Volcano Choirが来日。2010年11月に東名阪を回るジャパン・ツアーを開催することになりました。Bon Iverことジャスティン・ヴァーノンと、Collections of Colonies of Beesのメンバーによるユニット、Volcano Choir。昨年秋に1stアルバム、『Unmap』をリリースし、そのミニマルかつエクスペリメンタルなサウンドと、ジャスティンのエモーショナルな歌声を融合させた独自の音楽性で、世界各国のリスナーやメディアから高評価を獲得しています。Volcano Choirは、作品を発表するためにスタートしたプロジェクトで、ライブは行わないつもりだったそうですが、メンバーが日本びいきということで、このたび世界初にして、最初で最後のツアーが実現したとのこと。ollections of Colonies of Beesもライブを披露するので、この貴重な機会をお見逃しなく。チケットは現在各プレイガイドとContraredeのウェブサイトにて発売中。そのほか、ライブの詳細は続きからチェックしてみてください。
Sleigh Bells 「Infinity Guitars」
ブルックリンの二人組、Sleigh Bellsが、「Infinity Guitars」のPVを公開しました。「Infinity Guitars」は、Sleigh Bellsが10/13に日本発売を予定しているデビュー・アルバム『Treats』収録曲です。本国では、M.I.A.のN.E.E.T.と契約、彼女の作品に参加もしているSleigh Bells。今一番エッジなインディー・ポップを送り出しているユニットと言えましょう。
Sheryl Crow「Sign Your Name」
Sheryl Crowが、「Sign Your Name」のPVを公開しました。「Sign Your Name」は、Sheryl Crowの7thアルバム『100 Miles From Memphis』収録曲です。この曲は、’88年にTerence Trent D’Arbyがヒットさせた曲のカバーですね。
OK Go「White Knuckles」
OK Goが「White Knuckles」のPVを公開しました。「White Knuckles」は、OK Goの最新アルバム『Of The Blue Colour Of The Sky』収録曲です。PVでは、才能ある犬たちが大活躍していますね。
「White Knuckles」については、リミックス・コンテストも、ただいま開催中ですので、腕に自身のある方は、トライしてみてはいかがでしょうか。
Trickyの『Mixed Race』を全曲試聴
Trickyが、Domino移籍後第2弾となる、通算9作目のオリジナル・アルバム『Mixed Race』の全曲試聴を開始しました(ここ日本では、 9月26日までiLOUDエクスクルーシブ先行試聴になっております)。
今作は、Trickyが制作拠点をLAからパリに移し、新たなサウンドを追求した意欲作。その内容は、ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)、テリー・リン(ジャマイカ人女性MC)、フランキー・ライリー(イタリア人シンガー)、そしてトリッキーの弟、マーロン・サウスが参加した、バラエティー豊かな楽曲群が詰まったものとなっています。自身初の試みとも言える、ダンサブルなサウンドも聴きどころでしょう。
国内盤は、10月6日リリース予定です。
Deerhunterの『Halcyon Digest』を全曲試聴
アトランタのインディー・ロック・バンド、Deerhunterが、『Halcyon Digest』の全曲試聴をnpr musicで開始しました。『Halcyon Digest』は、Deerhunterが9/22に日本発売を予定している4thアルバム。USインディー・シーンではカルト的人気を誇る彼らの新作とあって、かなりの話題となっています。
(9/28追記)Spinner.comでも全曲試聴が始まりました。
The Very Best「Julia」
マラウィ出身のヴォーカリストEsau Mwamwayaと、ロンドンのビートクリエイター・チームRadioclitからなるプロジェクト、The Very Bestが、「Julia」のPVをPitchforkで公開しました。「Julia」は、The Very Bestの最新アルバム『Warm Heart Of Africa』収録曲です。
Vampire WeekendやCrookersとも交流あるThe Very Best。その音楽性は、アフリカン・ミュージックをベースとしていながらも、かなりハイブリッドですね。
Owl City 「To The Sky」
USのシンセ・ポップ・アーティスト、Owl Cityが、 「To The Sky」のPVを公開しました。 「To The Sky」は、映画『Legend of the Guardians: The Owls of Ga’Hoole』に、Owl Cityが提供した書き下ろしの新曲です。11月には来日も決まっているOwl City、ふたたび注目度上昇中ですね。
Badly Drawn Boy「Too Many Miracles 」
マーキュリー賞授賞経歴を持つ、UKのシンガーソングライター、Badly Drawn Boyが、「Too Many Miracles 」のPVを公開しました。「Too Many Miracles 」は、Badly Drawn Boyが10/4にリリースする7thアルバム『It’s What I’m Thinking』から、最初のシングルカットで、10/3のUKリリースとなっています。ニューアルバムのリリースは、Badly Drawn BoyことDamon Gough自身のレーベル、One Last Fruitからになるとのこと。
2010年9/19-9/25の注目リリース
今週リリースのうち、アルバムのVOLA & THE ORIENTAL MACHINEは、現在発売中のLOUD189号にて、DRUMS OF DEATHは、9月30日発売予定のLOUD190号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。
ALBUMS
VOLA & THE ORIENTAL MACHINE/ Principle
NUMBER GIRL、ZAZEN BOYSを経て、アヒト・イナザワが’05年に結成した4ピース・ロック・バンドによる3rdアルバム。前作の制作で培ったシンセ/打ち込みサウンドの要素と、彼ら本来のソリッドなロック・バンドの要素が、よりダイナミックに結合。ロマンチックでダンサブルな「THANK YOU MY FORCE」からハードでフリーキーな「Flag」までを包括する、ユニークでオリジナリティーあふれる音楽性を展開。
9/22リリース(ROCK/ ELECTRIC)★★★★★★★★☆☆
DRUMS OF DEATH/ Generation Hexed
’08年に、Hot Chipのジョー・ゴダードが運営するレーベル、Greco-Romanからデビューを果たした、スコットランド出身のアーティストによる1stアルバム。リード曲「Lonely Days」を筆頭に、テクノ、パンク、レイヴ、’80s ポップといった音楽的要素が渾然一体となった、ブードゥー~ゾンビ趣味も全開な音楽性を展開。Jamie LidellやGreen Velvetを彷彿とさせる、ソウルフルにしてユニークなボーカルも披露。
9/22リリース(ELECTRO)★★★★★★★☆☆☆
DEERHUNTER/ Halcyon Digest
’01年に、ブラッドフォード・コックスとモーゼズ・アーチュレタを中心に結成された、米アトランタ出身のインディー・バンドによる、4thアルバム。共同プロデューサーに、Animal CollectiveやGnarls Barkleyとの仕事で知られるベン・アレンを迎え、彼らの代名詞であるシューゲイザー的でヒプノティックな音響世界が、よりカラフルに、よりポップに開花した作品。
9/22リリース(ROCK/ POP)★★★★★★★☆☆☆
THE HUNDRED IN THE HANDS/ The Hundred In The Hands
NYを拠点に活動する男女2人組ユニットのデビュー・アルバム。リチャード・Xやエリック・ブルーチェック(DFA)協力のもと、エレガントな女性ボーカル、ニューウィエイブ的なギター、モダンなシンセ音が融合した、ダンサブルでハイセンスなエレクトロ・ポップ/ディスコを展開。WARP発の注目新人。
9/22リリース(POP)★★★★★★★☆☆☆
MANIC STREET PREACHERS/ Postcards From A Young Man
UKで国民的な人気を誇り、現在は3人編成で活動するロック・バンドの約1年ぶりとなる10thアルバム。元Guns N’ Rosesで現Velvet Revolverのダフ・マッケイガンや、Echo & The Bunnymenのイアン・マッカロク、元Velvet Undergroundのジョン・ケイルら豪華ゲストとともに、“マスコミへの最後の一撃”をキーワードに、強力なメロディと文学・哲学を織り込んだ詞を展開。
9/22リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆
CARL BARAT/ Carl Barat
The LibertinesやDirty Pretty Thingsの活動で知られるミュージシャンの1stソロ・アルバム。The Divine Comedyのニール・ハノン や、Miike Snowのアンドリュー・ワイアット等をゲストに迎え、これまでのメロディーの良さはそのままに、バンド・サウンドとはまた違う、新しい音楽的アイデアに挑戦した、パーソナルかつ発展的な作品。ピート・ドハーティとの共演トラックも収録。
9/22リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆
凛として時雨/ still a Sigure virgin?
鋭くエモーショナルなサウンドスケープ、シリアスな歌詞の世界観、迫力のライブ・パフォーマンスで人気を博す、男女ツイン・ボーカルの3ピース・バンドによる4thアルバム。メロディーや自在に変化する曲展開をこれまで以上にブラッシュアップさせ、重厚かつ鋭利で、静寂と轟音が共存する、独自の世界観を追求した意欲作。
9/22リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆
SKREAM/ Outside The Box
UK ダブステップ・シーンの主要アーティストによる、’06年の『Skream!』以来となるオリジナル・アルバム。アンダーグランウンドなテイストをキープしつつも、メジャー化が進むシーンの動向にも対応した、バラエティー豊かなサウンドを披露。La Rouxをフィーチャーした「Finally」も収録。
9/25リリース(DUBSTEP)★★★★★★☆☆☆☆
EPS
HOW TO DESTROY ANGELS/ How To Destroy Angels
Nine Inch Nailsの活動休止を宣言したトレント・レズナーが、妻のマリクイーン・マーンディグ、プロデューサーのアティカス・ロスと共に結成した新バンドのデビューEP。インダストリアル色の強い、メタリックかつ緻密なロック・サウンドを展開。ヘヴィーかつモダンな音を堪能できる6曲を収録。
9/22リリース(ROCK)★★★★★★★☆☆☆
FLYING LOTUS/ Pattern + Grid World
今年4月にアルバム『Cosmogramma』をリリースし、大反響を巻き起こした、LA出身の新世代エレクトロニック・ビートメイカーによる7曲入りの最新EP。緻密な内容を誇る『Cosmogramma』よりもリラックスしたムードの、実験的かつポップなトラックを収録。彼の底知れぬ才能を再確認できる内容。
9/21リリース(BREAKBEATS)★★★★★★★☆☆☆