pitchtuner インタビュー


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ドイツ人のヨハネスとステファン、日本人のMIKIが’01年に結成したエレクトロ・ロック・バンド、ピッチチューナー。デジタリズムやボーイズ・ノイズら、有望なエレクトロ・アクトを輩出しているドイツにおいて、バンドという切り口で、いち早く独自のサウンドを打ち出してきた実力派だ。これまでに3枚のアルバムをリリースしている彼らは、現在、ヨハネスとMIKIの二人体制で、ヨーロッパを中心に精力的なライブ活動を行っている。彼らに、まずは、どんな音楽性を目指しているのか聞いてみた。

「エレクトロニック・ミュージックは、頭の中でプログラミングするもので、バンドの音楽は、より人間的でフィジカルなものだと考えているんだ。その二つをいかに融合させるかに重点を置いてるよ」(ヨハネス)

そんなピッチチューナーが’08年にリリースした最新アルバム『riding the fire』が、このたび日本盤としてリリースされることとなった。本作は、キャッチーなエレクトロ・ポップや、アグレッシブなギター・ロック、ジャム・バンド思わせるダイナミックなインスト・ナンバーまで、一口でエレクトロとは言い尽くせない、多彩な楽曲がつまった意欲作となっている。ボーナス・トラックである、ピッチチューナーと親交の深いベルギーのバンド、ダス・ポップによる「hikari」のリミックスも聴きどころだ。アルバムについて、メンバーの二人はこう語る。

「ライブで演奏することをイメージしながら、頭に浮かんだメロディーやビートを組み立てていったんだ。曲を聴いてもらったときに、心に届くかどうかもイメージしたよ」(ヨハネス)

「エレクトロとライブの融合を実現するために、本作ではライブ・レコーディングという形を取りました。自分たちはライブ・バンドだと思っているし、いつも一緒に演奏しているのに、レコーディングのときだけ別々に演奏することに、違和感があったんです」(MIKI)

ライブでは、自ら制作したギターやMIDIコントローラーを用い、いっそうダンサブルでグルーヴ感あふれるサウンドを展開するピッチチューナー。6月には、東名阪を回るジャパン・ツアーも予定されている。今回のツアーではどんなライブを行う予定なのか、意気込みをたずねてみた。

「アルバムに収録される「supersonic ride」の歌詞にもあるんだけど、“一緒に船に乗って旅をしようじゃないか”、という気持ちで、お客さんと一体になって、一気に走り抜けるようなライブにしたいと思ってるよ」(ヨハネス)

アルバム情報

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pitchtuner
riding the fire
(JPN) dive in! disc
DID-1001

01. Supersonic Ride
02. Raindrops
03. P.I.T.C.H.T.U.N.E.R.
04. Kill Me
05. Heaven
06. The Tape
07. Dance!!!
08. Echo
09. So Far Away
10. Madder
11. Pop Komm Komm
12. Hikari (Das Pop Remix)



【OFFICIAL HP】
pitchtuner Official Site
pitchtuner MySpace

【TOUR INFORMATION】
6/19(土)@ JB’s(名古屋)
6/23(水)@ WOMB(東京)
6/26(土)@ ageHa(東京)

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