Radioheadが、新曲「Harry Patch (In Memory Of)」を公開しました。「Harry Patch (In Memory Of)」は、第一次世界大戦最後の生存者、ハリー・パッチに捧げられた曲です。
この曲は、トム・ヨークがBBC RADIO 4で聴いた彼のインタビューに触発されてつくったそうで、ジョニー・グリーンウッドのストリングス・アレンジが美しくも物悲しい、味わい深い仕上がりとなっています。
「Harry Patch (In Memory Of)」のmp3は、日本からもWASTE.UK.COMで購入可能(ADD TO BASKET>PAY NOW>BILLING INFORMATION/CREDIT INFORMATION入力:GiftAidはイギリスに納税していない人はno>submit>Click HERE to download)。値段は1ポンド(約170円)で、収益はすべてイギリスの退役軍人会に寄付されるそうです。
HARRY PATCHは、この曲がアビー・スタジオで録音された数週間後の7月25日、111歳でこの世を去りました。「どんな軍服を着ていても、我々は全員犠牲者だった」という言葉を彼は残しています。
トム・ヨークはRadioheadのオフィシャル・サイトに、「ハリーのように僕らに思い出させてくれる人がいなければ、本当の戦争の悲惨さを、僕らの世代は簡単に忘れてしまうだろう。それを忘れないよう望む」とコメントしました。
日本に住んでいると平和ボケしがちですが、世界中には戦争を利益源と考える悪魔のような人間もいますし、戦争はなくなったわけではありません。だからこそ、「Harry Patch (In Memory Of)」のような曲が、人々に戦争について考えさせる意義は大きいのだと思います。