Neon Indian「6669 (I Don’t Know If You Know)」

Neon Indianが、「6669 (I Don’t Know If You Know)」のPVをPitchforkで公開しました。「6669 (I Don’t Know If You Know)」は、Neon Indianのデビュー・アルバム『Psychic Chasms』収録曲です。Neon Indianが出すような、ゆるーいエレクトリック・サウンドは、Chillwaveなんて呼ばれて、ひそかに人気となっていますね。

Faithless「Tweak Your Nipple」

Faithlessが、「Tweak Your Nipple」のPVを公開しました。「Tweak Your Nipple」は、Faithlessの6thアルバム『The Dance』収録曲です。日本盤は出ていませんが、『The Dance』はUKアルバムチャートで2位を記録しており、Faithless、まだまだ健在です。

Flo Rida「Club Can’t Handle Me」

Flo Ridaが、「Club Can’t Handle Me」のPVを公開しました。「Club Can’t Handle Me」は、映画『Step Up 3D』のサントラに収録が予定されている1曲で、David Guettaをフィーチャーしています。Guettaさまの発明した、ヒップ・ホップとエレクトロ・ハウスから生まれるポップは、まだまだ元気ですね。

JAMES YUILL インタビュー

james_yuill.jpg

 昨年、デビュー・アルバム『ターニング・ダウン・ウォーター・フォー・エアー』をリリースし、インディー・ポップ・シーンから一躍注目を集める存在となったジェームズ・ユール。彼が、セカンド・アルバム『ムーブメント・イン・ア・ストーム』をリリースしました。フォーキーなサウンドとダンサブルなエレクトロニカを融合させた、彼ならではの音楽性が楽しめる注目作です。

 というわけで、最新作の内容について、ジェームズ・ユールさんに話を聞いてみました。

「このアルバムには、特にテーマになったものはないんだ。もしあるとしたら、僕の人生の中にあった、一定の時間を書き記す、ってことかな。前作をリリースしてから、僕はずっとツアーに出ていたから、曲を書いてレコーディングしたくてたまらなかったんだ、本当に。だからこのアルバムは、そんな僕が抱いていたアイディアのコレクション、って感じだね」

では、そのアイディアとは、具体的にはどのようなものだったのだろうか?

「当初は、ちょっとハードなダンス・トラックをいくつか書いて、それをアコースティックな楽曲と一緒に並べてみたい、って思ってたんだ。でも、レコーディングが進むにつれて、すごく良いと思えた楽曲は、全て僕がギターで書いたものだってことに気づいてね。こうして、ハードなトラックの多くは、ボツになってしまった」

さらに彼は、こんな言葉も付け足した。

「僕のプロデュース/ミックスの技術が向上したことも、今作のサウンドが変化した理由の一つになっていると思う。自分が望んでいるサウンドを選び出したり、つくり出すことには、相当な時間をかけたんだ」

そんな本作の内容は、彼らしい端正なアコースティック~エレクトロニックな音楽性はそのままに、リード曲「Crying For Hollywood」のようなダンサブルな曲はより躍動的に、「First In Line」のようなアコースティックな曲はよりソフトにと、前作以上にメリハリのついたもの。今作の中で、彼が特に重視している楽曲はどれになるのだろう?

「「Sing Me A Song」か、「Ray Gun」かな。この2曲は、自分が書いてきた曲の中でも、100%に近いくらい満足できるものになったよ。アルバム全体の中で僕が特に気に入っているのは、「Sing Me A Song」で、ゲスト・ボーカリストのサマンサが歌っているところだね。このパートは、アルバム一枚書けるくらいのアイディアを、僕にもたらしてくれたんだ」

今後は、他バンドのプロデュースや、様々なサイド・プロジェクトも手がけていきたいというジェームズ・ユール。本作『ムーブメント・イン・ア・ストーム』は、非凡なソングライティング・センスのみならず、そんな目標を掲げる彼の、キラリと光るプロデュース・センスも楽しめる充実作だ。

interview & text FUMINORI TANIUE
translation NANAMI NAKATANI

Bob Sinclar「Rainbow of Love」

Bob Sinclarが、「Rainbow of Love」のPVを公開しました。Ben Ononoをフィーチャーした「Rainbow of Love」は、Bob Sinclarの最新アルバム『Made In Jamaica』に収録されている「Rainbow Of Life」の別アレンジで、シングルカットが予定されています。レゲエ色の強いアルバム収録バージョンと、ハウス色の強い新バージョンは好対照ですね。

The Charlatans「Love Is Ending」

The Charlatansが、「Love Is Ending」のPVを公開しました。「Love Is Ending」は、The Charlatansが9/8に日本発売を予定している11thアルバム『Who We Touch』のリード・シングルで、UKで8/2にリリースされます。移り変わりの激しいUKシーンで、20年以上にわたって一線で活躍するThe Charlatansは、かなり特別な存在と言ってよいでしょう。新作も楽しみですね。

Broken Bells「The Ghost Inside」

デンジャー・マウスと、The ShinsのJames MercerによるBroken Bellsが、「The Ghost Inside」のPVをPitchforkで公開しました。「The Ghost Inside」は、4/21に日本発売されたデビュー・アルバム『BrokenBells』収録曲です。ビデオ自体は、1ヶ月ほど前に初公開されたものですが、フジロックでの来日も近いので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

Beck/Record Club「Until The Last Moment」

Record Club: Yanni “Until The Last Moment” from Beck Hansen on Vimeo.

Beckが中心となって、あるアーティストのアルバム1枚を1日でカバーしてしまおうというRecord Clubの第5弾から、「Until The Last Moment」のビデオが公開されました。今回の対象となったアルバムは、ギリシャのアーティスト、Yannniの『Yanni Live At The Acropolis』(1994)。原曲のメロディーとThurston Moore(Sonic Youth)のノイズ、荒々しいドラムがぶつかりあうアレンジは、かなり斬新ですね。

2010年7/18-7/24の注目リリース

今週リリースのうち、アルバムのJAMES YUILLまでは、8月1日発売のLOUD188号にてピックアップしております。そちらもよろしければチェックしてみてください。

ALBUMS

0718_jasmine.jpeg
JASMINE/ GOLD
’09年6月のデビュー以来、ゴスペルやクラブで培った高い歌唱力と、リアルな歌詞で人気を博しているR&Bシンガーの1stアルバム。これまでにリリースした5枚のシングルと新曲合わせて計14曲を収録し、ポップかつダンサブルなR&Bをベースに、レイヴィーなエレクトロ・ポップ、ワイルドなロック・チューン、ピアノ・バラードまで、多彩な楽曲を展開。
7/21リリース(R&B/ POP)★★★★★★★☆☆☆

0718_mizca.jpeg
Mizca/ ♡UFUFU♡
’09年10月にデビューし、レトロ・フューチャリスティックなサウンドと、キュートなビジュアル・イメージで注目を集めているエレクトロ・ポップ・アイコンの1stアルバム。これまでのシングルで展開してきたキラキラ感満点のアッパー・チューンから、ミドル~スロー・テンポのガーリー・ポップ、ディープなダンス・トラックまで、バラエティー豊かな楽曲を収録。
7/21リリース(ELECTRO POP)★★★★★★★☆☆☆

0718_hasebe.jpeg
DJ HASEBE/ Something Wonderful
’90年代初期に活動を開始し、今年で活動20周年を迎えるベテランDJによるミックスCD。’01年以降に手がけた自身のワークスのみを集めた作品で、ミドル・テンポのR&Bチューンを中心に31曲をミックス。オリジナルの新曲、「Last Vacation feat. RYO-Z (from RIP SLYME) & JUJU」も収録。
7/21リリース(R&B)★★★★★★★☆☆☆

0718_hwgm.jpeg
HERE WE GO MAGIC/ Pigeons
’09年に活動を本格化させた、ルーク・テンプル率いるUSブルックリンの5人組インディー・サイケデリック・ポップ・バンド。自然に囲まれた一軒家にこもって制作したこのニュー・アルバムでは、オーガニックかつシュールで、ときに催眠的なサイケデリック・ポップ・サウンドを展開。
7/21リリース(POP/ ROCK)★★★★★★★☆☆☆

0718_ArielPink.jpeg
ARIEL PINK’S HAUNTED GRAFFITI/ Before Today
風変わりなローファイ・ポップ・サウンドでカルト的人気を誇る、アリエル・マーカス・ローゼンバーグ率いるバンドによる、初のスタジオ録音作品。サイケ・ポップ、ガレージ・ロック、グラム・ロック、ニューウェイブ、ゴス、サーフ・ポップ、オールディーズ、ジャズ、ソウルといった要素が渾然一体となった、ファンタジックな音世界を展開。
7/21リリース(POP/ ROCK)★★★★★★★☆☆☆

0718_jamesjuil.jpeg
JAMES YUILL/ Movement In A Storm
’08年のデビュー以来、フォーキーなサウンドと、ダンサブルなエレクトロニカを融合させた独自のサウンドで人気を博しているSSWの2ndアルバム。彼らしい端正なアコースティック~エレクトロニックな音楽性はそのままに、ダンサブルな曲はより躍動的に、アコースティックな曲はよりソフトにと、メリハリのついた作品。
7/21リリース(POP/ ACOUSTIC)★★★★★★★☆☆☆

Klaxons「Echoes」

Klaxonsが、「Echoes」のPVを公開しました。「Echoes」は、Klaxonsが8/25に日本発売を予定しているセカンド・アルバム『Surfing The Void』のリード・シングルです。ビデオは、エジプトの砂漠で撮影されたということです。

『Surfing The Void』は、当初のリリース予定日から、少々発売が延期になっていますが、またお蔵入りということはなさそうなので、辛抱強く待ちましょう。