2009年に、Mademoiselle Yulia、Big-Oをフィーチャーした「Katana Powa」を含むアルバム『The B-Suite』をEd Bangerからリリースし頭角を現した、ピエール・アントワン・グリソン(Pierre-Antoine Grison)のエレクトロニック・ミュージック・プロジェクト、クレイジー・ボールドヘッド。Ed Bangerの古株アーティスト(最初のシングル・リリースは’04年)にして、芸術学校で長いあいだ音楽を学び、エレクトロニック・ダンス・ミュージックだけでなく、クラシック、ジャズ、ロック、ワールド・ミュージックなど、幅広い音楽的素養を兼ね備える才人です。
そんな彼が、4/8に待望のセカンド・アルバム『The Noise In The Sky』をリリースします。地を這うような独特のビート感覚を維持しながらも、ムーグやローズなどのヴィンテージ・シンセをフィーチャーし、前作とは趣を異にするスペイシーな世界観を演出することに成功した本作。アナログな質感を前面に押し出したそのサウンドは、“ハンコックとアモン・トビン、あるいはウェザー・リポートとスクリームの橋渡しとなるような…”と例えられるなどして、話題を呼んでいます。
エレクトロをベースとしながらも、ジャスティスやセバスチャンらとはタイプの異なる、ディープでユニークな世界観を有した『The Noise In The Sky』。本作の内容について、クレイジー・ボールドヘッドに話を聞きました。
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