回の1位をとても光栄に思っていますが、やはりこれは同時に何かのメッセージであり、ぼくの使命にも感じます。block.fmという日本唯一のダンス音楽専門ラジオ局が、さまざまな才能のあるトップクラスのDJたちと運営してきている中、Webメディアだけで満足しないホントにクラブへ遊びにくる人達がもっと楽しいものを求めていて、もっと世界的な面白い体験をしたいと僕らにハッパをかけているとも感じています。そして、日本には素晴らしいDJとクリエイター、そして良質なクラバーがいます。日本はもっと楽しくなる可能性をいっぱい秘めています。
あくまでも僕はDJなので、活動家や政治的な所にドップリ入るつもりは無いですが、自分の持っている宝と言っても良い人脈や友人達と共に日本をもっと踊らせたいと、本年も頑張らせていただきます。
☆Taku Takahashi (m-flo, block.fm)
DJ、プロデューサー。’98年にVERBALとm-floを結成。ソロとしても国内外アーティストのプロデュースやRemix制作も行う。「Incoming… TAKU Remix」で “beatport”の『beatport MUSIC AWARDS 2011 TOP TRACKS』を日本人として初めて獲得し、その実力を証明。10年にはアニメ「Panty&Stocking with Garterbelt」のサウンドトラックも監修するなど様々なシーンで活躍。ソロ名義“THE SUITBOYS”としてMIX CD「AFTER 5 VOL.1」を発表し多種多様な音楽性を存分に発揮。またインターネットラジオ“block.fm”を立ち上げ国内外のTOP DJが最先端の音と情報を発信し、今最も熱いメディアとして注目を集めている。
2012年、m-floとしては、約5年ぶりにオリジナルアルバム「SQUARE ONE」を発表し、その健在ぶりを強烈にアピールする。2013年3月13日にはNEWアルバム「NEVEN」を発表。
http://twitter.com/takudj
http://block.fm/