CHiE 新たなフィールドへ羽ばたいた、希代のダンス・ポップ・ディーヴァ


2006年にデビューし、10代〜20代の女性から多くの支持を獲得してきたR&Bユニット、Foxxi misQ。その中でも、バンドでの活動経験を生かし、豊かな音楽センスを発揮していたのが、ここにご紹介するCHiEだ。DJ KOMORI「Flash」にゲスト参加するなど、その歌声とダンス・パフォーマンスは、本格派のクラブDJからも評価されている。

今年7月に、Foxxi misQは活動休止を発表、そんな中、CHiEがこのたびソロ・デビューを果たすこととなった。ソロ活動への意気込みを、彼女はこう話す。

「ユニットでは、三人で楽しく意見を言いながらできたけど、誰かに甘えちゃう部分も正直あったと思うんです。ソロだと、自分が追うべき責任の重みが全然違いますよね。“自分がこうしたい”っていう意思を、強く持つ必要があると思っています」

ここにご紹介する『Beautiful Ladies』は、そんなCHiEが満を持して送り出す、ファースト・シングル。タイトル曲「Beautiful Ladies」は、エレクトロの要素を取り入れた、ニュータイプのダンス・ポップ・チューンだ。

「「Beautiful Ladies」は、今までと違うスタイルだからといって、特別に難しいとは感じなかったですね。女の子らしくありつつも、耳に残る印象的なドラム・ロールやビートが入っていて、すごく好きな曲です」

そんな「Beautiful Ladies」では、いわゆるラブ・ソングとは異なる、“女子らしい日常の楽しみ方”や、“自分を磨くことへの欲求”といった、新しい視点の歌詞が展開されている。

「「Beautiful Ladies」の歌詞では、いわゆる“女子会”みたいな、女の子どうしで集まった時の雰囲気を表現しました。思いっきり楽しみつつも、“今日のあの子は、こういうファッションなんだ。じゃあ私は、今度こうしてみよう!”って、考えたりしているイメージが、このトラックには合うと思ったんです」

また本作には、アップテンポなR&Bチューン、「Sweet Love」や、CHiE自身が作詞に参加した、メロディアスなミドル・バラード、「Still Love You」も収録されている。これらの楽曲では、彼女の本来的な魅力を堪能することができるだろう。

「「Sweet Love」は、懐かしさと今っぽさが両方ある、メロディー・ポップですね。コーラスの厚みがあるので、レコーディングは大変でしたけど、良い曲になったと思います。「Still Love You」は、女性ならではの温かさや、優しさが表れた曲ですね。感情移入を一番しやすかったです」

なお、本シングルの初回限定盤には、「Beautiful Ladies」のPVを収録した、DVDが付属している。CHiEの新しい側面がうかがえる、幻想的なビジュアル・イメージの同ビデオも、要注目だ。

『Beautiful Ladies』を皮切りに、新たなスタートを切ったCHiE。11月には、早くもセカンド・シングルのリリースも決定しているので、その動向からは、今後も目が離せない。

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