2008年12月にWOMB主催のもと初開催されたダンスミュージック・フェスティバル、<WOMB ADVENTURE>。その第二弾が幕張メッセにて開催されました。ここでは、数千人の観客が訪れた当日の模様をレポートいたします!
WOMB ADVENTURE’09
Saturday 5th, December 2009 @ MAKUHARI MESSE, Chiba
LINE UP: WOMB WORLD WIDE Area: “Click 2 Click Special Showcase” RICHIE HAWTIN + DUBFIRE with Very Special Guest: JOSH WINK
LIGHTING: AIBA / LED EFFECT: NUMAN
KITSUNE Area: “Kitsuné Maison Night with Digitalism” DIGITALISM, GILDAS & MASAYA, HEARTSREVOLUTION, BENI, DEXPISTOLS
LIGHTING: SAITO / PIGI EFFECT: UNU
ENTRANCE INSTALLATION: YU MARUNO
www.wombadventure.jp
設置された二つのフロアのうち、まずは、WOMB WORLD WIDE Areaをチェック! 始めに登場したジョシュ・ウィンクは、クリック~ストレートなテクノでジワジワとビルドアップしていき、ロング・ブレイクを突っ込みながらテンションをアップ。後半は得意のアシッド・タイムへ突入し、ヨリス・ヴォーンの「Incident」をカットインするなど、卓越したプレイでフロアを大いに沸かせていました!
続いて、リッチー・ホウティンとダブファイアによるスペシャル・ユニット、Click 2 Clickが登場しました。Click 2 Clickとは、二人が普段DJで使用している装備をミキサーでつなぎ、それぞれのプレイをシンクロさせるというもの。Traktor Proや複数のコントローラー等を駆使した最先端のデジタルDJセットで、リッチーのディープかつストイックなミニマル / クリックと、ダブファイアの大バコ映えするテック・ハウスが見事に融合した、新感覚のサウンドを味わわせてくれました!ステージ全体を覆うLEDパネルに映し出された映像や、七色のレーザーも、Click 2 Clickのサウンドをいっそう引き立てていましたね!
もう一方のフロアは、いよいよここ日本で新プロジェクト、Kitsune Japonを始動させるジルダ & マサヤがプロデュースした、KITSUNE Area。こちららではまず、Kituneの新鋭アーティストであるベニとハーツレボリューションが好演を見せてくれました。その後は、Kitsuneの看板アーティストであるデジタリズムが登場! 彼らの代表曲「POGO」がプレイされると、フロアはもちろん大盛り上がりで、大合唱が起こっていましたよ!
続くジルダ & マサヤは、 『Kitsune Maison』シリーズでピックアップしているような、最新のエレクトロ~ポップ~ロックから、ダフトパンクなどのキラー・チューンまで幅広くプレイし、早耳リスナーをもうならせる選曲眼を発揮してくれました。ラストに登場したのは、国内のビッグ・パーティーに欠かせない存在となったDEXPISTOLS。全曲キラーともいえるハイ・テンションな選曲で、最後までクラウドの足を止めずに、堂々のトリを飾ってくれました!
サウンド面はもちろん、VJやライティング、ドリンク / フード・エリアに至るまで、前回からさらなる前進を遂げた、<WOMB ADVENTURE>。数々のパーティーをオーガナイズしてきたWOMBの経験値と冒険心によって、全く新しいフェスティバル空間が生み出されていました。次回開催にも期待してます!(text by Kenji Namiki)
photo STRO!ROBO, MASANORI NARUSE