オーストラリアはメルボルン出身のエレクトロ・インディー・バンド、マイアミ・ホラー。海外のミュージック・ブログ/サイトでは、数年前から注目を集め、これまでに大量の公式・非公式のリミックスやオリジナル曲がアップされてきた逸材です。そんな彼らのデビュー・アルバム『イルミネーション』が、日本でも1月26日にリリースされることになりました。
ここでは、その『イルミネーション』の内容を、バンドの中心人物であるベンジャミン・プラントのコメントとともにご紹介します。
MIAMI HORROR
ポップでディスコでサイケなサウンドを放射する
オーストラリアの最新鋭エレクトロ・バンド
オーストラリアはメルボルン出身のエレクトロ・インディー・バンド、マイアミ・ホラー。海外のミュージック・ブログ/サイトでは、数年前から注目を集め、これまでに大量の公式・非公式のリミックスやオリジナル曲がアップされてきた逸材だ。メンバーは、バンドの中心人物であるベンジャミン・プラントのほか、ジョシュ・モリアーティー、アーロン・シャナハン、ダン・ホワイトチャーチの4名。当初は、ベンのソロ・プロジェクトだったが、デビューEP『Bravado』(’08)をリリースする際に、現在のメンバーを迎え入れ、ライブ・バンドにリニューアルしたという。その時の決断について、ベンは次のように語っている。
「そもそもファンク・ギターとディスコ・ベースを少しだけ使用する以外は、ギターを収録したくなかった。だけど、ジョシュがいろいろカッコいいギター・パートを弾いてくれたんだ。で、それを僕がやっていたことと合わせてみたら、誰もやったことのないサウンドが生まれてね。コレをライブで思いっきり楽しまないなんてもったいない、って思ったよ」
こうしてバンド化したマイアミ・ホラーは、早速ライブで注目を集め、音楽フェスへの参加はもちろん、フェニックス、ラ・ルー、リリー・アレンといったアーティストとも共演を果たし、活躍の場を広げてきた。
そんな彼らのデビュー・アルバム『イルミネーション』が、日本でも1月26日にリリースされることになった(日本盤は、ボーナストラック3曲収録)。本国オーストラリアでは昨年リリースされ、アルバム・チャート10位を記録した注目作だ。チルウェイブを代表するアーティスト、アラン・パロモ(ネオン・インディアン/ヴェガ)らをゲストに招き、彼ら独自の方法で、じっくりと制作を進めていったという本作。その音楽的な狙いは、“光沢のあるハイファイなサウンドを避けながら、バンドの現在の核となるものを正確に表現すること”だったそうだ。
「エレクトロニック・サウンドと、鮮やかに発展していくサイケ・ポップをミックスする願望にふけっていたよ。最初は、そんなこと僕たちにはできないって思ってたけど、そのうちに、どんどんファジーなサウンドをつくっていることに気付いた」
そしてベンはこう続ける。
「“スライド・ギターを5曲で使用している”って人に話すと、信じてもらえないんだ。“僕達らしくない”って言ってね(笑)。でも、クリス・アイザックっぽいってワケじゃないんだ。僕たちは、自分たちの音をディスコ調のプログポップって呼んでいるよ。僕たちにはピッタリの表現だと思う」
アラン・パロモが参加した「Holidays」や、オーストラリア・クラブ・チャートの2位を記録した「Sometimes」を筆頭に、とにかくポップでダンサブルでファンタジックなサウンドが目白押しの『イルミネーション』。本作は、進化を続けるエレクトロ・バンドの未来が詰まった好作だ。
photo Mia Mala McDonald
【アルバム情報】
MIAMI HORROR
Illumination
(JPN) EMI / TOCP-66986
1月26日発売
tracklist
01. インフィニート・キャニオンズ
02. アイ・ルック・トゥ・ユー
03. ホリデーズ
04. サマーサン
05. サムタイムズ
06. ムーン・セオリー
07. エコープレックス
08. イマジネーション
09. グランド・イリュージョン
10. ソフト・ライト
11. イルーミネイテッド
12. ウルトラヴァイオレット
13. サムタイムズ (Gloves Mix) (日本盤ボーナス・トラック)
14. アイ・ルック・トゥ・ユー (Lucid Stream Remix) (日本盤ボーナス・トラック)
15. ホリデーズ (Jamaica Remix) (日本盤ボーナス・トラック)
【オフィシャルサイト】
http://www.emimusic.jp/artist/miamihorror/
http://www.miamihorror.com/
【VIDEO】