幻想的なメロディーで人気急上昇中の、エレクトロニックミュージック・クリエイター、DE DE MOUSE。彼が2月に発表したリミックス・アルバム&ライブDVD、『sunset girls remixes & more』のリリース・パーティーを、LOUDとnatalieバックアップのもと、京都&東京で開催しました! ここではその模様を、4月25日発売のLOUD173号に先駆けてレポートします。
LOUD & Natalie presents
DE DE MOUSE sunset girls remixes & more release party
Sunday, 1st March 2009 @ METRO, Kyoto
Thursday 5th March 2009 @ WOMB, Tokyo
LIVE: DE DE MOUSE, Traks Boys
[3/1] LIVE: KAGAMI / DJ: SONPUB / [3/5] LIVE: YMCK and more
前夜に行われたイベントでの打ち上げが行き過ぎたらしく、京都公演当日は、二日酔いで足下が危うかったDE DE MOUSEチーム(笑)。しかし、快晴のなか鴨川付近を散歩し、あっという間に復活しました。セッティングでは、プロジェクターやモニターを会場のMETRO店内中に配置。出演者、スタッフともに、イベントへの期待が膨らんでいきました!
トップバッターは、チップチューン・ユニット、YMCK。京都限定CM“あぜくら”のパロディーでライブをスタートさせました! 音と連動したセンスあふれるドット・グラフィックスを、オーディエンスは食い入るように見ていましたね〜。リリース・パーティーを祝し、YMCK「YMCKのテーマ」と、DE DE MOUSE「east end girl」のマッシュアップも披露。それを見たDE DE MOUSEは、“本当に愛情を感じた”と語っていました! その一方で、メロディアスかつハードなグルーヴを紡ぎ出す二人組、Traks Boysも、今後のクラブ・シーンで旋風を巻き起こすことを期待させる、ハイクオリティーなライブを見せてくれましたよ。続くDE DE MOUSEのライブでは、そのパフォーマンスに見とれる女の子ファンと、歓声を上げ踊りまくる男の子ファンが入り交じり、フロアはカオス状態に。今クラブ・シーンで、これだけポップかつクレイジーなライブを見せる男は他にいないでしょう!
一方東京公演は、エレクトロからブレイクビーツ、チップ・チューンまでを行き来する、SONPUBのハイブリッドなDJで幕開け。その後Traks Boysは京都公演に続き、ハード・マシンを駆使したスペイシーなライブを展開しました。テクノをベースにフィジェット・ハウスも交え、アッパー・チューンづくしのセットでフロアをロックした、KAGAMIも印象的でしたね!
トリのDE DE MOUSEは、ドラム、キーボード、VJを従えた編成で登場。まずは「555 is in your heart」で高速ブレイクスをプレイ、のっけからクラウドを熱狂の渦へと導きました! 途中、DE DE自身が大ファンという、TM NETWORKのカバーを披露するお茶目な演出もありましたよ(笑)。「dancing horse on my notes」では、曲の世界観に感涙する人が続出。そのまま、アンセム「baby’s star jam」になだれこみ、コール&レスポンスでフロアは大合唱に。会場の一体感がハンパじゃなかったです!
ブースの上でキーボードをぶん回したり、MCでフロアを煽りまくったりと、両公演でアグレッシヴなパフォーマンスを見せたDE DE MOUSE。等身大でぶつかっていく彼の真摯な姿にクラウドが呼応し、とてつもないパワーを生み出しているということを、このリリース・パーティーで感じることができました。その勢いたるや、DE DE MOUSE本人が“<RAW LIFE>を思い出した”とライブ後に語るほど。そんなDE DE MOUSEを、LOUD&iLOUDは今後も応援していきたいと思います!(URU)
photo SUE RYUJI(STAGE [TOKYO])