2010年12/19-12/25の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのT.I.までと、Blu-ray作品の元気ロケッツは、12月29日発売予定のLOUD193号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

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神聖かまってちゃん/ つまんね
インターネット上で公開する過激なデモ曲/PVや、パフォーマンスを映した動画で話題を集め、今年の音楽シーンを席巻した4ピース・バンドによるメジャー・デビュー作。歪んだギター&シンセと、の子(G/Vo)が紡ぎ出す美しいメロディーが渾然一体となった、前代未聞の特異な音世界を堪能できる11曲を収録。「芋虫さん」などで聞ける、ボイスチェンジャーを使用した子供声ボーカルも印象的。
12/22リリース(ROCK)★★★★★★★★★☆

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神聖かまってちゃん/ みんな死ね
『つまんね』と同時に、インディーズ・レーベルから発売される13曲入りのアルバム。ベーシストのちばぎん曰く、本作は『つまんね』と比べて“明るいアルバム”で、全体的にバンドらしいサウンドや、生々しく荒々しいサウンドを、よりダイレクトに楽しめる内容。
12/22リリース(ROCK)★★★★★★★★☆☆

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V.A./ Sushi Records Compilation 002
日本/オーストラリアを拠点にDJ&プロデューサーとして活躍する、JAXX DA FISHWORKSが運営する、SUSHI RECORDSの最新コンピ。“新旧 / ジャンルを問わず、自分たちがカッコ良いと信じるものを世界に発信したい”というレーベル・コンセプトのもと、独自の視点でエレクトロを捉えた、バラエティーに富んだサウンドを楽しめる作品。Two FreshやTom Piperといった注目株もピックアップ。
12/22リリース(ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆

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TIMMY REGISFORD/ At The Club
’80年代に音楽活動をスタートし、NYのハウス・シーンを長年に渡り牽引しているビッグ・ネームによる、4thオリジナル・アルバム。ダンスフロアに根ざしたドープなグルーヴ感や、エレクトリックなサウンドと、彼のルーツであるアフリカン / ラテン・ミュージックという要素が、これまで以上に調和した、クラブ・ミュージックにフォーカスした作品。フェラ・クティの名曲を再構築した、ニュー・リミックスも収録。
12/22リリース(HOUSE)★★★★★★★☆☆☆

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FLO RIDA/ Only 1 Flo Pt.1
’07年のデビュー曲、「今夜はロウ☆ロウ☆ロウ」が、米ビルボード・チャートで10週連続No.1に輝いた、フロリダ出身のヒップホップMC。二部構成作品の前編という位置づけの本作には、David Guetta、Akon、Ludacris & Gucci Maneら多彩なゲストが参加。キャッチーかつメロディアスな楽曲が満載の作品。
12/22リリース(HIP HOP)★★★★★★★☆☆☆

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T.I. / No Mercy: 非情のストリート
’01年にデビューし、4thアルバムで全米チャートNo.1を獲得したアトランタ出身のヒップホップMCによる7thアルバム。すでに話題となっている、Chris Brownと初コラボした1stシングル、「Get Back Up」のほかにも、Eminem、Kanye West、Kid Cudi、Pharrell、Christina Aguileraら超豪華ゲストが参加した注目作。
12/22リリース(HIP HOP)★★★★★★★☆☆☆

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KANYE WEST/ My Beautiful Dark Twisted Fantasy
ヒップホップ・シーンを飛び越えて、各方面から注目を集めるKanye Westが放つ、2年ぶり5枚目のスタジオ・アルバム。前作で目立っていたオート・チューン・ボーカルは影を潜め、きわめて洗練された、現代的なヒップホップが繰り広げられている。ゲストも、Jay ZからBon Iverまで多彩。
12/22リリース(HIP HOP)★★★★★★★★★★

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DJ HICO/ DJ HICO meets beatmania IIDX –Nonstop Mix by DJ HICO-
モデル兼DJとして活躍するDJ HICOが、コナミのゲーム、『beatmania IIDX』シリーズの楽曲を、ジャンルレスにセレクト&ノンストップ・ミックスした作品。『beatmania IIDX 18 Resort Anthem』からの新曲や、Sota Fujimoriの新リミックスを初収録し、『beatmania IIDX』の新たな歴史を刻む、ウラBESTとも呼べる注目作。フォトグラファーの米原康正が撮影した、DJ HICOのミニ・フォットブックレットを同梱。
(C)2010 Konami Digital Entertainment
12/22リリース(ELECTRIC)★★★★★★☆☆☆☆

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MEW/ Eggs Are Funny
デンマークのエクスペリメンタル・ドリーム・ポップ・トリオの、結成から14年の歴史を総括したベスト盤。過去3枚のアルバムからの代表曲を全て網羅し、メジャー・デビュー以前のレア音源や、新曲「Do You Love It」も収録。日本盤は、歴代のビデオ・クリップを収録したDVD付きの2枚組。
12/22リリース(POP/ ROCK)★★★★★★☆☆☆☆

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DJ NOBU/ On
千葉のアンダーグラウンド・パーティー、FUTURE TERRORを主宰し、デトロイトやベルリンでもプレイするDJの最新ミックスCD。ディープ・テック系を中心に、ReagenzやShackleton、Glimpse、Marcel Dettmannなど、21曲をミックス。持ち前のミックス・センスと抜群の構成力が存分に発揮された作品。
12/22リリース(TECHNO)★★★★★★☆☆☆☆

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A.Mochi/ Primordial Soup
Sven VathのCocoonや、Len FakiのFigureといったレーベルから作品をリリースし、WIRE10にも出演した日本人クリエーターのデビュー・アルバム。Len Fakiから様々なアドバイスを受けて制作された作品で、全編に渡って、極度に骨太でダーク&ミニマルなハード・テクノを展開。
12/22リリース(TECHNO)★★★★★★☆☆☆☆

Blu-ray

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元気ロケッツ /“make.believe”3D Music Clips e.p.
「Heavenly Star」(’07)で一躍注目を浴びた、音楽プロデューサーの玉井健二と、ゲーム・クリエイターの水口哲也によるハイブリッド・プロジェクト。本作は、今話題の3D技術を採用したフルCG映像と、5.1chの楽曲からなる、世界初のBlu-rayミュージック・ビデオ集で、新曲「make.believe」等全3曲を収録。全編を通して、ポジティブでダンサブルな楽曲と壮大な世界観が、立体的なスケールで目と耳に飛び込んでくる作品。
12/22リリース(POP)★★★★★★★★☆☆

Belle And Sebastianが、ライブをウェブキャスト

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Belle And Sebastianが、2010年最後のギグを、ホームタウンのグラスゴーからnpr musicでウェブキャストすると発表しました。日時は、ETで12月21日16時頃からということですので、日本時間だと12月22日の朝6時頃からになります。“Holiday Spectacular”と題されたこのライブでは、いつもと違った選曲をするそうなので、早起きしてみてはいかがでしょうか。

Kenichiro Nishiharaがサウンド・ディレクターを務めるフード・イベント、<クラヤミ食堂 クリスマス・バージョン>開催

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ジャズやブレイクビーツを主体とした音楽性で、クラブ・ミュージック・ファンからポップ・リスナーまで、幅広い層から注目を集めるクリエイター、Kenichiro Nishihara。彼がサウンド・ディレクターをつとめるフード・イベント、<クラヤミ食堂クリスマスバージョン2010 ~クラヤミ特急・クリスマス号の旅~>が、12月21日〜25日に、赤坂テーブルスタジオタキトーにて開催されます。

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Mariah Carey「Auld Lang Syne」

Mariah Careyが、「Auld Lang Syne(The New Year’s Anthem, Fireworks Version) 」のビデオを公開しました。Mariahは、自身二作目となるクリスマスアルバム『Merry Christmas II You』を、11/17にリリースしたばかり。年末モードで突っ走っております。この曲、カウントダウンパーティーで大活躍かもしれませんね!?

The Glimmers「Whomp That Sucker」

ベルギーのDJデュオ、The Glimmersが、「Whomp That Sucker」のPVを公開しました。「Whomp That Sucker」は、The Glimmersが10/27に日本発売した最新アルバム『Whomp That Sucker!』からのシングルカットです。同アルバムのオリジナルは、ドイツのGOMMAレーベルから出ております。

ADF来日ツアーに、The Qemistsが参戦(2011年3月)

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2011年3月4日より東名阪3会場で行われる、Asian Dub Foundationの来日ツアーに、The Qemistsがスペシャル・ゲストとして出演することになりました。

2009年にNinja Tuneより、アルバム『Join The Q』でデビューを果たした、英ブライトン出身の3人組ダンス・ロック・バンド、The Qemists。The ProdigyやPendulumと比較される、疾走感あふれるロッキン・ダンス・グルーヴと、迫力のライブ・パフォーマンスで人気を博しています。今年7月には、2ndアルバムとなる『Spirit In The System』をリリースし、デビュー作以上にパワフルな高速ビートと、ソリッドなギター、トリッキーなシンセ音が炸裂する、ダイナミックでエモーショナルなサウンドを展開しています。Asian Dub FoundationとThe Qemists、どちらもライブ・パフォーマンスに定評があるだけに、盛り上がり間違いなしのツアーとなりそうです。前売りチケットは、12月18日より一般発売開始。そのほか、ツアーの詳細は続きからチェックしてみてください。

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THE ORB『メタリック・スフィアーズ』インタビュー/来日も決定(2011年1月)

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’80年代末にジ・オーブの名でデビューして以来、クラブ・シーン流アンビエント・サウンドのオリジネイターとして活躍してきたアレックス・パターソン。彼が、なんとロック・シーンに輝かしい栄光を残すバンド、ピンク・フロイドのギター/ボーカル、デヴィッド・ギルモアとのコラボレーション・アルバム『メタリック・スフィアーズ』の国内盤を、12月29日に発表します。

最先端のアンビエント・ミュージックが楽しめる本作の内容について、パターソン博士に聞いてみました。なお、本作の日本盤は、2チャンネル・ステレオCD & 3D60(新ヘッドホン・サラウンド・システム)CDの2枚組、ボーナス・トラック2曲収録、CD-EXTRAとしてミュージック・ビデオ2本収録、高品質のBlue-spec CD仕様という、スペシャル・パッケージとなっています。

また、ジ・オーブは、2011年1月22日(土)に代官山UNITで開催される<root & branch presents UBIK featuring THE ORB – METALLIC SPHERES>にて、来日も決定しております。

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The Streets「Going Through Hell」

The Streetsが、「Going Through Hell」 のPVを公開しました。「Going Through Hell」 は、The Streetsが2/7に海外リリースを予定している5th・アルバム『Computer and Blues』収録曲です。アルバムは日本盤も出そうなので、楽しみに待ちましょう。

autoKratz「Opposite of Love」

autoKratzが、「Opposite of Love」のPVを公開しました。「Opposite of Love」は、autoKratzが1/24に海外リリースするニュー・シングルです。セカンド・アルバム『Self Help for Beginners』も、2011年の3月にリリースが予定されているとのこと。

Super Furry AnimalsのGruff Rhys、来日決定(2011年4月)

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(4/20追記)公演中止となりました。

Super Furry AnimalのフロントマンであるGruff Rhysが来日、2011年4月26日に渋谷クラブクアトロ、4月27日に大阪・心斎橋クラブクアトロをまわるジャパン・ツアーを開催することになりました。

ウェールズはカーディフ出身の5人組バンド、Super Furry Animalのフロントマンとして知られるGruff Rhys。1993年にSFAを結成し、これまでにバンドで9枚、自身のソロ名義で2枚のアルバムを発表しています。ボーカリストとしても引っ張りだこで、Simian Mobile DiscoやGorillazの作品に参加。ジャンルを超えて、確固たる地位を築いています。2011年2月には、ソロとしては通算3枚目となるアルバム『Hotel Shampoo』をリリース予定。本作のタイトルは、Gruffがツアーの際に宿泊したホテルのシャンプーを収集する癖が由来となっているそうで、先行シングルの「Shark Ridden Waters」ではポップでサイケなサウンドが展開されています。ソロとしては初となるこのツアーで、Gruff Rhys独自の世界観を体感してみましょう。ツアー詳細は続きからチェックしてみてください。

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