’08年のフジロックで体験したマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのライブをきっかけに、新たな音楽性を追求すべくTomoya.S(G)を中心に結成されたロック・バンド、Heavenstamp。メンバーは、Tomoya.Sのほか、Sally#Cinnamon (Vo/G)、Shikichin(B)、Mika(Dr)の四名。昨年末にインディーズからデビューEP『Hype – E.P. + REMIXES』をリリースし、そのダンサブルかつエモーショナルなサウンドで話題を集めている注目株です。
そんな彼らが、5/11にリリースされる『Stand by you – E.P. + REMIXES』で、遂にメジャー・デビューを果たしたます。デビューEPでリミックスを手がけたラッセル・リサック(ブロック・パーティー)とジェイミー・エリスを共同プロデューサーに招き制作した「Stand by you」「Pops」などオリジナル楽曲4曲と、80KIDZ、Pepe Californiaらが手がけたリミックス楽曲3曲の、計7曲を収録した意欲作です。気になる内容は、前作以上にバラエティー豊かなサウンドが詰まった、カラフルなもの。Sallyの透き通るようなハイトーン・ボーカルはもちろん、ラッセルの参加によって実現した、ダイナミックなギター・サウンドとグルーヴを楽しめる作品となっています。
ここでは、Heavenstampのメンバー全員に、『Stand by you – E.P. + REMIXES』の内容と彼らの音楽性について、話を聞きました。
Heavenstamp
UKロックのエッセンスと日本的ポップ・センスが結合した、
最新型ギター&ダンス・ロック・バンド
ラッセル・リサックとのレコーディング
__早速ですが、最新EP『Stand by you – E.P. + REMIXES』のテーマについて教えてください。メジャー・デビューとなる作品ですが、どのような内容にしたかったですか?
Tomoya.S「メジャー・デビュー第一作目となるEPということで、やはり派手な内容のEPにしたかったですね。キャッチーさはもちろん、インパクトのある音で、皆さんの耳により広く届くような楽曲を収録したいと思いました」
__しかも今作は、前作『Hype – E.P. + REMIXES』の時にリミックスを担当した、ラッセル・リサック(ブロック・パーティー)&ジェイミー・エリスと一緒にレコーディングを行ったそうですね。
Tomoya.S「はい。共同プロデューサーとして、1曲目の「Stand by you」と2曲目の「Pops」で、一緒に作業をしました。レコーディング自体は3日間だったんですけど、やりとりは、その前からずっとしていましたね。「Pops」の方は、共同作曲のクレジットになっているんですけど、それはレコーディングする前から曲のデータをやりとりして、一緒に曲づくりをしていったからなんですよ」
__そもそも、今回彼らと一緒に作業をすることになった経緯は何だったのでしょうか?
Tomoya.S「最初、スタッフの方から“HeavenstampのMyspaceを聴いたラッセルが、気に入ってくれてるみたいだよ”って話を聞いたんですけど、ブロック・パーティーは僕らが好きなバンドの一つだったので、“一緒に何かやれたらいいね”みたいなことをポロっと言ったら、本当に実現しちゃったんですよ」
__実際にラッセルと会った感想はいかがでしたか?
Sally#Cinnamon「すごく繊細な印象がしましたね」
Shikichin「で、小顔でしたね(笑)。なんて小顔なんだろうって」
Mika「でも、オチャメだったよね。アニメの話とかもしましたし」
Sally#Cinnamon「リーダー(Tomoya)とギター・セッションして、スーパー・マリオとかレディオヘッド、ブロック・パーティーの曲を弾き合ってたよね」
Tomoya.S「クッパ城の音楽を弾いたら、“それ教えてほしい”って、すごく食いついてきましたね(笑)。楽しかったですよ」
Sally#Cinnamon「そんな感じで、プレッシャーを感じず、楽しく和気あいあいとできました」
__今作には、ラッセルが弾いたギターもフィーチャーされているんですか?
Tomoya.S「「Stand by you」にも「Pops」にも、ラッセルのギターが入ってますね。今回、彼はちゃんとギターとエフェクターを持って来日してくれたので、“ここはラッセルがギター弾いてよ”って伝えて、弾いてもらったんですよ。で、ジェイミーの方は、主にマニピュレーター的な役割を果たしてくれましたね。レコーディングと音の加工に長けた人なんで、“ここは、もっとこうしたい”って音のイメージを伝えると、それをちゃんと実現してくれるんですよ。“こういうのはどう?”って、意見もいろいろ出してくれましたね」
__彼らとのレコーディング作業で、印象に残ったことは何でしたか?
Mika「ドラムの音には、かなりこだわってましたね。私がセッティングしたもの対して、お互いの中間地点を探りながら、マイク位置を調整したりとか、かなりチェックしてましたから」
Tomoya.S「あと、いままで経験してきたレコーディングよりも、より感覚的な気がしましたね。セオリー通りにいこうというよりも、面白そうだからやっちゃおうよ、みたいなところがありました。だから、繊細な部分がありつつも、大胆なところはすごく大胆でしたよ」
__では、今回のレコーディングで学んだことは何でしたか?
Mika「バンド・メンバー以外の人と一緒にやるのは初めてだったので、そのこと自体が刺激的でしたし、それはバンドにとっても良いことなんだなって思いましたね」
Tomoya.S「今回は、自分がああしたい、こうしたいと思っていたことを実現できた、すごく良いレコーディングでしたね。自分の中でイメージできるものは、どんどんやってしまえばいいんだなってことが、はっきり分かりました。そこは今後も生かしていきたい」
カラフルでユニークな楽曲群
__各曲の内容についても、話をきかせてください。まず、ディスコ・パンクな「Stand by you」は、どのように誕生した楽曲でしたか?
Tomoya.S「「Stand by you」は、バンド結成当初につくった、初ライブの時からずっと演奏してきた曲なんですけど、レコーディングでは、ラッセルと“サビのキラキラ感をもっと出したい”って相談しながら制作していきましたね。シンプルにメンバー四人で音数少なく演奏するよりも、ラッセルのギターやキーボードを入れて、よりエレクトロ…とまではいかないですけど、ダンス・ミュージック的な部分を出してみようと思いました」
__「Pops」は、タイトルの通りのストレートなギター・ポップで、日本人ならではのメロディー・センスも強く感じさせる楽曲に仕上がっていますね。
Tomoya.S「この曲は、レコーディングをする何ヶ月も前に曲の原型ができていたんですけど、自分達の発想だけだと、悪くないんだけど普通になってしまうような感じで、どうしたもんかなぁって思っていたものなんですよ。なんで、ラッセルとのレコーディングが決まった時、「Stand by you」との相性も良さそうな曲だし、ラッセルの意見を取り入れていくと、もっと良くなるんじゃないかなって予感がありましたね。それで、まずは「Pops」のデモをラッセルに送って、“この曲は、どうしたら良い感じになるかな?”って感じで、何回かやりとりしてみたんです。この曲の軸になっているギターは、ラッセルがプレイしたものなんですよ。五人組バンドの曲、みたいな仕上がりですよね」
__インタールード的な「Cambrain.」と、その次の「Stamp your feet」は、連続した曲になっていますが、シューゲイザーっぽいサウンドを打ち出したものになっていますね。
Tomoya.S「ええ、まんまドカっといく感じの曲になってますね。Aメロ、Bメロ、サビみたいな曲のつくりじゃない…のは、実は「Stand by you」も「Pops」もそうなんですけど(笑)、「Stamp your feet」では、より一層、ヴァースとコーラスが繰り返される感じになっています。この曲は、つくる時点で明確なヴィジョンがあったんですけど、それは、フジロックのホワイト・ステージをちょっと遠目から見た時に、どんな音が鳴っていたらカッコいいって感じるのか、というものでしたね。グリーン・ステージから歩いてきて、右斜め前辺りにホワイト・ステージが見えた時の、“あ、何かやってるな。でも音が止んでいるな”っていう瞬間をイメージしていたんですよ」
__景色が目に浮かびますね。
Tomoya.S「で、“チューニングでもしているのかな”って思ったところから、バーンって音が鳴って、あまり速くないリズムが入って、ハイトーンのボーカルがきたら、“おお!”って思うだろうな、みたいな。だから「Stamp your feet」は、お客さん目線というか、自分がオーディエンス側にまわった時のイメージからできた曲です」
__なるほど。ちなみに、楽曲のアレンジや構成に関しては、他とは違うことをやろうという、強いこだわりがあるんですか?
Tomoya.S「あえてハズしたことをやろうという気持ちが、そんなに強くあるわけじゃないんで、たぶんザ・ビートルズの曲を子供の頃に聴いて育ったことが、そのまま反映されているんじゃないかなって思います。ザ・ビートルズを聴いていると、例えば、サビのためにあるAメロって感じではないつくりの曲を、自然にカッコいいって思えてくるじゃないですか」
__では、作曲者として、一番大切に思っていることは何ですか?
Tomoya.S「シンプルで良いものをつくる、ということですかね。シンプルというのは、短く曲をまとめるとか、音楽的に複雑なことはしないということではなくて、その曲にとって余計な要素、必要でない要素をゴテゴテ付けていかない、という意味ですね。曲って、つくる方向を間違わずに進めていかないと、良くなくなっちゃうんですよ。だから、間違った方向を選ばないようにする、ということがポイントですね。このEPでは、自分がいま持っている音楽に対する考え方や能力を、100%出せたと思っています」
バラエティー豊かなリミックス
__また今作には、3曲のリミックスも収録されていますね。リミックスを聴いた感想はいかがですか?
Tomoya.S「まず、最初にできた「Stand by you – 80KIDZ remix」は、この曲を80KIDZにリミックスしてもらうことが決まった時点で、もう最高に楽しみでしたね。で、思っていた通りのサウンドに仕上げてくれて、お願いして本当に良かったなって思ってます。メンバー全員、クラブ・ミュージックも好きですからね」
Sally#Cinnamon「はい。大満足です」
__ラッセル&ジェイミーが手がけた「Pops – Bloc Party vs CoPilots Drunk In Charge remix」は、いかがですか? ダブステップの要素を取り入れた、面白いリミックスになっていますね。
Tomoya.S「そうですね。レコーディングの時に、ジェイミーが“ダブステップ好き”って言っていたので、“じゃあ、その感じでリミックスやってよ”って、伝えたんですよ(笑)。だから、こちらの意向をちょっと汲んでくれたリミックスになっています。このリミックスも、良い仕上がりで気に入ってますね」
__「Stamp your feet – Pepe California remix」は、いかがですか?
Tomoya.S「このリミックスは、スタッフ・サイドからリミキサー案を出してもらって実現したものなんですけど、Pepe Californiaを聴かせてもらった時に、すごく良いサウンドだと思ったんですよ。で、彼らのライブにも行かせてもらったんですけど、正にこのリミックスのような音でしたね。だから、「Stamp your feet」が、正にPepe Californiaの曲になってしまった…みたいな不思議な癒し感満載のリミックスで、満足しています。ある意味、ノイジーな原曲とは真逆のサウンドですよね」
メンバーのパーソナリティーとは?
__ここで、各メンバーのパーソナリティーについても、少し教えてください。まず、Shikichinさんがベースを始めたきっかけは何だったんですか?
Shikichin「僕はずっとギターをやっていて、Tomoyaとはその頃から一緒にやってたんですけど、ある時、何気なくベースを弾いていたら、冗談なのか本気なの分からないんですけど、Tomoyaが“ベースの方が才能あるんじゃない?”って言い出したんですよね(笑)。それで、新しいバンドをつくるっていう時に、改めて“ベースでどう?”って誘われて、“ベース、やります”と答えて、ベースをやっています」
__Heavenstampの中では、TomoyaさんとShikichinさんが一番古い付き合いなんですよね。
Shikichin「そうですね。7年くらい前からになります。最初は対バンで知り合いました」
Tomoya.S「で、僕が引き抜いたんだよね。すごく楽しそうに演奏していて、印象が良かったんですよ。なんで、“今のバンドやめて、ウチのバンドに入りなよ”って言って」
__Mikaさんがドラムを始めたきっかけは何でしたか?
Mika「楽器自体は、小さい頃からピアノをやったり、高校の時にはギターをやったりしていたんですけど、ずっと違和感があったんですよね。“何かが違う”って感じていたいんです。で、たまたま友達のライブを観に行った時に、カッコいい女性ドラマーの方がドラムを叩いてらっしゃって、それを見てかなり衝撃を受けたんです。女性でもカッコいいドラムが叩けるんだ、って。それで、次の日に早速スティックを購入して、もうドラムに変えてしまいました。音感よりも、リズム感の方が得意なんじゃないかなって思いまして」
__Tomoyaさんは、そんなMikaのドラムをどう評価されていますか?
Tomoya.S「すごくしなやかなグルーヴを持っているドラマーだと思っているんですよ。不思議というか…いい感じです(笑)。これまで、男性のドラマーとしかやったことがなくて、それぞれのプレイヤーに良さがあったんですけど、そのしなやかなグルーヴに、魅力を感じましたね」
__Sallyさんは、どのような経緯でボーカルを始めたんですか?
Sally#Cinnamon「小さい頃から、歌っているときだけは人前に出るのが平気だったですよ。だから、歌はそれなりにずっと好きでしたね。で、高校2年のときにバンドを始めたんですけど、そのバンドは、結局ライブも叶わす解散しちゃいました。最初のバンドは、そんな感じでしたね」
__Tomoyaさんとは、どのようにして知り合ったんですか?
Tomoya.S「もともとSally#Cinnamonがやっていたバンドのベーシストが、僕らがやっていたバンドのサポートをしていたことがあって、その時にお互いのライブを観に行ったりして知り合いました。その頃には、もうMikaとも対バンで知り合ってましたね」
__Sallyさんのボーカルの魅力は、どんな部分にあると感じていますか?
Tomoya.S「…いい声、ですよね(笑)。なんか、ポーンと突き抜ける声質で、初めて聴いた時、“すごく曲が耳に入ってくる声だな”って思ったんですよ」
__それで、機会があれば引き抜こうと?
Tomoya.S「そうですね(笑)。僕は、基本的に対バン相手をそういう風に見ているのかもしれない。思えばメンバー全員、もともと対バン相手みたいな感じですからね」
__最後に、Tomoyaさんがギターをはじめたきっかけを教えてください。
Tomoya.S「父親がギターを弾いていたので、家にあったんですよ。で、小学校の5年生くらいの頃から、自然とギターを弾き始めましたね。面白いなぁって思って。レコードも、家にいっぱいあったんですよ」
__バンドを始めたのは、いつ頃だったんですか?
Tomoya.S「人とバンドを組んだのは、高校に入るまでやったことがなかったですね。誘われるがままに入って、当時はJ-POPとかに疎かったんですけど、“この曲コピーしようぜ”って感じで、CDと譜面をいっぱい貸してくれて、THE YELLOW MONKEYとかいろいろやりました。正直、そんなに上手に弾けてなかったと思いますけど(笑)。で、ほどなくしてそのコピー・バンドは辞めて、自分で曲をつくってみたりするようになりました。思い返すと、自分が初めて曲をつくったのは、6歳の頃に鍵盤でベートーベンっぽい曲をつくったことだったんですけどね。その頃、なんかベートーベンが好きだったみたいなんです」
進化を続けるバンド・サウンド
__今作は、Heavenstampというバンドが持つ音楽的な幅の広さを、改めて確認できる作品になっていますが、実はロックやポップスからだけではなく、ブラック・ミュージックなどからの影響も、積極的に取り入れてますよね。
Tomoya.S「確かに、曲によってはあると思いますね。ファンクっぽい感じとか」
__ライブを観て、そのことをより強く実感したんですが、様々なタイプの楽曲を演奏していく素養というのは、どのようにして培ってきたんでしょうか?
Tomoya.S「幅広いとはいえ、何でも来いってほどでもないと思うんで、どうでしょうかね。僕らの場合は、こういうことがやりたいって思ったら、シンプルに“じゃあ練習してやろう”って感じだったりしますし(笑)。やっぱり、やりたいと思ったことを楽しくやっていくためには、演奏をモノにしなきゃいけないじゃないですか。自分達のできる範囲でやっていこうと思ったら、すごく狭いことしかできなくなっちゃうので。僕らは、そんなに器用な方じゃないもんね、今のところ(笑)」
Shikichin「練習あるのみ(笑)。そうきたか、って思うこともありますよ」
Tomoya.S「だから、やりたいことに対して自分達に足りない部分があったら、追いつかせていけばいい、ってスタンスでやってますよ」
__日々のライブ活動を通じて、バンドの結束力、演奏力が上がってきているという実感はありますか?
Tomoya.S「昨日も一昨日もライブでしたけど、ありますね。会場との一体感も、上がってきてきるように感じています」
Sally#Cinnamon「そうですね。演奏面はもちろん、気持ちの面でも、メンバーの向かう方向が揃ってきているなって確信がありますね」
Tomoya.S「やっぱり、バンドを結成した当初は、“これで間違いない”という確信を持っていたわけではないと思うので、みんな探り探りやっていた部分があったし、それは当時のライブにも出ていたと思うんですよ。でも、今は、自分達のライブのやり方が分かってきましたし、演奏するときの温度も、だいぶ高くなってきたんじゃないかな、と」
Sally#Cinnamon「うん、上がっていると思いますね。ただ、温度を上げつつも、ちゃんとした表現という部分も高めていきたいって思っていますけど」
Tomoya.S「ライブの時は、みんなを盛り上がらせたいというよりも、感動させたいという感覚の方が大きいんで、心を込めて演奏していくという部分は、大切にしていきたいと思っているんですよ」
__ちなみに、スタジオワークとライブ、現在はどちらが楽しいですか? スタジオ作業が苦手だというミュージシャンもいますが。
Tomoya.S「ああ、そう言いますよね。でも…どっちも楽しいですね、本当に」
Mika「スタジオでアイディアを試して、曲ができていく過程を見るのは、やっぱりすごく楽しいですよ」
Tomoya.S「だから、贅沢ですけど、どっちも全力でいきたいですね(笑)。音楽ファンとして、良い音の作品を聴くのも好きなんで、最高の名盤もつくりたいし、最高のライブもやりたいです」
__では最後に、Heavenstampの今後活動予定を教えてください。
Tomoya.S「ライブと、あとは次回作の制作ですね。またEPという形態で一枚出したいと思っているので、期待していてください」
【アルバム情報】
Heavenstamp
Stand by you – E.P. + REMIXES
(JPN) WARNER / WPCL-10934
5月11日発売
HMVで買う
tracklisting
1. Stand by you
2. Pops
3. Cambrian.
4. Stamp your feet
5. Stand by you – 80KIDZ remix
6. Pops – Bloc Party vs CoPilots Drunk In Charge remix
7. Stamp your feet – Pepe California remix
【オフィシャルサイト】
http://heavenstamp.com/
【Video】