ポスト・ロック・サウンドが最盛期を迎えていた2000年に、イギリスのFATCATから『アゲイティス・ビリュン』がリリースされ、カルト的な人気を獲得。その後このアルバムがアメリカをはじめ各国でブレイクし、翌年リリースされた『( )』で、グラミー賞にノミネートされるほどの存在となったシガー・ロス。4作目『Takk…』は、そんな彼らのサウンドがいよいよ成熟を極めたかのような内容です。内向的でありながらも、自信に満ちたサウンドの数々。本質は変えずにポップスとしてのスケールも高めた、キラキラしたお姿を堪能できるアルバムです。アイスランドは、かくもマジカルで美しい彼岸的世界なのだろうか。
★★★★★★★★☆☆
SIGUR ROS
Takk…
(JPN) TOSHIBA EMI / TOCP-66393